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第22回 見た目が同じなのに何が違うの? 日本モデルと海外モデル

ゴルフギアの選び方
見た目が同じなのに何が違うの? 日本モデルと海外モデル

こんにちは! みんなゴルフ楽しんでる? ゴルフ坊やだよ!!
皆さんは、見た目はまったく同じ新品なのに、片方だけ価格が安いクラブを見たことはないかな?

こういったケースは海外ブランドのクラブに多いんだけど、実は日本で売るための日本モデルとアメリカを中心に売るための海外モデルが存在するんだ。この日本モデルと海外モデルは、ほとんど同じなんだけど、微妙に仕様が違う事が多いんだ。今日はその違いを教えちゃうよ。

ヘッドの性能は基本的に同じ

日本モデルと海外モデルそれぞれのヘッド性能は基本的に同じなんだ。
でもそれ以外のシャフトやグリップ、そして重さやクラブのバランスなんかがそれぞれ販売する国や地域のゴルファーに合わせてチューニングされているんだよ。
ヘッドの性能は基本的に同じ

海外モデルの方が同じフレックスでも硬い

パッと見ではほとんど差がない両モデルだけど、シャフトに大きな違いがあるんだ。
それぞれの販売地域で採用しているシャフトは、同じヘッドのものでもメーカーや種類がバラバラ。

スペックだけ比べても大きな違いがあるんだよ。同じフレックスSのシャフトが装着されているモデルを比べてみると、海外モデルは日本モデルと比べて一段階ぐらい硬い。海外モデルのR日本モデルのSぐらいの違いがあるんだ。
海外モデルの方が同じフレックスでも硬い

クラブ総重量は海外モデルの方が重い

こちらもちょっと見ただけでは分からない違い。海外モデルの方が同じスペックでも大体10gから差が大きいもので20g以上重くなっているんだ。これは前記した硬さもそうなんだけど販売されている地域の平均的な体格や力に合わせて設計されているから。

身体の大きい方が多いアメリカの人と、比較的小柄な人が多い日本人が同じスペックだとヘッドの性能を生かしきれない可能性があるからなんだ。
クラブ総重量は海外モデルの方が重い

ヘッドの性能は同じでも重さが異なる場合がある

クラブの総重量も海外モデルの方が重いものが多いんだけど、ヘッド単体として比べても海外モデルの方が重い設定になっているケースが多いんだ。

だから同じぐらいの重量のシャフトが入っている場合、海外モデルの方がスイングした時に感じるヘッドの重さ、いわゆるスウィングウェート(バランス値)が大きくなっている可能性がある。これもアメリカのゴルファーは重めのヘッドを好む人が多いからそれを考えての処置なんだよ。
ヘッドの性能は同じでも重さが異なる場合がある

海外モデルの方がほとんどの場合、価格が安い

日本モデルと海外モデルは、価格も違うんだ。
日本で買う場合、総じて海外モデルの方が安いんだよ。理由は、それぞれの地域で売られる価格設定が違うから。海外モデルの方は、日本モデルに比べて初めから価格が低めで設定されているからそれを輸入しているから日本モデルに比べて安く価格に設定できるんだね。

どちらがお得なのかは、使い方次第

日本モデルと海外モデルの違い分かってもらえたかな?
これだけ仕様が違うとスペックが同じ表記でも打つと結果がかなり変わってしまう可能性があるよね。購入する時は、日本モデルか海外モデルかを確認することがすごく大切だよ。

そのままなら日本モデル、リシャフトなら海外モデルがおすすめ

ちなみにどちらを購入したら良いか迷っているゴルファーに簡単な基準を紹介するよ。参考にしてみてね。

日本モデルがおすすめのゴルファー
  • リシャフトせずにそのまま使いたいゴルファー
  • 体力にあまり自信がないゴルファー
海外モデルがおすすめのゴルファー
  • リシャフトして使いたいゴルファー
  • 人より体力やパワーに自信があるゴルファー

リシャフトして使う場合、スウィングウェートを気にする方はヘッドの重さに注意してね。
リシャフトせずにそのまま使うんであれば、断然日本モデルがおすすめ! だって日本のゴルファーに合わせて最適なシャフトになっているんだから!

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