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第23回 アイアンって何番から入れるのが一番良いの?

ゴルフギアの選び方
アイアンって何番から入れるのが一番良いの?

こんにちは! ゴルフ坊やだよ!!
突然だけど皆さんは、アイアンを何番からバッグに入れていますか?
最近では「なんとなく5番アイアンから」というゴルファーが多いんじゃないかな?

でも一人一人技量やパワーが違うんだからもっと色々な考え方が合っていいと思うんだ。今日は、自分に合った最適なアイアンの本数を一緒に考えてみよう!

あらためて確認、アイアンってどんなクラブ?

ウッド系と大きな違いは重心位置

ウッド系と大きな違いは重心位置

アイアンとウッド系のクラブの大きな違いは重心位置にあるんだ。ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティは、フェース面の後ろに奥行があるので、重心が深くそして低く設定しやすい。重心の違いによる詳細はドライバーを題材に、第6回にお話しした通り。重心が低いとボールが高く上がりやすく、深ければ芯を外した時に曲りや飛距離ロスに少なくなるんだ。

一方、アイアンは奥行がないから重心を深くするのには限界がある。その分ウッド系と比べて、手で握っている「シャフトの位置」から重心位置が近いからヘッドの操作がしやすくボールに当てやすいというメリットがあるんだ。

ウッドは飛距離、アイアンは方向性

ウッドは飛距離、アイアンは方向性
当たり前に聞こえるかもしれないけど、それぞれの持ち味を考えると必然的にウッドは飛距離を出すクラブ、アイアンは目標を狙うクラブになるんだ。ウッド系は、ロフトを立ててもボールが上がりやすくミスに強いので、クラブを長くして飛距離を出せるクラブを作りやすい。

アイアンはフェース面にボールを当てやすく、目標方向に打ち出しやすいので長さやロフトを細かく等間隔にずらして同じスイングで距離別に目標地点を狙うクラブを作りやすいんだ。

得意分野があれば苦手分野も存在する

得意分野があれば苦手分野も存在する
ここまでウッド系、アイアンの得意分野を説明したけどもちろんそれぞれの苦手分野だってあるんだ。ウッド系は、ロフトを大きく寝かすとボールが必要以上に上がっちゃって、ちょっとした風やミスで飛距離が狂いやすくなる。

アイアンは、ロフトを大きく立たせるとキャリーに必要な打ち出し角が稼げず、番手を大きくしても飛距離が変わらなくなっちゃう。まとめると以下のようになるよ。

ウッド系

・打点によるミスに強い
・ボールが上がりやすい
・ロフトを大きく寝かすとボールが上がり過ぎてコントロールしづらくなる

アイアン

・フェース面にボールを当てやすい
・目標方向に打ち出しやすい
・ロフトを大きく立てるとボールが上がらず飛距離が出にくくなる

これを知っておくと、自分にあったクラブの組み合わせを選ぶのにすごく役立つよ!

自分の短所を補ってくれるのはアイアン? ウッド?

アイアンとウッド系、それぞれの特徴が分かったら、後は自分の不得意な部分を補ってくれるクラブを使えばゴルフは楽になるよね。

方向性に悩んでいるならロングアイアンを増やそう

方向性に悩んでいるならロングアイアンを増やそう
例えば、方向性に悩んでいるのならアイアンの飛距離の出る番手の本数を増せばいいんだ。ウッド系に比べて長さも短いし、ボールを捉えやすいから、方向性を高めつつ、飛ばせる飛距離をアップさせることができるよね。

ここで「私は、アイアンが好きだけどパワーがない」「ロングアイアンは打ち出し角が低くって飛距離が出ない」って人もいると思う。そんな方は、「飛び系アイアンの長い番手の単品」や、「アイアン型ユーティリティ」をチェックしてみて!

飛び系アイアンはロングアイアンも球が上がりやすく、打ちやすくなっているから一本だけ混ぜるのもすごく効果的。アイアン型ユーティリティにはアイアンのように打てて打ち出し角が上がりやすいモデルもあるから、組み合わせの幅が広がるよ。

ヘッドスピードの速くないゴルファーはウッド系を増やすと楽になる

ヘッドスピードの速くないゴルファーはウッド系を増やすと楽になる
女子プロのクラブセッティングを見れば良く分かるけど、男子に比べてウッド系のクラブが多い。これはパワーがなくても楽にボールが上がり、距離を稼ぎやすいからなんだ。アイアンが少ないプロは7番からなんて人もいるんだよ。

高さの出しやすいウッドを使うことで力がなくてもキャリーを増やし、クラブの番手差をしっかり出せるようにしているんだ。砲台のグリーンや、打ち上げで途端に飛ばなくなるなんて人はおすすめだよ。

ウッドとアイアンの繋がりは番手の数字だけでは決めない方がいい

アイアンはセットで購入するから中々、抜いたり足したりするのが大変だけど、自分の悩みに合わせてクラブの組み合わせを入れ替えるだけでミスを減らせるなら試す価値はあるよね!

ロフトと長さを確認してから購入しよう

いつものようにまた簡単にまとめてみたから参考にしてみてね。

アイアンを多めに3~4番アイアンからのセッティングがおすすめのゴルファー
・方向性に悩んでいるゴルファー
・長いクラブが苦手なゴルファー
・ミート率があまり高くないゴルファー

ウッド系を多めに、6~7番アイアンからのセッティングがおすすめのゴルファー
・ヘッドスピードが控えめなゴルファー
・弾道が低めなゴルファー
・アイアンでダフリが多いゴルファー

市販されているほとんどのアイアンは3番~4番等のロングアイアンは単品で取り扱っているので自分の使っているアイアンと同じものがあるか探してみてね。もし、無いようであれば飛び系のロングアイアンだけ入れてみるのもOK!

フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンの距離の間隔を作るにはロフトと長さをしっかりチェックしよう。特にブランドやメーカーが変わると、番手の表記とロフト設定の組み合わせがメーカーごとにマチマチだから注意が必要だよ。

例えば、同じ「4I」でも21度と24度、なんて1番手分変わっちゃうこともあるんだ。ロフトの間隔や長さの差などがあるかどうかを確認して購入するようにしよう。

3~4番アイアンからのセッティングが当てはまる方で弾道が低めな人はアイアン型UTを、
6~7番アイアンからのセッティングが当てはまる方で弾道が高めの方はショートウッドよりもウッド型のUTを多めに入れるようにするのがおすすめだよ。

次回はもう少し詳しくセッティングのお話をする予定なので楽しみに待っててね!