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第42回 まるで別物になる? パターのグリップとヘッドの相性

ゴルフギアの選び方
まるで別物になる? パターのグリップとヘッドの相性

まるで別物になる? パターのグリップとヘッドの相性


ヤッホー!! ゴルフ坊やです!
以前このコラムでパターグリップのお話をしたんだけど、その記事を読んだ方から「パターはグリップで使い勝手が変わるのは分かったけど、組み合わせるヘッドによってはどう変わるの?」というご質問を頂きました!

メーカーさんも同じヘッドに違うグリップを刺して打っていたりするから、これは確かに気になるよね~。じゃあ今日はこの疑問を解決しちゃいましょう!


相性の良いヘッドとグリップってどういうこと?


同じ特性を持ったヘッドとグリップの組み合わせがベター

グリップとヘッドの相性は、基本的に同じ特性を持った物同士が合うんだ。操作性が良いヘッドには操作しやすいグリップオートマチックに動くヘッドなら、余計な動きがしづらいグリップっていう感じ。

これが一致していないと一部の例外を除いてヘッドが動きたがる特性をグリップが邪魔したり、自分が操作しようとしたときに操作しづらくなったりするから注意してね。


パターのヘッドとグリップの相性は、操作性を重視したヘッドなら操作のしやすいグリップが合う。


オートマチックに打ちやすいヘッドなら、余計な操作のしづらいグリップが合う。

具体的な例 その1:大型マレットタイプと太めのグリップ

ここからは、具体的に相性の良いヘッドタイプとグリップタイプを紹介していくよ。

最近多く見られる大型のマレットタイプは、オートマチックでストレート軌道に動きたがるモデルが多く、こういったタイプには余計な動きがしづらいグリップが合うよ。
 
具体的なグリップタイプは、太めのタイプ、太さが均等なノンテーパータイプ、グリップ自体が長い中尺グリップタイプなど。
 
これらのグリップに共通していることは、手首が使いづらいこと。
ショルダーストロークで振りやすくなるので、オートマチックに動くヘッドの特性を生かしやすくなるんだ!


オートマチックに動く大型マレットには、余計な動きをしづらくなる
太いタイプ、ノンテーパータイプ、中尺タイプなどのグリップが合う。


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具体的な例 その2:L字マレットと細めのグリップ

上級者に人気のL字マレットタイプは、操作性が高く微妙なタッチが出しやすいモデル。だからグリップも操作のしやすいタイプが、相性が良いんだよ。
 
基本は細めが合うんだけど、太めが好きな人は、ヘッドに向かって細くなっていくテーパーグリップがおすすめ。その方が、利き手で握るところが細くなるので感覚が生かしやすいんだ。
 
ちなみに持つ手を上下入れ替えるクロスハンドと呼ばれる持ち方は、オートマチックに打ちやすくするための握り方。
だからL字など、操作性の良いヘッドにはあまり向かないから覚えておいてね!


操作しやすいL字(マレット)には、操作のしやすい
細いタイプ、テーパータイプなどのグリップが合う


具体的な例 その3:ブレードタイプには、自分が打ちたいストロークがしやすいグリップ

操作もしやすく、色々な打ち方ができるブレードタイプはどんなグリップを入れてもそれほど邪魔をしないんだ。だからブレードタイプなら自分が理想としている打ち方に合ったグリップを選ぶことができるよ。
 
ブレードタイプは色んなメーカーさんから出ているけど、ネックが同じクランクネックなら極端な性能の違いはないから、刺さっているグリップで選んでも良いかもね。


どんな打ち方にも対応できるブレードタイプには、自分が打ちやすいどんなタイプのグリップを入れてもヘッドの邪魔をしない


具体的な例 その4:センターシャフトとノンテーパーグリップ

芯の近くにシャフトが装着されているセンターシャフトと呼ばれるタイプは、芯に当てやすいけれどもグリップの動きに対してとてもシャープにヘッドが反応するんだ。だから余計な動きをしづらいグリップがおすすめだよ
 
ノンテーパーグリップは、手首の余計な動きを抑制してくれるからヘッド軌道を安定させやすくなるよ


芯に当てやすいがヘッドが敏感に動くセンターシャフトには、手首の動きを抑制しやすいノンテーパーグリップや太めのグリップが合う。

ヘッドとグリップの特性があっていないモデルを使っていたら?


それぞれの特性を理解していれば予想外のミスは防げる

パターグリップのお話、どうだった?
パターはヘッド選びももちろん大切だけど、グリップが違うとまた使いやすさが変わってくるクラブ。
だからこれからはしっかりグリップもチェックしてパターを選んでみてね。
 
もし今使っているパターのヘッドとグリップの特性があっていなくても、
ヘッドとグリップそれぞれの特性を理解していれば、極端なミスは防げるよ。
 
でもパターは気になる点があるとスムーズにストロークするのが難しくなるから、できるだけヘッドとグリップの特性が揃ったパターを使うともっとミスが減らせると思うよ!


安定感バツグン! マレットパター

操作性が高いL字マレットパター

※価格は、2016年5月27日現在の当社売価となり、価格は随時変動しますのでご了承下さいませ。


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