目次
- 1 まるで別物になる? パターのグリップとヘッドの相性
- 2 相性の良いヘッドとグリップってどういうこと?
- 3 同じ特性を持ったヘッドとグリップの組み合わせがベター
- 4 具体的な例 その1:大型マレットタイプと太めのグリップ
- 5 具体的な例 その2:L字マレットと細めのグリップ
- 6 具体的な例 その3:ブレードタイプには、自分が打ちたいストロークがしやすいグリップ
- 7 具体的な例 その4:センターシャフトとノンテーパーグリップ
- 8 ヘッドとグリップの特性があっていないモデルを使っていたら?
- 9 それぞれの特性を理解していれば予想外のミスは防げる
- 10 安定感バツグン! マレットパター
- 11 操作性が高いL字マレットパター
まるで別物になる? パターのグリップとヘッドの相性
-
ヤッホー!! ゴルフ坊やです!
以前このコラムでパターグリップのお話をしたんだけど、その記事を読んだ方から「パターはグリップで使い勝手が変わるのは分かったけど、組み合わせるヘッドによってはどう変わるの?」というご質問を頂きました!メーカーさんも同じヘッドに違うグリップを刺して打っていたりするから、これは確かに気になるよね~。じゃあ今日はこの疑問を解決しちゃいましょう!
相性の良いヘッドとグリップってどういうこと?
同じ特性を持ったヘッドとグリップの組み合わせがベター
グリップとヘッドの相性は、基本的に同じ特性を持った物同士が合うんだ。操作性が良いヘッドには操作しやすいグリップ、オートマチックに動くヘッドなら、余計な動きがしづらいグリップっていう感じ。
これが一致していないと一部の例外を除いてヘッドが動きたがる特性をグリップが邪魔したり、自分が操作しようとしたときに操作しづらくなったりするから注意してね。
-
パターのヘッドとグリップの相性は、操作性を重視したヘッドなら操作のしやすいグリップが合う。 -
オートマチックに打ちやすいヘッドなら、余計な操作のしづらいグリップが合う。
具体的な例 その1:大型マレットタイプと太めのグリップ
-
ここからは、具体的に相性の良いヘッドタイプとグリップタイプを紹介していくよ。
最近多く見られる大型のマレットタイプは、オートマチックでストレート軌道に動きたがるモデルが多く、こういったタイプには余計な動きがしづらいグリップが合うよ。
具体的なグリップタイプは、太めのタイプ、太さが均等なノンテーパータイプ、グリップ自体が長い中尺グリップタイプなど。
これらのグリップに共通していることは、手首が使いづらいこと。
ショルダーストロークで振りやすくなるので、オートマチックに動くヘッドの特性を生かしやすくなるんだ! -
オートマチックに動く大型マレットには、余計な動きをしづらくなる
太いタイプ、ノンテーパータイプ、中尺タイプなどのグリップが合う。
–>
具体的な例 その2:L字マレットと細めのグリップ
-
上級者に人気のL字マレットタイプは、操作性が高く微妙なタッチが出しやすいモデル。だからグリップも操作のしやすいタイプが、相性が良いんだよ。
基本は細めが合うんだけど、太めが好きな人は、ヘッドに向かって細くなっていくテーパーグリップがおすすめ。その方が、利き手で握るところが細くなるので感覚が生かしやすいんだ。
ちなみに持つ手を上下入れ替えるクロスハンドと呼ばれる持ち方は、オートマチックに打ちやすくするための握り方。
だからL字など、操作性の良いヘッドにはあまり向かないから覚えておいてね! -
操作しやすいL字(マレット)には、操作のしやすい
細いタイプ、テーパータイプなどのグリップが合う
具体的な例 その3:ブレードタイプには、自分が打ちたいストロークがしやすいグリップ
-
操作もしやすく、色々な打ち方ができるブレードタイプはどんなグリップを入れてもそれほど邪魔をしないんだ。だからブレードタイプなら自分が理想としている打ち方に合ったグリップを選ぶことができるよ。
ブレードタイプは色んなメーカーさんから出ているけど、ネックが同じクランクネックなら極端な性能の違いはないから、刺さっているグリップで選んでも良いかもね。 -
どんな打ち方にも対応できるブレードタイプには、自分が打ちやすいどんなタイプのグリップを入れてもヘッドの邪魔をしない
具体的な例 その4:センターシャフトとノンテーパーグリップ
-
芯の近くにシャフトが装着されているセンターシャフトと呼ばれるタイプは、芯に当てやすいけれどもグリップの動きに対してとてもシャープにヘッドが反応するんだ。だから余計な動きをしづらいグリップがおすすめだよ。
ノンテーパーグリップは、手首の余計な動きを抑制してくれるからヘッド軌道を安定させやすくなるよ! -
芯に当てやすいがヘッドが敏感に動くセンターシャフトには、手首の動きを抑制しやすいノンテーパーグリップや太めのグリップが合う。
ヘッドとグリップの特性があっていないモデルを使っていたら?
それぞれの特性を理解していれば予想外のミスは防げる
パターグリップのお話、どうだった?
パターはヘッド選びももちろん大切だけど、グリップが違うとまた使いやすさが変わってくるクラブ。
だからこれからはしっかりグリップもチェックしてパターを選んでみてね。
もし今使っているパターのヘッドとグリップの特性があっていなくても、
ヘッドとグリップそれぞれの特性を理解していれば、極端なミスは防げるよ。
でもパターは気になる点があるとスムーズにストロークするのが難しくなるから、できるだけヘッドとグリップの特性が揃ったパターを使うともっとミスが減らせると思うよ!
-
安定感バツグン! マレットパター
-
操作性が高いL字マレットパター
※価格は、2016年5月27日現在の当社売価となり、価格は随時変動しますのでご了承下さいませ。
コラムバックナンバー
- 第41回 男子プロと女子プロのギア選びの違いって何?
- 第40回 アイアンシャフト「スチール」と「カーボン」の違いって何?
- 第39回 ゴルフクラブの芯って何のこと?
- 第38回 これにこだわればスコアアップ間違いなし? ピッチングとサンドのあいだのウェッジ
- 第37回 誰もが憧れる「スコッティ・キャメロン」。人気の秘密はどこにある?
- 第36回 初級者と上級者では「やさしいアイアン」は実は違う!
- 第35回 自分の打ち方にあったパター使ってる? 気持ちいい「構えに合わせたパター」の選び方
- 第34回 カチャカチャしたら別のクラブに大変身! ウェイト可変型ドライバーの活用法
- 第33回 大人気ゼクシオ! 人気の秘密はどこにあるの?(アイアン編)
- 第32回 ピンタイプパターにも、実は種類がたくさんある
- 第31回 サンドウェッジの構造が分かればバンカーは怖くない!
- 第30回 自分に合うのは長男? 次男? ドライバー兄弟モデルの選び方
- 第29回 初心者や苦手な人に効く! やさしいアイアンの選び方
- 第28回 スピン系? ディスタンス系? ボールってどうやって選べば良いの?
- 第27回 慣性モーメントって高いと何が良くなるの?
- 第26回 パターマット(練習グッズ)はこう使えば上手くなる!
- 第25回 プロもこだわる パターグリップ最新事情
- 第24回 これが決まるとゴルフが楽になる! 14本のフォーメーション
- 第23回 アイアンって何番から入れるのが一番良いの?
- 第22回 見た目が同じなのに何が違うの? 日本モデルと海外モデル
- 第21回 コイツを買えばココに効くっ! スイング系練習器具の見分け方
- 第20回 パター、二刀流のススメ
- 第19回 何でダフっていいの? バンカーショットのメカニズム
- 第18回 確かに飛ぶ! 飛び系アイアンの飛びの秘密
- 第17回 特徴を知れば断然やさしい! ショートウッドのお話
- 第16回 正しく使えば、いいこと尽くめ! ドライバーのカチャカチャ機能
- 第15回 パットで狙ったトコに打てない人はフェース位置をチェック
- 第14回 使えば簡単! 結果が出ればカッコイイ! チッパーのお話
- 第13回 アイアンの形状の話。”良い顔”ってどんな顔?
- 第12回 ソールでわかる!おすすめフェアウェイウッドの選び方
- 第11回 アナタが欲しいのはどっち!? 一発の飛び? それとも平均飛距離?
- 第10回 そのミスショット! クラブの重さが原因じゃないですか?
- 第9回 パターで一番大切? 距離感の合うパターとは
- 第8回 上手い人がこだわるフォージドって何が良いの?
- 第7回 実は奥が深いユーティリティ
- 第6回 飛ばしのための流行テクノロジーは浅重心と深重心
- 第5回 パターの形には見た目以上に意味がある
- 第4回 ザックリが減るウェッジはこんな形
- 第3回 ミスに強いアイアンはヘッドの形で分かる
- 第2回 フェアウェイウッドとユーティリティ、それぞれの得意技!
- 第1回 自分に合ったドライバーの見極め方法とは?