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第53回 フェアウェイウッドとユーティリティの効果的な組み合わせはコレだ!

ゴルフギアの選び方
FWとUTの効果的な組み合わせはコレだ!
こんにちは!ゴルフ坊やだよ。
今日は意外と難しいフェアウェイウッド(以下FW)とユーティリティ(以下UT)の組み合わせについてのお話です。

以前のコラムでも書いたけど、UTはクラブのジャンルとしては一番新しく、簡単に言っちゃえば形状も役割もFWとアイアンの中間に位置するクラブなんだ。

今日は分かりやすくするために、シチュエーションをいくつか決めてFWとUTの組み合わせについてお話するね。
ではいってみよう!

フェアウェイウッドとユーティリティ、それぞれの特性を知っておこう

最初にそれぞれのクラブの特性やメリット・デメリットをあらためて確認しておこうね。

距離が出しやすく、ボールが上がりやすいのがフェアウェイウッド

FWのメリットは距離が出しやすく、高さを出しやすいこと。
ヘッド後方の張り出しが大きい形だから、重心を深くできるのでUTやアイアンよりボールが上がりやすくなるんだ。また重心が深いとミスヒットにも強くできるから、クラブを長くしてもミスの幅や飛距離ロスを少なくできるんだよ。

デメリットはやっぱり長いから、その分だけミートしづらくなるってことだね。
でも、これはFWのメリットである距離を出すためには長くする必要があるから、仕方ないことなんだ。

距離が出しやすく、ボールが上がりやすいのがフェアウェイウッド
芝から打つクラブとしては一番長く設計されているFW。クラブ長を長く設計することで飛距離が出しやすく、重心の深い大きめのヘッドでロフト以上にボールが上がりやすく、打点のミスに強い。そのぶん長さのためミートがしづらいのが欠点。

ミートしやすく目標に打ち出しやすいのがユーティリティ

UTのメリットは、FWと比べて長さが短いのでミートしやすいということと、ヘッド後方の張り出しが小さめだからアイアンと近い振り心地になり目標に打ち出しやすいということ。

デメリットとしては、ロフトの立っているUTでも3番ウッドほど距離が出しにくいし、FWと比べて高さが出しにくいところだね。

ただ、UTはFWとアイアンの良いところ取りのクラブ。だから、デメリットと言ってもあくまで「FWと比べて」っていうくらい。特別ニガテっていうほどではないよ。

ミートしやすく目標に打ち出しやすいのがUTUTはFWと比べてクラブの長さが短く、ヘッド後方の張り出しが小さい。そのためミートがしやすく目標にボールが打ち出しやすい。FWよりボールの高さが出しにくいがそのぶん強い弾道は打ちやすい。

コースによって、フェアウェイウッドとユーティリティの組み合わせを変えてみよう!

ここからは、どんなFWUTのどんな組み合わせが効果的なのかをお話していくよ。皆さんがイメージつきやすいようにコースのシチュエーションに合わせて説明していくね。

アップダウンのきついコースではFW多めが効果的

まず、ごくごく一般的なセッティングは、
ドライバー、3W、5W、UT21度、UT24度、アイアン5I~9I、PW、AW、SW
ってところかな?

アップダウンのきついコースではFW多めが効果的

これを例えば、アップダウンのきついコースを攻略するのに適したセッティングにすると
ドライバー、3W、5W、7W、UT24度、UT27度、6I~9I、PW、AW、SW
って感じなるんだ。

FWを増やしたセッティング変更点はこんな感じ。
・ボールの上がりやすいFWを1本増やす
UTをロフトの多いモデルに変更
・アイアンを6Iからにして、本数と距離を調整

アップダウンのきついコースでは高いキャリーが出ないと、距離感が合いにくくなってしまいスコアを作るのがとても難しくなるよね。

だったら、初めからボールの上がりやすいクラブを使用していれば、余計なプレッシャーも減るし、距離感も出しやすくなる。パワーがない人でも飛距離が出しやすいセッティングでもあるから、飛距離に悩んでいる人にもオススメのセッティングなんだよ。

狭いコースや風が強いコースなどではUTが活躍する

今度は、狭かったり風が強くて少しでもミスすると、あっという間にペナルティになってしまうようなコースではUTの本数を増やすと効果的だよ。

UTは目標に打ち出しやすく、ボールが上がり過ぎないからFWでは風の影響を強く受けてしまうような状況でも曲りを抑えることができるんだ。

具体的には
ドライバー、3W、5W、UT18度、UT21度、UT24度、5I~9I、PW、AW、SW
といった感じかな?

5Wや7Wはボールが上がりやすいから、少しでもミスしたり、風に巻き上げられてペナルティになってしまったりするからこういったコースでは使いにくいんだよね。

そこで、弾道を抑えて目標に打ち出しやすいUTなら風にも強く、環境が厳しければ厳しいほど活躍してくれるよ。18度ぐらいのロフトが立っているモデルだと5Wぐらいの飛距離が出るからウッドが苦手な人にもオススメだよ。

UTを増やしたセッティング
FWを1本にし、強い弾道が打ちやすく目標方向に打ち出しやすいUTを3本に増やしたセッティング。狭いコースや風の強いコースなどでミスしても曲りをおさえるために適している。

よく行くコースの特定のホール攻略に合わせるのもあり

コースの環境に合わせてFWUTの組み合わせを変えると、ミスの幅を抑えることができるっていうこと分かってくれたかな? 今度はさらにそこから踏み込んだセッティングのお話をするね!

皆さんはよく行く特定のコースってあるかな?
もし同じコースを良く回る機会が多いゴルファーなら、苦手なホールや距離の長いPAR3などに合わせてFWUTを入れてみよう。

「たった1ホールだけのために?」 って思っちゃうかもしれないけど、苦手なホールを攻略することが簡単になるし、他のホールで使わないわけじゃないから、思うよりも不便なところはないんだ。

今まで、特に組み合わせを気にしていなかった方は、次にFWUTを買う時に苦手なホールを思い出してみてから番手を決めてみてね!

良く行くコースの特定のホール攻略に合わせるのもあり
ラウンドする機会の多いコースの、長めのPAR3や苦手なホールに合わせてFWやUTの番手を選ぶと余計な技術を使わなくて良くなるのでミスを軽減できる。

組み合わせる時は、重さに注意しよう

FWとUTの組み合わせのお話はどうだったかな?この二つのジャンルは、単品で購入できるから、自分の好みに組み換えしやすいんだ。

メーカーがバラバラでも重さを合わせればギリギリOK

FWとUTは形状が違うから、全然違うブランドでも自分が打ちたい弾道や距離が打てればOK!

ただ、ミスを減らすためにFWでもUTでもクラブが短くなるにつれ、クラブの重量が重くなっているものを購入してね。短いモデルの方が軽かったりするとミスをしやすくなるんだ。

ゴルフドゥ!のお店にはセッティングにも詳しい店員さんが多いから、お店が近かったら一度相談してみてね。中古クラブなら、その場で試打できるお店も多いし、セッティングを見直すなら是非お店へ行ってみよう!
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