基本的に軟鉄鍛造の単一素材の打感を得るためにはゴリゴリのマッスルバックを選択すべきですが、それは難しい（一般に距離が出なくて苦労する）。このアイアンはロフトはちょい飛び（７番２９°）なので飛距離は結構出ます。
弾道はやや低めになるかも知れないけど、問題になるほどではないです。（が、高弾道じゃなきゃダメ、かつH/Sがあまり高くない人には向かないかも）
色々なアイアンを打ちましたが、これほどの打感はナイキのVRブレードアイアンくらいしかありません。柔らかく且つ手ごたえがある打感です。芯を外したときは打感悪いですが、結果はそこまで悲惨なことにはならないです。直進性は結構高いと思います。

ゴルフ歴は37年になり、アイアンセットは8セット目になります。最近は飛距離が出なくなり、ここ数年はやさしいといわれるゼグシオ11アイアン（カーボンシャフト）を使っていましたが、クラブの重量のせいかなんとなく物足りなくなり、昨年このクラブに出会い買い換えました。少し値段は高かったですが、その値段に見合うだけの価値はあったと感じます。飛距離や方向性はゼグシオ11と比較してそれほど変わりませんが、単一軟鉄素材の打感は紛れもなくピカイチ。またデザイン的にも複合素材のアイアンにありがちなメカニック的なものがなく、大変美しいと感じます。8セット目にして最高のアイアンに出会えたと思う。