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マレットパターとネオマレットパターの違いと選び方

ゴルフギアの選び方
マレットネオマレット アイキャッチ画像

ヤッホー!ゴルフ坊やだよ!!
今回は、パターの形についてのお話だよ。皆さんはどんなパターを使っているかな?
ブレードタイプ?それともマレットタイプ?
パターは様々な形が合って選ぶのにちょっと悩んじゃうよね。

一般的にミスに強い、やさしいと言われているのがマレットタイプと呼ばれる形状だよ。マレットとは、木槌のことで、ヘッドの後方が比較的大きくなっているパターの事を指すよ。

そんなマレットタイプの中にも種類があるんだ。大きく二つに分かれていて、「マレット」とか「小型マレット」と呼ばれるタイプと「ネオマレット」、「大型マレット」なんて呼ばれるタイプに分類できるよ。

どちらもよく似た形状ではあるんだけど、実は結構違うんだ。何がどう違うのか説明していくね~。

ネオマレットというジャンルを生んだスパイダー

もともとパターには、ヘッドサイズが大きく、投影面積の広いタイプのモデルはなかったんだ。昔は、今みたいな金属可能技術はないから、大きく作ると重くなってしまって作ることができなかったんだよ。

技術が進化し、ある程度ヘッドの大きなパターが作られるようになってからは、ヘッドに線や溝、窪みなどを入れることにより、フェースの向きが分かりやすい、目標に正しく構えやすいとアマチュアに人気になり、ひとつのパタージャンルとして定着したんだ。

その後、マレットタイプは様々なヘッドタイプが販売されるも、大きな動きがなかったんだけど、ひとつのモデルの発表によって、マレットタイプは大きく変化することになるんだ。

そのモデルはテーラーメイドのスパイダー
今までのマレットタイプとは違い、とっても大きい投影面積の大きなヘッドを作成。ヘッドの中央付近は軽い素材で、外周に重い素材を使い分けることで、今でいう高い慣性モーメントを実現。

さらにヘッド後方の左右にウェートを搭載することで、振り子のストロークがしやすく、とってもミスに強いモデルとして登場したんだ。


パターに新たなジャンルを作ったと言っても過言ではない「テーラーメイドのスパイダー」。投影面積が大きめのパターはいくつか販売されていたが、プロアマ問わず、ここまで多くの支持を得たマレットタイプはなかったと言える

このスパイダーを使い、一部のツアープロが活躍したこともあり、空前の大ヒット!!
その後、こういった投影面積がとても大きくて、ヘッド後方にウェートを搭載した重心の深いモデルを「ネオマレット」と呼ぶようになったんだ。

マレットパターの強み

もともとミスへの強さや構えやすさがメリットだったマレットタイプだけど、ネオマレットが誕生したことによってバランスの良さがメリットになったんだ。

パター人気ランキング マレット型#5984

投影面積の大きさやミスへの強さはネオマレットにはかなわないけど、大きければ誰にでも良いってわけじゃないんだ。大きすぎて違和感があるってゴルファーもいるし、オートマチック過ぎて振りづらいってゴルファーも出てくる。

操作性やフィーリングを生かしやすいブレードタイプよりはミスに強くてやさしく、ネオマレットよりは操作性があり、扱いやすい。そんなバランスの良さがマレットの良さなんだ。


ブレードタイプではうまく構えられない、ちょっと敏感過ぎる。でもネオマレットでは大きすぎて違和感があるし、上手くストロークできない。そんなゴルファーに受け入れられているのがマレットタイプ

ネオマレットの強み

投影面積が大きく、重心が深いネオマレットの強みは、少々の打点のズレをものともしない、ミスへの強さ。重心が深く設定されているから、芯を外してもヘッドがブレにくいんだ。

さらに他のタイプのヘッドより少し重めに設定されている事が多いから、ゆったりとした振り子のストロークがしやすく、よりオートマチックにパッティングすることができるんだよ。

パター人気ランキング ネオマレット型#5984

強い個性を持つネオマレットは当然合わないゴルファーもいるよ。例えば、パッティングでも操作をしたいとか、ストロークテンポが比較的早いなんて特徴を持ったゴルファーは、使いづらいと感じるかもしれないね。

パターに任せてできるだけ自分は余計な事をしたくないと考えるゴルファーにはネオマレットは合うと思うよ。


重心が深く、ゆったりとストロークするのに適した構造になっているネオマレット。少々のミスは打ち消してくれるが、操作性や急なアジャストは受け付けてくれない

まとめ

やさしいパターの代名詞として扱われるネオマレットだけど、個性が強いだけに合わないゴルファーもいるってことは意外と知られていないんだ。

最近は、形状はネオマレットだけど、フェース側にウェートを搭載し、やや重心を浅くして少し操作性を持たせたタイプなんかも発売されているよ。

また同じヘッドでもネック形状を複数用意して、振り心地を変えたタイプなんかもあるから、すべてのモデルをひとつのグループでまとめるのが難しくなってきているんだ。

とはいえ、ヘッドが大きく投影面積が大きいモデルは総じてオートマチックに振りやすい味付けにはなっているから、それが苦手ならネオマレットではなく、マレットにした方が振りやすいと感じるはずだよ。是非参考にしてみてね~。