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100ヤード前後のアプローチのコツ。ウェッジの使い分け方法を紹介!

スコア100切りのコツ

残り80~100ヤードという中途半端な距離でのアプローチに悩まされている人は多く、中にはこの距離になってしまうと苦手意識を持つゴルファーも多いのではないでしょうか。

アプローチは飛距離ごとに打ち方が異なるので、今回は100ヤード前後のアプローチに絞って説明します。本記事を読んで、100ヤード前後のアプローチ克服の参考になれば幸いです。

100ヤード前後のアプローチで使うクラブは?

100ヤード前後のアプローチで使うクラブは、だいたい以下の4種類です。
・9番アイアン
・ピッチングウェッジ
・アプローチウェッジ
・サンドウェッジ

9番アイアンかウェッジ、といった短いクラブを使うことが多いです。ロブウェッジというウェッジもありますが、ロフト角が60度以上と非常に大きく、あまりアマチュア向きではないとも言われており、ので本記事では開設を省かせていただきます。

9番アイアンでのアプローチ

アプローチというとウェッジで行うイメージがありますが、9番アイアンもアプローチ向きです。9番アイアンはウェッジとは違いバウンスがないので、ダフリのミスがしにくいのが大きな利点。

一般男性の平均飛距離は115ヤードと、ピッチングウェッジよりも10ヤード長いです。残りの距離でクラブを使い分けられるようにしましょう。

ピッチングウェッジでのアプローチ

ピッチングウェッジは、ショートアイアンよりもシャフトが短く、重量があるクラブです。ウェッジの中ではロフト角が大きく(45~48度)、アプローチウェッジより転がりやすいボールが打てます。ランニングアプローチに適しており、使う場面も多いクラブ。

一般男性の平均飛距離は105ヤードです。ただしアイアンと違ってバウンスがあるので、クラブが地面に刺さってダフリのミスを起こす危険性があるので、そこは要注意。

バウンス角の大きいハイバウンスのクラブだとソールが滑りやすくダフリは起こりにくいですが、ローバウンスだと起こりがちです。

アプローチウェッジでのアプローチ

ピッチングウェッジとサンドウェッジの中間に位置するクラブで、平均飛距離は95ヤードで、ロフト角は50~52度ぐらいです。

その名の通りアプローチに適しているクラブであり、ピッチングウェッジでは飛びすぎてサンドウェッジでは届かない距離で役に立ちます。サンドウェッジよりもバウンス角がないため、グリーンでバウンドしにくいというメリットもあります。

サンドウェッジでのアプローチ

サンドウェッジはバンカー脱出向けのクラブですが、アプローチでも使うことができます。平均飛距離は80ヤードぐらいですが、ボールを上げやすいのがメリットです。

サンドウェッジをアプローチで使う利点は、色々なパターンで使うことができること。砲台グリーンではボールを高く上げることができます。深いラフに入ってしまった場合は、ボールが上がりやすいサンドウェッジが、もっとも力を発揮します。

ただ、ロフト角が56度もしくは58度と大きいため、ダフリがかなり起きやすいのが難点です。深いラフの場合無理に振り抜こうとしてダフリになる可能性もあります。

また、冬場のように芝が薄く枯れて地面が硬い場合もサンドウェッジ向きではありません。サンドウェッジはバウンスがあるため、インパクトのときに弾かれてクリーンヒットしなくなる恐れがあり、
扱いが難しくもあります。上級者はサンドウェッジを愛用する人が多いですが、初級者がアプローチでサンドウェッジを使うのはあまりおすすめはできません。

100ヤード前後のアプローチのコツ

それでは、アプローチの打ち方のコツについて解説していきます。100ヤード前後のアプローチを攻略できるようになりましょう。

飛距離は不要なのでフルショットしない

アプローチの基本はフルショットをしないことです。アプローチは距離を出す必要がありませんし、フルショットすると当然ミスする確率も上がります。

またフルショットすると、ミスしたときとナイスショットしたときの飛距離の差が開きます。ゆえに「この感覚ではコレぐらい飛ばすことができる」という感覚が身につかず、次回以降のクラブ選択に迷いが生じてしまうのです。100ヤード前後という距離は中途半端な距離であり、少し力をおさえて打たないといけません。どのようにして力をおさえるかは次の項目で説明します。

グリップの位置で飛距離調整方法~短く持つのがおすすめ~

アプローチで距離を調整するのには、スイングの強弱ではなくグリップの位置で調整するのがおすすめです。

スイングの強弱に頼るのは難しく、安定したスイングができなくなる恐れがあります。また上にクラブを上げすぎると、視界からクラブが外れてしまうので制御が不能になりやすいです。

残り100ヤードの場合、ティーショットのように長く持つのはおすすめしません。飛距離を落とすためには、グリップをいつもより短く持ってみましょう。短く持てばスイングの弧が小さくなるので、飛距離は必然的に落ちます。グリップの位置を変えて飛距離を調整する方が簡単です。

スイング幅で飛距離調整方法~時計の文字盤をイメージ~

グリップの位置を変える以外にも飛距離を変える方法があります。スイング幅を変更して100ヤードに調整するやり方もよいです。

時計の文字盤をイメージしてください。その文字盤が10時から2時のスイングをしたとき、どのくらいの距離が飛ぶのか確認します。

100ヤードという半端な距離だと打ち分けが難しいので、練習を重ねることで自分がとの程度のスイング幅だとぴったりなのか見極めておきましょう。

通常のショットよりスタンス幅を狭くする

飛距離を伸ばしたい場合はスタンス幅を広くして、体重移動しやすいようにする必要がありますが、残り100ヤードのアプローチの場合は体重移動を大きく使う必要はないので、通常よりもスタンス幅を狭くして構いません。スタンス幅を狭くすれば、体の軸がブレにくく、安定感のあるスイングにつながります。

ウェッジのロフト角で打ち分けを行う

ウェッジのロフト角で打ち分けを行えるようにしましょう。
たとえば、
・ピッチングウェッジ(44度~)
・アプローチウェッジ(50度~)
・サンドウェッジ(56度~)
のように揃えておけば、どのくらい距離を出したいかでクラブを使い分けできます。ボールを上げたい場合は、ロフト角が大きいものを使っていきましょう。

ダフリのミスをなくすために、フェースをしっかりと返す

バウンスが大きいウェッジは出っ張りが芝生に突き刺さってしまい、ダフリのミスが起こりやすいです。せっかくグリーン周りまでうまく運んでも、ここでミスると大叩きの原因になります。

ダフリを起こさないためには、両手の親指、人差し指、中指、の6本を意識してクラブを握ること。この6本を指を使うと、フェースを返しやすくなるのです。フェースを返せば、ソールが滑りやすくなって、ダフリが起こることはありません。ダフリに困っている人はぜひ一度試してみてください。

まとめ

本記事では、100ヤード前後のアプローチ方法について解説させて頂きました。
残り100ヤードというアプローチに悩まされている人が多いですが、アプローチはコツさえつかめばスコアが縮まるようになります。グリーンにしっかりと乗せることができたときは本当に気持ちいいので、ぜひとも練習してみてくださいね!