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初心者のためのパター練習法

初心者ガイド
初心者のためのパター練習法

「パット イズ マネー」という言葉を聞いた事はありますか?
プロゴルフの世界ではパターの一打で賞金額が決まると言われるほど、パターはゴルフにとって重要なパーツです。

ゴルフは300y飛ばしても1打ですし、ほんの10㎝転がすだけでも同じ1打です。
せっかくPar4において、2打でグリーンに乗り、パーやバーディが狙えるチャンスなのにパターでミスをしてしまったなんて事があったら悲しいですよね。

そう考えると、パターは皆さんのゴルフのスコアアップにおいてもとても重要なものと言えますね。初心者の方なら、パターを少し練習するだけで次のラウンドで10打~15打も違ってきますよ。しかも、アイアンやドライバーのショットでそこまで簡単にスコアは縮める事はできません。

また、パターの練習は自宅で簡単に出来ますし、ショット練習と違って場所代やボール代といった練習費もかかりません。忙しい方でも、お仕事帰りに、お風呂入る前になど30分ほどでできる練習で安定したパッティング技術を手に入れて、簡単にスコアアップを目指していきましょう!

パター練習をできる環境を準備

パター練習をできる環境を準備
パターの練習に置いて重要な事はまず、「パターマットを用意する」です。
パターマットがあれば、お家で簡単に練習する事が出来ます。でもパターマットと言っても色々な種類や金額のものがあってどれを選んでいいかわからないですよね。ただ人工芝とカップがあるだけのものから、全自動のもの、カップが二つありいろいろなラインが打てるものなど様々です。

選ぶポイントとしては直線が入っていると練習しやすくオススメです。
パターマットに線が入っているとボールの転がりがはっきりわかりますし、パターのヘッドをまっすぐ動かす事が出来ます。

タオルを引いて調整

もし、ご自宅の床がフローリングなどであれば下にタオルなどを引いた方がいいでしょう。
フローリングの上にそのままパターマットをひいてしまうと高速グリーンが出来上がってしまい、あまり練習になりません。ご自宅の床に絨毯などひいてある場合はそのままで大丈夫です。

普段、利用するゴルフ場のグリーンはそこまで早くないところが多いので、その速さに合わせた方がいいですよね。家のパターマットが皆さんのパターの基準になるので、できるだけ平均的な速さにしてどのゴルフ場でも違和感がないようにしておくといいでしょう。

ただ、タオルを引きすぎて重くし過ぎてしまうと早いグリーンに対応しにくくなりますので、調整は難しいですが気を付けてくださいね。バスタオルを一枚折らずに引くのがいいでしょう。

慣れてきて、様々なゴルフ場に行くようになってからご自身で速さを決めていけばいいので、基本となるご自宅のパターマットの速さを統一しておきましょう。

パターマットがなくても絨毯やカーペットの上を転がすがけでも練習になりますよ。その場合は、目標になるペットボトルなど置いておくといいと思います。

とにかくカップに入れる!

パターマットを用意したら、さっそく練習開始です。まずはとにかくボールをカップに入れる練習をしましょう。線に合わせてボール置いて、線に合わせてパターのヘッドを動かす事を意識してください。それだけでボールは線に合わせてしっかりとまっすぐ転がってくれます。

短い距離から練習

短い距離から練習
距離も一番長いところから始めるのではなく、1mぐらいから始めた方が、簡単に入って続けられますよ。パターはいかに短い距離を外さないかという事が大事です。

また、確かにパターは入る事が一番いいですが、自分の思った通りにボールが転がす事ができるようになるだけでスコアがアップします。パターはまっすぐ打てる事が基本で、案外これが難しく、上級者でも思った通りの転がりが毎回できるわけではありません!

最初は10回連続入れるなど無理のない目標を定めて練習しましょう。とにかくカップに入れることだけを考えて打ってくださいね。始めのうちは届かなかったり、強すぎたり難しいかもしれませんが、1日やるだけで感覚がつかめると思います。

コツは少し強めに打つ

パターは届かなければ入らないので、少し強めに打つのがポイントですよ。
カップの中心からボールが入れば、2mほどオーバーする力までだったらボールはカップインするので安心してくださいね。
慣れてきたら、入れる回数を増やしたり、距離を延ばしたりして遊ぶ感覚で練習してください。1週間ほどで正確な転がりと正しい距離感が身に付きますよ!

線を無視してカップイン!

線を無視してカップイン
実際のゴルフ場でプレーする場合、グリーン上には線は入っていませんよね。
線に合わせて入るようになってきたら、今度はその線を無視してカップインする練習をしましょう。
線が書いてある場所とは違うところにボールを置き、そこからカップインを目指します。

最初は線が目に入り邪魔に思ってしまうかもしれませんが、実際のグリーン上でも様々な景色が目に入ってきます。頭の中で線を思い描く練習にもなり、実践でもボールが転がる軌道が簡単に想像できるようになります。

この練習も線がある時と同様に様々な距離や場所から練習しましょう。
これが簡単に入るようになれば、ボールをまっすぐ転がすことができるようになっている証拠です!

力を考えてカップイン!

ご自宅のパターマットでどこからでも簡単に入るようになったら、今度は強弱の練習をしていきましょう!今まではとにかくカップインを目指して練習してきたと思いますし、そうお伝えしてきました。

ただ、パターにおいて大事なことは正確にまっすぐボールを動かすことと、もう一つは距離感です!
この二つの感覚を手に入れることが出来ればパターはかなり上手になります。まっすぐに転がせるようになったら距離感を磨いていきましょう。

カップインをするのに「カップの奥に当てて入れる」や「逆に、カップの奥に当たらずに、最後の一転がりでカップインする」など様々な入れ方をしていきましょう。この練習によって様々なグリーの速さに対応できるようになります。

また、微妙な力加減もうまく調節することができるようになるので、下りのラインで打ち過ぎてしまったり、上りのラインで打てなくて届かなかったりなんてことも減ってきますよ。

メンタルの練習

メンタルの練習
パターは他のクラブと違ってボールを打つときに体が静止していますよね。
そのため、パターのスイング中に様々な事を考えながらボールを打つことが出来てしまいます。

「この距離は入れたいな」「思ったラインと違うかな」など、打つのに集中したいのに余計な事ばかり頭に浮かんできます。その考えのせいでミスをしてしまって、せっかくのチャンスを逃してしまう事になってしまいます。

脳は意外と単純でいいイメージをしたら結果をそのようにしようと伝達をしてくれます。何も考えないで打てたら一番いいのですが、さすがにそうはいかないですよね。

では、その邪魔な考えを捨て、違う事を思うだけで緊張した時もパターをきちんと入れることが出来るようになります。

いいイメージを持って打つ

すべての距離で共通して言えるのは負の考えや力が入ってしまう考えを捨て、いいイメージを持ってから打つことです。

まず、実力によってどうしても入れたい距離は変わってくるとは思いますが、短い絶対に入れたい1mほどの距離は「入れたい」ではなく「入る」と頭で唱えましょう。

次に入るかどうかわからないけど、2パットでは収まる距離は「入れたいな」ではなく「入れる」と考えましょう。

そして最後に、3パット以上になりやすい長距離のパターは「寄せたいな」ではなく「入った」と思ってください。

すべての距離で打つ前にボールが考えたラインを通ってカップインしたイメージを鮮明に描いて、そのイメージが消えないうちに打ってくださいね。このように考えを少し変えるだけでパターの腕が格段に変わります。普段の練習から取り入れてください。

何回も繰り返して考え、カップインを繰り返すとゴルフ場でも安心感が増し、不安要素がなくなります。

まとめ

今回はパターの実力を上げるための練習法をご紹介しました。パターは他のクラブと違ってメンタルがとても重要になってきます。

そのため、ボールを打ってカップインする練習は必要ですが、心の練習も必要となってきます。メンタルは普段の生活から取り組んでいけるので、ぜひ試してみたくださいね。

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