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初心者ゴルファーが知っておきたい正しいグリップの握り方

初心者ガイド

初心者の方に改めて肝に銘じて頂きたい事のひとつがグリップの重要性についてです。
グリップはゴルフの基本の中でも最重要のポイントです。グリップが汚いとスイングも美しくなりませんし、長期的にみて改善が難しいウィークポイントになる事も考えられます。

その証拠に一流プロゴルファーの名言集をみても、グリップというワードが数多くでてくるものです。

そんな大切なグリップの筈なのに「綺麗で正しいグリップの握り方を知っていますか?」と聞かれた際に上手く答えられないゴルファーも多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、グリップがスイングに及ぼす影響と、ゴルファーそれぞれに合った正しいグリップの握り方についてお伝え致します。基本を理解して正しいグリップを習得しましょう。

ゴルフクラブの構造を学ぶ

グリップがスイングに及ぼす影響をお伝えするにあたり、先ずはゴルフクラブの構造についてお伝えしたいと思います。

100切りを目指すレベルのゴルファーの方の中にはご存知の方も多いと思いますが、ゴルフクラブは野球のバットやテニスのラケット等と違って、ボールを捉える芯がグリップする延長線上には存在していません。クラブには重心距離や重心深度といった概念が存在しており、偏重心な構造をしていることを初心者の方はまず理解してください。

この偏重心な構造によって、スイング中にフェース面が開きやすくなっているため、グリップはその開きやすい特性に沿って握る必要がある事を念頭においておきましょう。

スイングに影響を与えるグリップの仕方6選

自分のグリップを確認する前に、まずは前提となるスイングに影響を与えるグリップの握り方を6つご紹介します。

ウィークグリップ

左手の親指がグリップの真上に乗り、右手はその親指を覆うような形で握るグリップです。

近年のスイング理論にはマッチしないと言われているグリップですが、スイング中のフェースローテーションが多い方や、関節の可動域が狭くなってきている方、弾道が低い事で飛距離が伸び悩んでいる女性ゴルファー等にはオススメ出来るグリップです。

PGAのトップ選手の中にもウィークグリップで戦っている選手は数多くいます。ブライソン・デシャンボー選手、マシュー・ウルフ選手・ジム・フューリック選手など、そうそうたるメンバーです。

彼らに共通しているのは、左に曲がるミスを徹底的に排除しているプレイスタイルという点です。ゴルフの神様ベン・ホーガン選手も若い時にはフックボールに悩まされており、ウィークグリップに変えて活躍し始めた選手の一人として有名ですね。

特徴は、両手の親指がシャフトの真上にセットされている
ウィークグリップ
ウィークの左手、俗にスライスになりやすい
ウィークグリップ
ウィークの右手、さほど問題は無く、アプローチでは理想的(フェイスターンが起こりにくい為)
ウィークグリップ

スクエアグリップ

左手の親指がグリップの斜め右に乗り、左手の握り拳が1〜2つ自分から見えて、右手はそこから準ずるように握ります。

ゴルフグリップの王道中の王道で、全てのゴルファーがこの形からゴルフを始めて欲しいグリップです。

特にこの美しいグリップをしている超有名人がタイガー・ウッズ選手です。彼の活躍以降タイガーのグリップを模倣してゴルフに励むJr.ゴルファー達が増えました。ローリー・マキロイ選手やジェイソン・デイ選手等をみていると美しいスイングと美しいグリップはセットだと認識させられますね。

スクエア両手、右手と左手共に親指と人差し指の谷間(Y字)がアゴ~右耳を指してくる
スクエアグリップ
スクエア左手、Y字がアゴを指す
スクエアグリップ
スクエア右手、Y字が右耳を指す
スクエアグリップ

ストロンググリップ(フックグリップ)

左手の親指がグリップの右よりに乗り、左手の握り拳が3〜4つが自分から見えて、右手はそれに準ずるように握ります。

近年の高慣性モーメントなドライバーにも合うとも言われているグリップです。特徴としてはバックスイング時にフェースを開く動きを極端に制限する事ができるため、フェースローテーションを抑えたスイングと相性のいいグリップとなっている点です。

飛距離よりも方向性を重視してフェースローテーションを抑えたい方や、スピン量が多すぎる事から起こる飛距離のロスを無くしたい方にもオススメできるグリップですね。

ダスティン・ジョンソン選手や、デビット・デュバル選手、ブルックス・ケプカ選手、日本人だと秋吉翔太選手などもストロンググリップでグリップしていると言えます。

彼らに共通している事と言えばなんといってもショットメーカーという事です。フェースローテーションの少ないスイングはドライバーだけでなくアイアンショットも高精度に狙っていく事が出来ます。

ストロンググリップ両手、Y字が左右ともに右肩よりも外側を指す
ストロンググリップ
ストロンググリップ左手、スライスが強い方は試す価値有り
ストロンググリップ
スイング中、力が入りやすいので注意が必要
ストロンググリップ

オーバーラッピング

左手の人差し指と中指の間に右手の小指を乗せる方法で、両手でクラブを包み込むような握り方です。また、右手の感覚で打つことができるのも、オーバーラッピングの握り方の特徴です。まずは、この握り方を試してみるのがいいでしょう。

④ オーバーラッピンググリップ

右手小指が左手人差し指の上に置かれる形。指の短い方、太い方、右手に力の入りやすい方にオススメ。

インターロッキング

方向性に優れている握り方とされ、プロの中でもパワーヒッターのプレイヤーが採用しています。
腕力に自信のある人や手が小さい人におすすめの握り方です。また、オーバーラッピングと違って、両手が固定できるので両手の一体感があるのも特徴です。

⑤ インターロッキンググリップ
左手人差し指と右手小指がクロスした形。指の長い方、細い方、非力な方、一体感を得たい方などにオススメ。ただ一般にアプローチには不向きとされている。

ベースボールグリップ

10本の指が全く重ならない握り方です。野球のバットと同じ握り方という意味で、ベースボールといわれています。この握り方は、両手でしっかりと握れるうえ、力を入れずにスイングできるので、あまり筋力のない女性や子供などのプレイヤーにも向いています。

ベースボールグリップ
右手小指もグリップする形。名の通り、10本の指全部で握り、野球のバットと同じ握りからきている。手の小さい方やジュニア、クラブが重く感じてしまう方などにオススメ。

自分に合った正しいグリップを見つける方法3つ

それでは実際に自分に合ったグリップの見つけ方を3つご紹介していきましょう。細かい感覚の違いをしっかりと理解する事でより精度をあげていく事が可能になります。

1.左手でテコを感じる事ができるか

左手の掌に小指球と呼ばれる膨らみがあります。小指の付け根のふくらんだ部分全体が小指球と呼ばれており、その膨らみがグリップエンドの真上に乗ってテコの支点になる感覚があるかどうかがここでのポイントです。

小指球がグリップエンドの上にちゃんと乗っているかの確認方法として、左手でクラブを握ったらそのまま縦にコックする動きをしてみて下さい。その時に支点が小指球の膨らみで感じられていれば問題ありません。

小指球が支点になる事によって、フェースコントロールやクラブコントロールをする事が出来る様になるため、グリップの種類に関係なく全ゴルファーが意識するべきところでもあります。

2.右手は薬指と中指が大切

右手の薬指と中指の2本をグリップにひっかけるように握り、小指は左手の人差し指と絡めるか上に乗せるかで両手の一体感を生みます。

右手の親指と人差し指で鍵穴を作る様にホールドしたらグリップの形は完成です。

3.正しいグリッププレッシャーを感じよう

上記1.2で左右の正しい握り方を理解したら、今度は正しいグリッププレッシャーを知る必要があります。

グリッププレッシャーとはグリップを握る力加減の事で、一般的には「小鳥をつかむように」とか「ユルユルで」等、プレッシャーを弱めるアドバイスが多いのが特徴です。

それくらいアマチュアゴルファーの皆さんは、グリッププレッシャーが強いケースが多いとも言えます。ただ、グリッププレッシャーも本当にゆるゆるであればある程、理想的かと言うとそういうわけでは決してありません。

つまり「力み」と「緩み」の丁度あいだを感じ取って握る必要があります。この感覚を「クラブを握っている」ではなく「クラブを持っている」と表現します。

では「持つ」感覚でグリップするためにはどうしたらいいのでしょうか?

ひとつの方法として「ワッグル」をルーティンに取り入れる事がオススメです。ワッグルとはボールに構えて打つ直前に行う始動の模擬動作の事をいい、リストを縦や横に動かす動作の事です。

これをリラックスしながら実行する事によって、クラブの重心に負けないグリップ圧を感じる事が出来ます。

まとめ

今回はクラブの構造から、グリップの握り方、正しいグリップの見つけ方までをご紹介してきました。

グリップと一言で言っても、骨格や指の長さ、材質や素材など、様々な要素が組み合わさっているので、自分に合ったグリップを見つけるのは最初すこし時間がかかるかもしれません。
初めは握った感触などの直感も信じながら、最適なグリップを探求していきましょう。