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テーラーメイド ミニドライバー BRNR(バーナー)と300ミニを試打評価

試打インプレッション
テーラーメイド ミニドライバー アイキャッチ

今回紹介するクラブはテーラーメイドの「BRNR」「300ミニ」「BRNRカッパー」のミニドライバーです。ミニドライバーとは、ヘッドサイズが300cc前後と20年程度前のドライバーと同程度のサイズ感を持つクラブを指します。

現代の技術によって反発力、スイートエリアも向上したことで、大型のヘッドを持つドライバーよりもコントロール性能に優れるといった特徴を持ちます。

試打は「PGM ゴルフアカデミー 銀座」にて実施。レッスンインストラクターの川合 杏奈さんによる感想を元にお伝えします。

テーラーメイド BRNR(バーナー)ミニドライバーの特長とは?

BRNR_Mini_Driver

「BRNR ミニドライバー」はその名称の通り、ヘッド体積304ccと通常のドライバーと比較して小ぶりになっている点が大きな特徴です。テーラーメイドのミニドライバーとしては3代目にあたるモデルであり、PGAツアーなどにおいても使用されるシーンが増加しつつあります。

ソールには2つの可変式ウェイトが搭載されており、それぞれヘッド後方に1.5g、前方に13gが標準配置されています。飛距離を重視しつつも、コントロール性も高めたいと考えるプレイヤーに最適なモデルといえるでしょう。

BRNR(バーナー)ミニドライバーのスペック

2023年に発売された「BRNR ミニドライバー」は、ソールが「K型」をしていることから、地面から直接打つ、いわゆる「直ドラ」がしやすくなっています。ロフト角は11.5度と13.5度の2種類が展開されています。

高い反発力を持つ「ZATECH チタンツイストフェース」を採用することで、高い飛距離性能と同時にコントロール性を実現させています。

発売年2023年
推奨レベル中級者向け
ヘッド体積(cc)304
ロフト(°)11.5、13.5
フレックスS、SR
長さ(インチ)43.5
重さ(g)S/327、SR/325
定価71,500円
中古売価相場36,000~55,000円

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BRNR(バーナー)ミニドライバーのアドレス時の見た目

やや厚めのフェアウェイウッドを使用しているような感覚で構えられます。フェース全体はブラックアウトされており、センターにメーカーロゴが入っている上に、クラウンの色分けがあることから目標に対してまっすぐな姿勢で構えやすいです。

ブラックとカッパー(銅)という組み合わせですので、デザイン的には好みが分かれるかもしれません。

テーラーメイド 300ミニドライバーの特長とは?

300_mini ドライバー

コンパクトな300ミニドライバーは、新たなマルチマテリアル構造が採用されており、低深重心設計による最適なパフォーマンスと高慣性モーメントが融合しています。

ティーショットではパワフルに、フェアウェイからでも飛距離を出せるコンパクトドライバーに仕上がっており、幅広いシーンで活躍するでしょう。

307ccのヘッド形状ながらも「飛距離」「寛容性」「コントロール性」を兼ね備えています。高弾道でありながら低スピンを実現するため、安定した飛距離を実現できます。

チタンフェースと貫通型スピードポケットが合わさることで、コンパクトヘッドでも優れた初速を生み出します。

300ミニドライバーのスペック

2021年に発売された「300ミニドライバー」は、従来のミニドライバーよりも低・深重心化することで、強弾道で飛ばせるだけでなく、芝の上からでもしっかり球を上げられるクラブに仕上がっています。

チタン、カーボン、ステンレスすべてを使用したマルチマテリアル構造によってこれらの性能を実現させており、小型ヘッドながら低く深い重心位置と十分な慣性モーメントによる高い寛容性を持ちます。

発売年2021年
推奨レベル中級者向け
ヘッド体積(cc)307
ロフト(°)11.5
フレックスS、SR
長さ(インチ)43.75
重さ(g)S/318、SR/315
定価63,800円
中古売価相場36,000~55,000円

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300ミニドライバーのアドレス時の見た目

やや丸い印象を受けますが、「BRNR(バーナー)ミニドライバー」と大きく形状が変わらないため、色味などが違うと感じるだけにとどまります。置いたときの座り心地の良さも変わらず、同じく優れています。

従来のドライバーと何が違うの?

ミニドライバーは、通常のドライバーとフェアウェイウッドの中間に位置するクラブとして使用されます。

テーラーメイドのプロダクトクリエーションディレクターは「BRNR ミニドライバー」について、フェアウェイウッドが60%、ドライバーが40%という組み合わせで製作されたとコメントしています。

通常のドライバーのヘッド体積は460cc前後であるのに対し、「BRNR ミニドライバー」は304ccと30%以上も小ぶりになっています。そのため、ドライバーでは飛距離が大きすぎる場面や、よりコントロール性を重視したいシーンなどでの使用が適しているでしょう。

テーラーメイド BRNR(バーナー)ミニドライバーを試打して徹底分析

ここからは、実際に試打した感想を元に、以下の項目に沿って「BRNR ミニドライバー」の特徴をお伝えしていきましょう。試打時のシャフトは「プロフォース65 M40X J-SPEC S」を使用します。

BRNR(バーナー)の飛距離と方向性

ヘッドスピード36m/s時に、ランを合わせて182ヤードを記録。バックスピンは3069rpm、サイドスピンは767rpmでした。

打った印象としては、ややハードな印象を受けますが、直進性に優れているクラブだと感じました。

ドライバーの使用を避け、番手を下げたいと考えるプレイヤーよりも、ヘッドスピードがあるが故に、ボールが左右に曲がってしまう方におすすめできます。

力の入ったスイングをうまくコントロールできるため、まとまったスコアでのプレイが期待できるでしょう。

BRNR(バーナー)の打感

2021年7月に発売された前モデル、「300 MINI DRIVER」と比較して打感が優れていると感じました。ドライバーショットが左右に曲がってしまう人に特におすすめと言えそうです。

また、多少芯を外した場合でもクラブ性能がカバーしてくれるため、振れるけれどミート率が悪いと感じるプレイヤーにとってもおすすめです。

BRNR(バーナー)の直ドラはどうか?

ティーアップショットと比べて、直ドラのほうが弾道は低くなる傾向にあります。通常であれば直ドラショットはスピン量が多くなりますが、「BRNR ミニドライバー」ではスピン量が減少するという逆転現象が起きました。

ティーアップショットよりも高さが出ないとはいえ、直ドラ時の弾道に大きなブレは起きません。そのため、直ドラでの安定したショットが期待できるでしょう。

ドライバーとしての使用に加えて、フェアウェイウッドのような使用シーンでも活躍するはずです。

テーラーメイド 300ミニドライバーを試打して徹底分析

ここからは、実際に試打した感想を元に、以下の項目に沿って「BRNR 300 ミニドライバー」の特徴をお伝えしていきましょう。試打時のシャフトは「TENSEI 60X」を使用します。

300ミニドライバーの飛距離と方向性

ヘッドスピード37m/s時に、ランを合わせて195ヤードを記録。バックスピンは3827rpm、サイドスピンは716rpmでした。

低重心な分、シャフトを硬くすることで切り返し時のブレを抑えているという印象を抱きます。無理をしなくても楽にボールが上がると同時に、直進性にも優れている、打ちやすいクラブです。

BRNR(バーナー)ミニドライバーと比較してボールが浮きやすく、楽にスイングできます。

300ミニドライバーの打感

乾いた打感が心地よく、シャフトもドライバーよりも短いため振り切りやすいです。

操作性に優れているので、ある程度のプレイヤーであればスピン量を減らしたフックショットや、フェードでボールを止めるといったコントロールが自由にできるでしょう。

ドライバーよりもコンパクトに、狙った場所へ置きにいくといったショットがやりやすいクラブです。ドライバーよりも飛距離は抑えられるため、OBリスクの低減にも繋がりそうです。

300ミニドライバーの直ドラはどうか?

高弾道かつ低スピンを実現する「Vスチールソール」を搭載しており、ソールの抜けの良さも向上しています。そのため、ラフなどの場面であっても安定したショットを可能にするでしょう。

トップ気味のショットになるため、バックスピン量は向上しますが、FWでは出せない飛距離が出せます。サイドスピンも大きくかからないため、曲がり幅も小さく抑えられます。

2024年モデルBRNRミニドライバー カッパーの進化点

「BRNR ミニドライバー」では、前作にはなかった「MWT(ムーバル・ウェイト・テクノロジー)システム」と呼ばれるウェイトが搭載されました。

前述した通り、後方に1.5g、前方に13gというウェイトを調整することで、前モデルとなる「300 MINI DRIVER」と比較してより強い弾道を実現させています。

一方、ヘッド形状については前モデルと大きな差は生まれていません。銅色となるカッパーがアクセントになっていることから、テーラーメイドのロゴ自体もレトロな印象を受けるものに変更されています。

新素材「カッパー」で変わった性能とは?

1990年に人気を集めた「Burner TI Bubble 2」のデザインを踏襲し、カッパー(銅)カラーとブラックの配色が特徴的なモデルとなっています。

実際の素材に銅が使用されているわけではなく、主な素材はチタンボディ(9-1-1 ti)とカーボンクラウンの組み合わせです。

そのため、カッパーカラーはデザイン上の特徴であり、クラブ性能に大きく影響を与えるものではありません。レトロなデザインと最新技術による操作性を併せ持った、魅力的なミニドライバーに仕上がっています。

発売年2024年
推奨レベル中級者向け
ヘッド体積(cc)304
ロフト(°)11.5、13.5
フレックスS、SR
長さ(インチ)43.5
重さ(g)S/331、SR/329
発売時定価71,500円
中古売価相場40,000~62,000円

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まとめ

ミニドライバーは、飛距離とコントロール性のバランスを重視するゴルファーにぴったりの一本となっています。

通常のドライバーでは扱いにくさを感じる方や、ティーショットと直ドラの両方で活用したい方にとって、戦略の幅を広げてくれるでしょう。

最新テクノロジーを搭載しながら、クラシックなデザインも魅力的な「BRNRミニドライバー」、「BRNRミニドライバーカッパー」。気になる方は、ぜひ試打してその実力を確かめてみてください。

記事編集者プロフィール

ゴルフドゥ!オンラインショップ編集部

会社名株式会社ゴルフ・ドゥ
所在地埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-1
会社設立2000年4月
お問合せhttps://www.golfdo.com/inquiry/