コロナ禍を経て、ゴルフデビューを考えている方も少なくないのではないでしょうか。
この記事ではゴルフのコースを回るにあたって大事な1打目をしっかり打つために必要となるドライバーの特徴や性能とおすすめをご紹介します。
ヘッドにつながる棒の部分であるシャフトの長さやクラブ重さなど様々な種類のものがありますが、自分に合ったドライバーはどのように選べばいいのでしょうか?
数あるクラブの中でのドライバーの役割から特徴、ポイント別の選び方をお伝えします。
目次
ゴルフクラブのドライバーとは?
ドライバーとは基本的にラウンドの1打目に使用する、最もボールの飛距離を出すことのできるゴルフクラブのことを言います。
ヘッドと呼ばれるゴルフボールを打つ部分が他のクラブよりも大きく丸みをおびたフォルムとなっており、ボールに力が加わりやすいように軽量でスイングしやすい作りであることが特徴です。
ゴルフのドライバーの特徴
ゴルフクラブは大きく飛距離を出す「ウッド」と方向をコントロールしやすい「アイアン」に分類されます。ドライバーは飛距離を出すことに特化しており、加えて一般的にコースの1番最初に使用することが多いことから「1番ウッド」とも呼ばれています。
ドライバーの言葉の語源は英単語の「drive」であることから、ボールを遠くまで運ぶ、という意味を持っています。
ドライバーの飛距離は一般男性で約200〜250ヤード、女性で約150〜200ヤードです。ゴルフコースの1ラウンドは男性で約6000〜7000ヤード、女性で約5000〜5500ヤードなので、ホールの作りにもよりますが1打目にドライバーでしっかりと飛距離を出してボールを打ち込むことが大切です。
大きなヘッドで軽量なドライバーはスイングがしやすくボールに力が加わりやすいことをお伝えしましたが、シャフトが長く作られていることもクラブが振りやすくなる特徴のひとつです。
ティーアップしたボールに対し、ヘッドの重さとクラブ自体の軽量さを活かしてドライバーを振ることでボールが高く、遠くに飛んでいく仕組みです。
初心者必見!自分に合ったゴルフのドライバーの選び方
ドライバーには重さやヘッドの大きさなどの違いによって様々な性能を備えています。ゴルフをこれから始めたいと思っている方に向けて、ドライバーをどのように選べばいいのかをポイントごとにお教えします!
総重量は振り切れる範囲でなるべく重いものを選ぶ
ドライバーは軽量であることが特徴であることをここまでお伝えしてきましたが、その中でもやや重めのものを選ぶことがおすすめです。男性であれば300g程度、女性は260g程度と言われています。
軽いものの方が少ない力で早く振ることができますが、総重量が軽すぎるとスイングのぶれに繋がり、ボールのヒット位置や打球の方向が不安定になってしまいます。
対して重いものを選ぶとスイングの力がしっかりとボールに加わりインパクトが強くなるため飛距離アップが期待できますが、重すぎてしまうとヘッドがボールに当たる前に地面に当たってしまったり、肩や腕を痛めてしまう心配もあります。
ドライバー購入時は試打場などで軽くスイングをさせてもらい、無理なく振れるものを選ぶことが大切です。その中で重いものを選ぶことで安定したスイングでボールにインパクトを与えることができます。
ヘッドの大きさで選ぶ
ボールとドライバーの接点となるヘッド。想像の通り、ヘッドが大きいとボールに当たる面積が広くなるので、ミート率が上がります。そのため初心者であれば、まずはヘッド体積の大きいドライバーを選ぶのがお勧めです。
ヘッドの大きさの上限は競技ルールで460ccまでと定められているため、この辺りのサイズを選ぶといいでしょう。
ヘッドが大きくなることでドライバーの平たい部分であるフェース面、及び芯の部分であるスイートスポットが広くなります。
ボールがヘッドの芯に当たることでスイングのパワーがボールに加わり飛距離が伸びますし、初心者にとって「ボールが当たる」という安心感は練習のモチベーションになります。
また、スイングや打点が安定しない初心者でもボールが曲がりにくく、飛距離のロスも少なくなることもメリットです。
自分のドライバースイングに合う性能で選ぶ
練習を重ねて自分のドライバースイングの癖がわかってきたという方はドライバーのモデルによってその癖を補うものを選ぶといいでしょう。
ドライバーのモデルには重心やこのあと説明するロフト角の大きさ、ヘッドの形状などの作りによりそれぞれの特性を備えています。
スライスしづらいもの、フックしづらいものという大きな特性のほかにボールが上がりやすいもの、強い弾道を打ちやすいものなど様々です。
初心者の悩みとして多く挙げられる聞き手の方向にボールが曲がってしまうスライスを補うモデルやボールが上がりやすいものがおすすめです。
もちろん原因を研究し練習することも大切ですが、あまりにも治らない場合などにはドライバーのモデルを選ぶ際にも店員さんにその悩みを伝えた上で決めていくという方法もおすすめです。
ロフトの大きさで選ぶ
ロフトとはクラブを地面に置いたときに、垂直線とフェースの平面部分が成す角度のことです。フェースが斜めであるほどロフト角は大きく、垂直に近いほどロフト角は小さくなります。
つまり、ロフト角が大きいとボールは高く上がりますが飛距離は伸びず、反対にロフト角が小さいとボールの弾道は低くなりますが飛距離が出やすくなるイメージです。
初心者にはボールが上がりやすいロフト角大きめのドライバーがおすすめです。男性は10.5度、女性は13度を目安にしてみてください。
ロフト角を選ぶ上で大きく関わってくるのがスイングのヘッドスピード。これが遅いとボールが高く上がらず、すぐに地面に落下してしまいます。スイングがまだ安定せずヘッドスピードが遅いうちは、ロフト角が大きめのドライバーを選んだ方がボールがしっかりと持ち上がり、遠くまで飛ばせる確率が高くなります。
シャフトの長さや硬さで選ぶ
クラブの棒の部分であるシャフトの長さと硬さによってもドライバーの機能は変化します。
まず長さについて、長いほどヘッドスピードが上がりやすくなりますがボールを芯で捉えるのが難しくなり、短いほどヘッドスピードが上がりにくく飛距離が出にくいですがスイングしやすくミート率も高くなります。
ゴルフを始めてすぐの頃はボールをしっかりとらえ、スイングを安定させるためにも短めの45.5インチ位のシャフトを選ぶといいでしょう。
またクラブをスイングしたときにシャフトがしなることにより、遅れていたヘッドが加速しながらボールにミートすることで遠くに飛ばすことができるため、シャフトの硬さもクラブ選びに欠かせません。
柔らかい順に「R」「SR」「S」「X」と表記され、スイングスピードがあまり速くない人であれば、しなりの効果が出やすい柔らかい「R」「SR」を選ぶのがおすすめです。
ドライバーの代表的なメーカー・ブランド10選
ランキングの前に、ゴルファーに人気のドライバーを販売している代表的な国内・海外メーカーを10社ご紹介します
キャロウェイ
ゴルフ4大ブランドの一角とされるメーカー。1991年の名器・ビッグバーサから今なお、「飛び」と「優しさ」のバランスにとても優れているのが彼らのドライバーです。
伝統的な作りを重んじるキャロウェイですが、近年はAIから導き出した革新的なテクノロジーを続々導入してきており、代表的なシリーズとしてパラダイム、ローグ、エピックが発売されています。石川遼などの日本人プロだけでなく、マスターズ王者のジョンラームもキャロウェイを使用しています。
テーラーメイド
古くはメタルウッドを生み出した始祖でもあり、4大ブランドの1つでもあるテーラーメイドの生み出すクラブは常に新技術と革新的な匂いに溢れています。
ドライバーではステルス、SIM、Mシリーズなど、次々と新たなブームを作り出し、近年ではキャロウェイと共にドライバーの2大ブランドと言えるほどの人気を得ています。使用プロにはタイガーウッズ、ロリーマキロイなどPGAのトッププロが多く名を連ねているのも特徴的です。
ピンゴルフ(PING)
こちらも4大ブランドの1つであるピンは「前作を超えなければ新作は出さない」という姿勢を頑なに貫く職人気質が、多くのファンの心を掴んでいます。
ピンを代表するドライバーのGシリーズは、ミスヒットしても”曲がりにくい”のが最大の特徴。一発の飛距離よりも堅実にフェアウェイを捉えていきたいゴルファーに幅広くおすすめです。契約プロには全英女子を制した渋野日向子をはじめ、そうそうたる飛ばし屋がPINGの安定感を求めて名を連ねています。
ダンロップ
スリクソンやゼクシオで知られる日本のゴルフメーカーで、初級者から上級者、老若男女までとにかく「使えるゴルファーの許容範囲が広い」のがダンロップです。
その筆頭とも言えるゼクシオシリーズは、ミスに優しくパワーに自信がない人でも飛ばせることで、2000年以降日本で最も売れたドライバー。対して松山英樹が使用しているスリクソンは上級者向けのラインで、その性能は海外ブランドに肩を並べたと言われるほど目覚ましい進化を遂げています。
ブリヂストンゴルフ
世界的タイヤメーカーでありながら、古くはジャンボ尾崎や宮里藍といったスーパースターが使用し、今も国内ツアーを支えているのがブリヂストンのゴルフクラブです。
日本のメーカーらしく、しっかり振っても右に行きづらい「日本人のスイングに合う」ヘッドを作らせたら右に出るものはいないと言っていいほど。ドライバーではTOUR Bが競技志向、JGRがエンジョイ志向とシリーズを分けていましたが、2021年にBシリーズとして統一されました。
タイトリスト
PGAツアーでのボールとドライバー使用率でNo.1を誇る、ゴルフ4大ブランドの1つ。昔から「いつかはタイトリストを」と言われるほど、今でも憧れをもって語られ、バッグに入っていると少し上手くなった気分になります。
タイトリストは、競技志向の難しいクラブで自分にはハードルが高いと思われがちです。しかし厳しいプレッシャーにさらされるプロがわざわざ難しいクラブを使うわけもなく、特に最近のTSRシリーズは100前後の腕前があれば十分優しさを感じられます。
ヤマハ
音響機器メーカーで有名なヤマハは1982年にゴルフメーカーとして参入し、まだ歴史は浅いものの、固定観念に捕らわれない発想力とパワー不足に悩むゴルファーを対象にしたクラブの開発で頭角を表しています。
代表的なシリーズ・インプレスでは、ドライバーはもちろん、アイアンでも徹底的に飛距離にこだわり、「飛び系アイアン」ブームの代表格に。上級者用のRMXはヤマハらしい音の心地良さで、賞金王の今平周吾などが使用しています。
本間ゴルフ
日本のゴルフメーカーとしては老舗に位置する、職人の匂い漂う玄人好みのブランドです。
上級者向けのクラブが多く揃い、価格も少し高めなので、ベテランゴルファー向けというイメージを持つ人が多いようですが、イ・ボミなど女子プロの使用率も高く、実はクラブの質や人と違うものを求める中級者にもおすすめできるブランドです。上級者にはT//Wシリーズ、初・中級者にはBERES(ベレス)シリーズがラインナップされています。
プロギア(PRGR)
横浜ゴムが手掛けている日本のゴルフブランドです。大々的な宣伝やプロとの契約が少ない為、ゴルフ好き以外にはあまり知られていないクラブですが、その実力は中・上級ゴルファーに高く評価されています。
約40年前に「ヘッドスピードに合わせたクラブ設計」を打ち出した世界最初のメーカーであり、今もなお科学的根拠に基づいた設計による独創的なクラブを生み出しています。言うなれば”国産の高級スポーツカー”という表現がしっくり来るブランドです。
ミズノ
約90年もの間ゴルフクラブを作り続けている、日本を代表するスポーツメーカー・ミズノ。世界で初めてチタン製ヘッドを発売したのもミズノで、技術力と品質管理の高さは疑う余地がありません。
実に玄人好みのクラブが多く、特にMPアイアンは「いつか打てる腕前に」と憧れる一品でもあります。ドライバーはライ角やバランスまで自分好みにカスタムしてオーダー出来るようになっているなど、用具にこだわりを持つゴルファーの情熱に応えてくれるのがミズノです。
ゴルフのドライバーの人気おすすめランキング10選
一般公開している在庫だけで13万本を超える中古ゴルフクラブショップの「ゴルフドゥ!」で売れているドライバー10選をご紹介します。各ドライバーの特徴やスペック、中古での販売価格帯もご案内しますので、ぜひクラブ選びの参考にしてください。
※<スペック>の数値は個体差がある場合がございます
1位 ステルス(STEALTH)
赤色が印象的なカーボンフェースの採用で、フェース面の重量が従来より40%軽量化。それにより全体重量を増やすことなく、クラブの重量バランスを「飛ぶ・曲がらない」に最適化し、発売から瞬く間にランキング1位を記録したドライバー。
やや逃がし顔で、ヘッドスピードがある程度あり、叩けるゴルファーにとっては”爆飛び”の恩恵が大きい一方、球が上がりにくかったり、スライサーや女性には扱いが少々難しい一面があります。ただミスヒット時の曲がりにくさは特筆ものなので、カチャカチャやシャフトで自分好みにして愛用していくのもおすすめです。
メーカー | テーラーメイド |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 56° |
純正シャフト | TENSEI RED TM50 (’22) |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 302、SR / 300、R / 297 |
バランス | S / D3、SR / D3、R / D2.5 |
発売年 | 2022年 |
推奨レベル | 中級者向け |
球筋方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 23,000円 ~ 33,000円(税込) |
2位 シム2マックス(SIM2 MAX)
溶接なしの一体型ボディや、素材にアルミニウムを採用した新構造で、「高弾道」「高初速」「寛容性」の共存を1つの形にした大ヒットドライバー。
テーラーメイドといえば「捕まりが悪い」というイメージを持たれがちですが、このSIM2 MAXは捕まりが良いのが特徴。さらに、弾道が素直に上がってくれることに加え、ミスヒット時の曲がりを抑えるツイストフェースも健在で、初級者から運動経験豊富な女性、上級者にまで「腕を選ばず打ちやすい」といった高評価を得て、2022年最も売れたドライバーになりました。強いて言うなら大きなフックが持ち球のゴルファーには怖い面も。
メーカー | テーラーメイド |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 56° |
純正シャフト | TENSEI RED TM50 (’21) |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 300、SR / 297、R / 295 |
バランス | S / D3、SR / D3、R / D3 |
発売年 | 2021年 |
推奨レベル | 全ゴルファー |
球筋の方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 27,000円 ~ 36,000円(税込) |
3位 G425 MAX
PING史上最大のMOI(慣性モーメント)を実現した「とにかくブレない」ドライバー。前身モデルのG410には「MAX」タイプが無く、ヘッド体積が大きい「MAX」の冠が付くのは2018年発売の名器・G400以来となっています。
大きなヘッドと上下左右とも高い慣性モーメントで、曲がりに対する安心感が飛びぬけて高いのが特徴。女性には少しヘッドが重く感じるかもしれません。一発の飛びはないものの球は上がりやすく、左右への安定感はスコアを作りに行くゴルファーには大きな魅力。
革新的な技術の導入ではなく、過去の技術を研ぎ澄ませて、より良く正常進化させてきた=当たりハズレが無い安心感、というピンらしさを感じさせるドライバーです。
メーカー | ピンゴルフ |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 59.5° |
シャフト | ALTA J CB SLATE |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | |
クラブ重量(g) | SR / 298 |
バランス | SR / D3 |
発売年 | 2020年 |
推奨レベル | 全ゴルファー |
弾道方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 26,000円 ~ 40,000円(税込) |
4位 シム マックス(SIM MAX)
M1~M6ドライバーの世代を経て、「ツイストフェース」「スピードインジェクション」といったテクノロジーを継承しつつ、ヘッド形状を大幅に変えることで軽快な振り抜きとヘッドスピードへの恩恵をもたらしてくれるのがSIMドライバー。
そんなSIMシリーズの中で最もヘッド体積が大きい「MAX」は慣性モーメントがある程度確保され、ツイストフェースとの相乗効果で「OBかと思ったらラフにいた」という曲がりの少なさを感じさせてくれます。「飛ばしたいけど曲げたくない」というゴルファーのわがままに本気で向き合ってくれる、テーラーメイドらしさ全開のドライバーです。
メーカー | テーラーメイド |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 56° |
純正シャフト | TENSEI BLUE TM50 |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 298、SR / 296、R / 294 |
バランス | S / D2.5、SR / D2.5、R / D2.5 |
発売年 | 2020年 |
推奨レベル | 全ゴルファー向け |
球筋方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 15,000円 ~ 24,000円(税込) |
元々の軽いヘッドとシャフトに加え、グリップエンドに重りを入れることでカウンターバランスを作り出し、ヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーや、パワーに悩む女性ゴルファーに新たな飛びをもたらす11代目ゼクシオ。
ローハンデの高齢者や女子プロにも愛用者が多いように、作りの安定感は既に完成の域に達しています。芯の広さから来る打感や、ゼクシオサウンドと言われる音も変わらず心地よく、飛距離を伸ばすより大きなミスを減らしたいなら迷わず候補に上げるべき1本(とは言え結構飛びます)。ただしヘッドスピード高めのゴルファーはリシャフトも頭に入れつつ購入するのがおすすめです。
メーカー | ダンロップ |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.5°、10.5°、11.5° |
ライ角 | 59° |
純正シャフト | MP1100ネイビー |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 302、SR / 300、R / 297 |
バランス | S / D3、SR / D3、R / D2.5 |
発売年 | 2019年 |
推奨レベル | 全ゴルファー向け |
球筋方向性 | ドロー |
中古価格相場 | 20,000円 ~ 3,000円(税込) |
6位 ステルス HD
初代ステルスのHD(ハイドロー)タイプ。ライ角、フェイス角、重心角ともにドローバイアス強めに作られており、そこにテーラーメイド史上最も深いレベルの、重心深度43.2mmという設計でやさしく高い出玉を生み出します。
カーボンフェースの飛びは捨てがたいけれど、「ステルス」を打つとスライスが出てしまう…という方には、迷わずこちらがおすすめ。元々ステルスが持っているミスヒットや曲がりへの強さはありつつ、低スピン・高弾道のビッグボールをある程度オートマチックに打つことが出来る、アベレージゴルファーにはありがたいドライバーです。
メーカー | テーラーメイド |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 56° |
純正シャフト | TENSEI RED TM50(’22) |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 300、SR / 298、R / 295 |
バランス | S / D3、SR / D2.5、R / D2 |
発売年 | 2022年 |
推奨レベル | 初中級者向け |
球筋の方向性 | ドロー |
中古価格相場 | 22,000円 ~ 33,000円(税込) |
7位 エピック スピード(EPIC SPEED)
驚きのボール初速を生み出した、キャロウェイのアスリート向けライン。フェースだけでなく中に埋め込んだ支柱「JAILBREAK」までAIに設計させ、フェース側にウェイトを置いた浅い重心との相乗効果で低スピン・高初速の球を生み出していきます。
小ぶりなヘッドと浅い重心、決して大きくない慣性モーメントと、数値だけ見れば難しいクラブに感じるものの、球を曲げて操りたいゴルファーにとっては無理しなくても緩やかに曲げられることで、とても優しいクラブに変身。強弾道を求める、ヘッドスピードが35以上ある女性ゴルファーにもおすすめできます。
メーカー | キャロウェイ |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5° |
ライ角 | 58° |
純正シャフト | Diamana 50 for Callaway |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 302、SR / 300、R / 299 |
バランス | S / D2、SR / D2、R / D2 |
発売年 | 2021年 |
推奨レベル | 中級者向け |
球筋の方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 15,000円 ~ 23,000円(税込) |
8位 ローグ ST マックス(ROGUE ST MAX)
キャロウェイのアベレージゴルファー向けシリーズ「ローグ」。ミスヒットに強く、左右ブレが少ないこのST MAXは、ゴルファーのレベルを問わずキャロウェイらしい”飛び”と”優しさ”の高次元バランスを存分に体感できる2022年のヒット作。
ステルスが合わなかった人がこぞってこのローグに買い換えたという逸話も多く、中古価格もなかなか下がりません。フェース角が少し開いていることから捕まり過ぎるわけではないものの、そろそろ100を切れるかも!というタイミングから女性、シングルゴルファーまで、広くおすすめできる人気の1本です。
メーカー | キャロウェイ |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 59° |
純正シャフト | VENTUS 5 for Callaway |
長さ | 45.5インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 307、SR / 305、R / 304 |
バランス | S / D3、SR / D3、R / D3 |
発売年 | 2022年 |
推奨レベル | 初中級者向け |
球筋の方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 25,000円 ~ 38,000円(税込) |
9位 M6
SIM、ステルスと次々と新モデルが発売する中で、今なお人気が高いMシリーズの中でも、最も寛容性の高いのがこのM6。後継のSIMシリーズよりも慣性モーメントは高く、重心深度が深いことに加え、「スピードインジェクション」で適合ルールギリギリまでフェースの反発力を高めているというから鬼に金棒。
テーラーメイドのドライバーにしては捕まりも良く、ゆったりとボールを運んでいくようなスイングには特に相性が良く感じます。最新のクラブではなくとも、こうした飛ぶ・曲がらないという名器が見つかる(しかも安い)のが中古クラブの良いところです。
メーカー | テーラーメイド |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5° |
ライ角 | 58° |
純正シャフト | FUBUKI TM5 2019 |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 299、SR / 297、R / 295 |
バランス | S / D2.5、SR / D2.5、R / D2 |
発売年 | 2019年 |
推奨レベル | 全ゴルファー向け |
球筋の方向性 | ストレート |
販売価格相場 | 14,000円 ~ 20,000円(税込) |
10位 ステルス プラス(STEALTH PLUS)
ステルスシリーズ中、最も浅い重心でバックスピン量を減らし、鋭い初速で強い球を生み出していくのがこのプラス。一言で言うと「ぶっ叩ける」ドライバー。
女性や初心者、球を捕まえるのが苦手な方にはおすすめしにくいですが、ヘッドスピードに関わらず、ハマれば飛距離・方向性ともに高次元で安定した低めの強弾道が手に入るかも。こうした、プロが使用する高スペックのヘッドを、ウェイトやシャフトをカスタマイズして自分だけの最強の武器に作り上げる、そんな楽しみ方が出来る1本です。
メーカー | テーラーメイド |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.5°、10.5° |
ライ角 | 56° |
純正シャフト | TENSEI SILVER TM50(’22) |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 312、SR / 310、R / 308 |
バランス | S / D3.5、SR / D3、R / D3 |
発売年 | 2022年 |
推奨レベル | 中上級者向け |
球筋方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 22,000円 ~ 34,000円(税込) |
中古ドライバーを選ぶメリット・デメリットは?
メリット
やはり中古ドライバーのメリットは価格を抑えることができるということです。ゴルフのラウンドをするにはクラブ一式だけでなくウェアやバッグなどまとまったお金がかかるもの。その中で高価なドライバーを購入するのは少し気が引けるという方も多いのではないでしょうか。
始めたばかりであれば自分の癖なども分析しきれていない場合もあると思いますので、まずは知っているブランド、振りやすいものなど、中古のドライバーを試しとして使うのもいいでしょう。
中古とはいえ新しく綺麗なままのドライバーもありますし、買取保証のある中古ゴルフショップもあるので、それを利用するのもおすすめです。
筆者もドライバーをはじめ最初のゴルフクラブは中古ショップを何軒かまわり、店員さんや同行してくれた経験者の意見を踏まえながら購入しました。
デメリット
名前の通り、中古で出回るもののほとんどは型落ち品であるため、デザイン性に欠けたり、前の使用者によるキズがついていることも多くあります。これらが気になる方、新しいものが好きな方には中古よりも新品のドライバーがいいのではないでしょうか。
グリップの使用感が気になる場合は好みのものに張り替えることができますが、特にボールがミートするヘッド部分のキズなどは気になることが多いでしょう。
またリサイクルショップなどチェーンのゴルフショップなどではない所で購入したものや貰い物などは、少ないとはいえ故障の可能性もあるかもしれません。気持ちよくラウンドするためには中古であれ新品であれ、気に入ったものを使用するのが1番です。
まとめ
ゴルフをラウンドするにあたって大切な1打目を担うことになるであろう、ドライバーの特性や選び方、おすすめの商品について紹介しました。
ゴルフの上達には練習を重ねながら自分の課題や癖を修正していくことが大切ですが、自分に合った道具を使うことも同じくらい大事だといえます。
何より自分が気に入ったものを使用していると気分が上がりますよね。今回紹介したドライバーの特性や機能で選ぶもよし、デザインやブランドで選ぶもよし。ぜひ色々なものを試して、自分にぴったりの1本を見つけてくださいね!