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ゴルフの掛け声まとめ!接待や上司とのラウンドにも活用しよう

初心者ガイド

本記事ではゴルフの掛け声について解説します。

ゴルフの掛け声には様々な種類があって、初めのうちはどの場面で使うべきか混乱しますよね。

また「ナイスショット!は聞いたことあるけど、ナイスかどうかの基準ってなんだろう…」と不安に思っていませんか?

本記事では最低限覚えておきたいゴルフの掛け声と、それぞれ使うべき場面をまとめました。

コースデビュー前にこれらを覚えておけば、実際のプレーで困ることはありません。

必ず覚えておきたい掛け声2つ

まず、必ず覚えておきたい以下の2つの掛け声について解説します。

  1. ナイスショット
  2. ファー

この2つは頻出である上、ファーはゴルフの安全性を高める上で大切なものなので、コースデビュー前に必ず覚えておきましょう。

ナイスショット

同伴者がよいショットを打った場合は、「ナイスショット」と言います。これは聞いたことがある人が多いのではないてしょうか。

ナイス(nice)は日本語でいいね、という意味ですね。

相手のプレーを称賛するときに使いましょう。

こんなときに掛けたい

相手のプレーを称賛すると言っても、そのショットがよいものか悪いものかは、その人の技量によって異なります。

素晴らしい当たりが出た場合でも、上級者ではナイスショットとは呼べない場合もあります。

例えばグリーンに乗ったものの結構距離が残っていたら、初心者にとってはナイスショットも、上級者にとってはナイスショットではありませんよね。

相手の力量に合わせて、ナイスショットと言うべきかどうかを見定めていきましょう。

わからない場合は、他の人に合わせて声掛けすれば問題ありません。

また打った直後ではなく、ボールが落下した地点を確認してから言いましょう。

なぜならナイスショットに見えても風の影響などで、バンカーに入ることもあるからです。

ファー

ボールが変な方向に飛んでいってしまった場合、安全確保のために必ず全員で「ファー」と叫びます。

ゴルフボールは硬く、ときには200キロを超えるスピートで飛んでくることがあります。帽子を被っているとはいえ、頭に当たるとケガの危険も。

ファーという掛け声が聞こえたら、すぐに頭をおさえてしゃがむようにしましょう。

聞こえた方向を向くことをしないで、条件反射的にしゃがむのがおすすめです。

なぜ「ファー」なのかについては諸説あります。一説ではイギリス軍の号令である「Be were before」からつけられたというのがあります。

また、ボールの落下地点を確認する仕事である「Forecaddie(フォアキャディ)」から取ったという説もあります。

こんなときに掛けたい

他の人が叫んでいるから自分はいいやと思わずに、ファーはみんなで叫ぶようにしましょう。

それがマナーなのはもちろん、聞こえやすくなります。

ゴルフ場では誰かのスイングしたときは、必ず打球を方向を全員で確認。そして危ないと思ったら叫びます。

プレーを褒めるときに掛ける掛け声

ゴルフを楽しむための「相手のプレーを褒める掛け声」を紹介します。

上司などとゴルフをする場合は、相手をおだてたりミスをフォローしたりする必要もあるでしょう。

これらの掛け声を覚えておけば、上司とのゴルフで困ることもありません。

ナイスアウト

アウト(out)は外という意味ですね。

ナイスアウトは悪い状況から脱出した、外に出たという場合に使います。

悪い状況から脱出したときはとても気持ちがよいので、更に盛り上げるようナイスアウトと叫びましょう。

こんなときに掛けたい

例えば林から上手いことフェアウェイに出したときや、バンカーから脱出したときなどに使うとベストです。

ナイスショットと同様、ボールが止まった位置を確認してから言うのがポイント。

ナイスアウトと同じような意味合いで「ナイスリカバリー」という掛け声を使う場合もあります。

周りの人がナイスリカバリーを使っているのであれば、合わせた方がよいでしょう。

ナイスオン

ナイスオン(Nice one)は元々ネイティブ英語表現で、イギリスの若者がよく言っていました。

誰かがやったとに対して嬉しい気持ちを示すために「ナイスオン」と言います。

ゴルフでは主にアプローチで好プレーが出た場合に使用しましょう。

こんなときに掛けたい

ナイスオンは、アプローチでグリーンにうまく乗った場合に使うことが多いです。

ただ、上級者相手にとってはグリーンに乗っただけではナイスとは言いがたいので、「パーオン」かどうかで叫ぶか見極めましょう。

パーオンとは、ホールの規定打数より-2の状態でグリーンに乗ることを言います。

パーオンの状況なら上級者相手でも失礼には値しません。

ナイスタッチ

タッチ(touch)とは触るという意味ですが、ゴルフではアプローチやパターの距離感のことを言います。

ナイスタッチはアプローチで、上手いことピンに寄っていくよう打てた場合に用います。

こんなときに掛けたい

後1パットでカップインできるであろう場所に上手く寄ったときに「ナイスタッチ」と言います。

こちらもボールがちゃんと止まってから叫びましょう。

ナイスイン

イン(in)とは「中に」という意味です。

ナイスオンは、上手くカップインしたときに使います。

こんなときに掛けたい

カップインしたからといって、必ずナイスオンと叫ぶ必要はなく、やはり相手の力量に合わせて叫ぶかどうかを決めるのが普通です。

初心者どうしなら、カップインしたらナイスオンと言うべきでしょう。悪いプレーでも、フォローできます。

中級者以上なら3パット(グリーンに入ってから3回目でカップイン)が出てしまった場合、ナイスオンとは言わない方がよいです。なぜならパット数は1~2で決めるのが理想であるからです。

ナイストライ

トライ(try)は「試す」という意味であり、ゴルフでは相手の挑戦を称える場合に使われます。

思い切ったプレーをしたものの、上手くいなかった場合にフォローの意味合いで使うことが多いです。

成功プレーの場合はナイストライよりも、ナイスオンやナイスショットを使いましょう。

こんなときに掛けたい

池ポチャしてしまうかもしれないショット、ロングパットを決めようとした場合に使うのがよいです。

難しいプレーをやろうとしたこと自体を褒めるようにすれば、失敗したとしても気分が沈まずに気持ちよくゴルフができますね。

狙った場所へ飛んでほしいときに掛ける掛け声

最後に「狙った場所へ飛んでほしい」ときに掛ける声を紹介します。

今まで紹介したものとは異なり、ボールが止まってからではなく、動いている状態で思い通りにいってほしいという希望を込めて叫びます。

ゴー

ゴー(go)は「行け」という意味で、ゴルフではボールがもっと飛んでほしいときに叫びます。

距離が足りなさそうなとき「もっと飛んでくれ!」という思いを込めて叫びましょう。

こんなときに掛けたい

グリーンまでもうちょっとで届きそうなときなど、「後もう少しでいける!」というときに「ゴー」と叫びましょう。

惜しくない場合に叫んでしまうと恥ずかしいので、ボールがどこに飛ぶのか予測できない場合は言わない方がおすすめです。

カット

カット(cut)は「切れろ!」という意味で、ゴルフでは左に飛び出したボールが右に返ってきて欲しいときに使います。

グリーンを狙ったらちょっと左に飛んでしまった場合などに「カット!」と叫びましょう。

こんなときに掛けたい

自分でプレーする時はよいのですが、他の人の場合、わざと左に飛ばしている場合もあるので、「これはわざとではないな」とわかる場合のみ叫ぶのが無難です。

なお右に飛んでしまった場合は、「フック!」と叫びます。

まとめ

本記事ではゴルフの掛け声について解説しました。

これらの掛け声を覚えることでゴルフがもっと楽しくなりますよ。

相手のプレーを褒めることで、お互いに気持ちよくゴルフを楽しむことができます。また、ミスしたときにフォローしてもらえれば、落ち込みません。

ゴルフは紳士のスポーツですので、相手のことを考えて、マナーを守った行動をすることが肝心。

掛け声もマナーの1つですので、しっかり覚えからコースデビューしましょう!