ゴルフをプレーする料金の明細をご存じですか?
実はゴルフは、プレー代だけ支払うのではなく、プレー以外に掛かるものがたくさんあります。
支払清算が終わって明細書を見てみると様々な項目が並んでいます。明細を見ても、何にいくら掛かっているのかよく分からない事が多いです。誰に聞けばいいか分からないし、自分で支払うものなのでしっかりと把握しておきたいものです。
今回はゴルフ場でゴルフをプレーした時に掛かる費用を詳しくご紹介します。ラウンド未経験の読者の方もぜひ後でご覧になってください。
目次
必ず掛かるプレー代
どのゴルフ場で必ず掛かってくるのが「グリーンフィ」で、ゴルフコースの利用代のようなものです。名門のゴルフ場であればあるほどグリーンフィは高くなり、ゴルフ場で支払うプレー代の割合の多くを占めています。
グリーンフィ
グリーンフィはゴルフ場のメンバーであればビジターに比べて安く設定され、平日も土日祝日に比べて安くなります。またゴルフ場も集客を多くするために、レディースデーやシニア料金を設定し、安くプレーできるプランも増えてきています。
諸経費
グリーフィ同様にかかってくるのが「諸経費」と言われたもので、ゴルフ場のクラブハウスを利用する施設管理費になります。
クラブハウスでトイレを利用した時の水道であったり、プレー後のお風呂に入った時にタオルを使ったりしますよね。その細かいものもタダではないため、諸経費として支払わなければなりません。
ロッカーフィ
また、プレー以外で使わない着替えやクラブハウスに入場するときに来ていたジャケットなどをロッカーにしまっておくと思います。ゴルフ場によっては「諸経費」に含まれるところもありますが、ロッカーを利用すると「ロッカーフィ」として発生します。
カートフィ
ゴルフコースでプレーするとなるとカートを利用しますよね。そのカート代も「カートフィ」として支払います。
昔のカートは今のようなものの電動カートではなく、手引きカートと言われる手動のカートをキャディさんが引いていたため、「カートフィ」はありませんでした。
しかし近年、電動カートが主流になり、キャディさんを付けないセルフプレーが多くなってきたためカートフィとして料金を請求するゴルフ場が増えました。ちなみに、カートが左ハンドルなのは、アメリカで生まれ、そのまま輸入されたからだそうです。
キャディフィ
またラウンド時、キャディさんに付いてもらうと「キャディフィ」が発生します。
キャディフィはゴルフ場によって様々ですが、料金が一定なのでプレーする人数が少なくなると一人当たりの負担する割合が多くなり、高くなってしまいます。
ゴルフ場によっては4人でプレーするのが基本とされているため、一組がその人数より少なくなると「バック数割増料金」というものを請求するところもあります。ゴルフプレー代を安く済ませたい場合は4人でプレーするのがいいですね。
飲食代
プレー以外で掛かるものと言えばプレーの合間の休憩時間に食べる昼食代や、コースの途中の売店でお菓子や飲み物を買うと「昼食代」を支払わなければなりません。明細書には買ったものや食べたものをきちんと明記されている場合が多いので、確認しやすいですよ。
キャンセル料
もし、ラウンドを予約していたのに行けなくなってしまった場合は「キャンセル料」というものが発生します。雪や天候不良によりゴルフ場がクローズにならない限りは発生します。
ただ最近はキャンセル料が発生しないゴルフ場も増えてきていますが、いざキャンセルとなるとゴルフ場に迷惑がかかるので、よほどの理由がない限りはキャンセルしないようにしましょう。
税金で掛かる費用
ゴルフは贅沢品と考えられている部分があるため、ゴルフ場でプレーするのと税金が多く掛かってきてしまいます。
ゴルフ利用税
必ず支払わなければならないのが、「ゴルフ利用税」でゴルフ場がある都道府県が課税する税金になります。都道府県によりますが、1ラウンドにつき400円から1,200円程かかり、全国平均で見ると約668円となっています。
ゴルフにだけ税金が掛かるのはいかがなものか、と廃止する案が出てきていますが、大切な税源確保になるため、なかなか廃止されません。
ただ、ゴルフ利用税が非課税になる場合もあります。18歳未満や70歳以上、身体障害者、国体のゴルフ競技に参加する場合、生徒を引率する教師がプレーする場合などは非課税の対象者です。なかなか一般のプレーヤーが非課税になるのは難しいそうです。
入湯税
また、あまりありませんが、ゴルフ場のお風呂が温泉の場合、「入湯税」が掛かってきます。温泉につかったと同じなので、ゴルフプレーの後に温泉に入れてラッキーぐらいに思いましょう。
その他
その他で掛かってくる可能性がある税金は「ゴルフ振興金や緑化協力金」といってゴルフ場が所属する地域のゴルフ協会ごとに徴収される税金があります。だいたい50円程のもので、支払わなくてもいいゴルフ場もあります。
ゴルフ場には様々な税金がかかってくるため、ゴルフのプレー代が高くなってしまい、なかなか若者にゴルフが普及しない原因かもしれませんね。
清算方法
ラウンド終了後、身支度を終えた後に支払を行います。フロントあるいはフロント近くの自動精算機にカードホルダーをかざすと利用料金が表示されるので、現金またはクレジットカードで精算してください。自動精算機から利用明細書が印刷されるので忘れずに受け取ってください。
ゴルフ保険で掛かる費用
ゴルフ場でプレーするのであれば、必ずゴルフ保険(ゴルファー保険)には加入しておきましょう。
「ゴルフ保険」と聞くと、パー3のホールにて一打で入るホールインワンをした時に、入っておいてよかった保険というイメージがあり、初心者の方はいらないと感じている方が多いと思います。
ゴルフ保険はホールインワンした時のお祝い金だけでなく、ゴルフ場で怪我をした時や、怪我をさせてしまった時、またゴルフ場やゴルフ練習場敷地内でゴルフ用品の盗難やゴルフクラブの破損・曲損事故がおきた場合に使うことが出来る保険です。怪我をさせてしまった時というのが重要で、ゴルフ初心者の方はボールがどこに飛んでいくかわからず危険ですよね。そのため、万が一に備えてゴルフ保険に入っておくことをお薦めします。
ゴルフ保険も様々なものがあり、基本的には年間契約のものが多いですが、近年では、一日だけや、ゴルフ旅行などと一緒になったパックのものもあります。一日だけのものだと補償内容も様々ですが、数百円から高いものでも1,500円程です。
年単位でもほとんどのゴルフ保険が1万円以内で加入できるので、年にたくさんプレーする方は一年契約のゴルフ保険に入っておいた方がお得ですね。
また、クレジットカードによってはゴルフ保険が無料で自動付帯されているものもあるので、一度確認してみてくださいね。
ゴルフ保険は申し込みもネットや電話でできるようになっているので、いざという時のためにゴルファーとして加入しておくのがベストと言えるでしょう。
まとめ
今回はゴルフをプレーするにあたって掛かる費用についてご紹介しました。
ゴルフはプレーするのに様々な経費や税金があるため、他のスポーツに比べて料金がかかってしまうスポーツです。
ゴルフ場によっては集客のため、割安にしているところもあるので、いろいろチェックして少しでもお安くプレーできるゴルフ場を探してみてくださいね。