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スコアカードの書き方

初心者ガイド

これからコースデビューをするものの、スコアカードの書き方がよく分からず、不安を覚えている初心者ゴルファーの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、スコアカードの書き方について解説していきます。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが慣れてしまえば簡単です。記事を参考にスコアカードの書き方をぜひ覚えて下さいね。

スコアカードに書くこと・書き方

スコアカードに書くべきこと・書き方について、プレー前、プレー中、プレー後に分けてそれぞれ解説していきます。

スコアカード

プレー前

プレー前に書くべきことは以下2つです。
・競技名、日付、自分の名前
・同伴メンバーの名前

競技名、日付、自分の名前

まず競技名と日付、自分の名前をそれぞれ書きましょう。名前はスコアカードの上の部分にはフルネームで、スコアを書く列の一番上には自分がわかるように書きましょう。

スコアカードを提出する場合はその他にも自分の名前を書く場所と同伴プレーヤーの名前を書く場所があるので、忘れずに書きましょう。

同伴メンバーの名前

ゴルフのスコアカードには、記入欄が4名分あります。
基本、自分のスコアだけでなく、同伴メンバーのスコアも記入しましょう。

名前を書く順番ですが、1番上に自分の名前を書きましょう。一番下に自分の名前を書こうとする人もいますが、そうすると誰のカードなのか分かり難くなってしまいます。

それ以降の順序は、会社のコンペの場合は年功序列か役職順で書くのがマナーです。接待の場合は、得意先の人から書きます。

もし名前がわからない場合は本人に聞くか、聞きにくい場合はキャディさんやマスター室でメンバー表を見せてもらえばわかります。

プレー中

プレー中に書くべきことは以下の2つです。
・自分とメンバーの打数
・同伴プレーヤーの名前
・自分のパット数

自分とメンバーの打数

プレー中は各ホールで全員がホールアウトするごとに、自分と同伴メンバーの打数を書いていきます。

打数を書くマスは2つにわかれており、左には打数を、右側にはパット数を記入するようになっているのが普通です。パースコア(規定打数)との差を記入する方法でもいいですが、分かり難くなってしまったり、スコアカードを提出するときに誤記したりするのでオススメはできません。

スコアの記入は正確に行いましょう。競技ゴルフではスコアを過少申告した場合には、公式の試合などでは失格になってしまう場合があります。過大申告するとそのスコアがそのまま自分のスコアになってしまいます。ゴルフでは審判がいないのでプレーヤー全員の打数を書いて、同伴プレーヤーと共にスコアが合っているか確かめていきます。

また毎ホール終了時にカートで次のホールに移動している時などに「今のホールのスコアはいくつでした」と申告しましょう。そうすると同伴プレーヤーがわざわざ聞かなくてもいいで手間が省けます。

とはいえ、同伴プレーヤーがスコアは申告しなくても追及するのは止めておきましょう。打数を打ってしまいイライラしているかもしれませんし、深追いはよくありません。落ち着いた頃に「さっきのホールはいくつでしたか?」と聞くか、スコアを聞かないのがベストです。

自分のパット数

右側のマスにはパット数を書くようにします。

パット数とは、グリーンにボールが乗ってからカップインするまでの打数のことです。グリーンの外からパターを使ってもパター数には含ませません。
パット数に関しては他の人のものまで書く必要はありません。この数字を書くのは、自分のスコア向上の意味合いが大きいです。

パット数はゴルフにとって重要であり、パット数を減らすことはゴルフスコアを伸ばすことに直結します。スコアカードは後で見返して自分のプレーを省みることにも使うのです。パット数を書くことで、自分のどこに課題があるのかを知ることができます。

プレー後

プレー後に書くべきなのは以下の2つです。
・アウト(1~9番)とイン(10~19番)の合計打数
・ハンディキャップ数

アウト(1~9番)とイン(10~19番)の合計打数

ゴルフ場のホールにはアウトとインの2種類があり、1~9番までのホールをアウトコース、10~18番のホールをインコースと呼びます。ゴルフ場によってはコースに名前がついているところもあります。

アウトとインにコースが分かれている理由は、ゴルフ場での移動をスムーズにするためです。
ゴルフ場ではクラブハウスを出てすぐのところに1番ホールがあり、9番ホールまで行くとまたクラブハウスに戻ってきます。10番から18番ホールも同じように設計されています。

クラブハウスからは1番と10番のティグラウンド、9番と18番のグリーンが見えるというゴルフ場が多いです。このような設計にすることで、ゴルフ場を効率よく移動できるようになっているのです。

スコアカードの9番と18番ホールの末尾にアウトのインの合計を書く欄があります。
ゴルフの1~9番のホールまでのスコアの合計をアウトの欄に書き、10~18番のスコア合計をインの欄に書きましょう。同じくパター数の合計も忘れずに書きましょう。

ハンディキャップ数

ハンディキャップを導入している場合は、ハンディキャップ数も記入しましょう。
ハンディキャップが適応されている場合は、トータルスコアからハンデの数を引いた数で競いあいます。

最近のコンペなどでは「新ペリア方式」行われるのが主流です。
ハンデ用の隠しホールが12つ設定され、その12ホールの合計スコアに1.5を掛けたものから、0.8で割ったものが、ハンディキャップ数になります。計算式は何となく覚えておく程度で大丈夫です。

隠しホールがどのホールなのか明らかになるのは、結果発表時です。「新ぺリア方式」のハンデ戦の場合は打ったスコアをそのまま提出すれば、ゴルフ場が計算して順位を出してくれるので特にすることはありません。

ネットスコア

ハンディキャップが決まっている場合はネットスコアを記入しましょう。
合計打数からハンディキャップ数を引いたスコアを、ネットスコアと呼びます。ネットスコアによってゴルフの順位が決まりますので、計算が間違ってないか確認しましょう。

ゴルフ場のコンペなどは、ハンデ数もゴルフ場が計算して順位を題してくれるので、打った打数を記入してスコアを提出すればいいことがほとんどです。

スコアカード提出時に何を書けばいいかしっかりと確認して間違いのないようにしましょう。

スコアカードに最初から書かれていること

スコアカードに最初から書かれていることについて説明してまいります。
見れば分かることですが、英語で書いてある場合もあります。本記事を参照して、スコアカードの内容を把握していきましょう。

スコアカード

HOLE:ホールの番号

各ホールの番号です。
ゴルフでは、1番から18番までのホールがあり、それぞれ番号が振られています。注意点としてゴルフではアウトコースからではなく、インコースからスタートする場合もあるということです。その場合、10番ホールから書き込む必要があるので気をつけましょう。

HDCP:ホールの難易度

各ホールの難易度について番号で書かれています。
数字が小さいほど難しく、大きいほど簡単なホールであるということです。例えば1番ホールの難易度が10だった場合、そのコースで10番目に難易度が高いということになります。

Yardage:ホールの距離

1打数目を打つところから、グリーン手前もしくはカップまでの距離について書かれています。
Yardage(ヤーデージ)は「BLACK」「BLUE」「WHITE」「RED」という欄にわかれていることが多いです。1打数目を打つ場所はプレーヤーのレベルによって変更されるので、それぞれ分けて距離を書かれています。ちなみに、BLACKはフルバックともいわれ、プロゴルファーやアマチュアの公式の試合などで使われます。そしてBLUEが上級者向け、WHITEが一般、REDが女性向け、という感じです。

コースにでる前にどのティグラウンドを使うかしっかり確認し、途中で間違えないようにしましょう。ティグラウンドを間違えてホールアウトしてしまうと失格になってしまいます。

PAR:規定打数

ゴルフの規定打数について書かれています。
規定打数とは、そのホールで「このぐらいで打てたらよいよね」という目標となる打数のことです。なお初心者で規定打数をクリアできることは少ないので、もし規定打数に達していなくても心配する必要はありません。規定打数ぴったりで、カップインすることを「PAR(パー)」と呼びます。

スコアカードはフロントやスタート室に置いてある

スコアカードは多くの場合フロントか、もしくはスタート室においてあります。
鉛筆も一緒にあるので、持っていきましょう。スコアカードと鉛筆がロッカーキーのホルダーと一緒になっていることもあります。

まとめ

スコアカードは後で自分のプレーについて思い返すときにも使います。過去のスコアカードは保存しておき、自分の成長がわかるようにしておきましょう。

書き方や書く手順がわかれば、後は思いっきりゴルフを楽しむだけです。みなさんのコースデビューが、よりよいものになることを願っています!

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