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ハーフスイングで感覚をつかもう!上達するための練習方法を紹介

スコア100切りのコツ
ハーフスイング

皆さんは、基礎的な事で行き詰まった時、どんな行動をしますか。多くの方はまずスマホやPCで検索しますよね。そんな時に「ゴルフ 基礎」というキーワードで検索すると、”グリップ”や”アドレス”という言葉に並んで”ハーフスイング”が出てくるのではないでしょうか?

初心者の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、ハーフスイングはプロゴルファーなら100%全員の人が「大切な練習」だと言う、間違いない練習方法です。

ショットだけでなくアプローチにもいい影響を生むのがハーフスイングなので、初心者ゴルファーや100切りを目指すゴルファーの皆さんも練習にぜひ取り入れましょう。

ハーフスイングの練習をすることで得られるゴルフにもたらすメリット4つ

まずはハーフスイングを練習にとり入れる事で得られるメリットについて4つに分けて解説いたします。美しいスイングを手に入れられるだけでなく、基礎の改善に最適なハーフスイングをしっかりと行いましょう。

ミート率を上げてくれる

ミート率を上げてくれる
100切りを目指す全てのゴルファーが取り組むべき課題にミート率(芯に当たる確率)のアップがあげられます。

芯に当たる確率を上げるには、フェースの向きやクラブパス(スイング軌道)がスクエアに近い状態でインパクトをする事が大切です。

また初心者ゴルファーの方達だと、クラブにボールがミスヒットした際にどこに当たったミスなのかを正確にフィードバックをする能力を磨く必要があります。

しかし、これら上記のポイントをいきなりフルスイングで身に付けるのは不可能と言っても過言ではありません。

まずはハーフスイングでボールを真でヒットする感触を覚えたり、ミスヒットした場合でもどこに当たった感触なのかをインプットしたりして、自分のミスの傾向を正確に把握できる感覚を身につけましょう。

アプローチの精度アップ

アプローチの精度アップ
初心者がスクールでゴルフを始めた場合、7番アイアンでのハーフショットからレッスンがスタートするのが一般的かと思います。

最初はフルスイングに基礎固め的な練習だと認識されがちですが、後々アプローチの練習にもなっていたのだと気付く方も多いはずです。

アプローチウェッジやサンドウェッジをハーフスイングで打つ距離というのは、寄せワンなどのラウンド中リズムが良くなるプレイに繋がる距離になります。

基礎練習をしっかりやっておくと、コースでのチャンスを掴み易くする事が出来るので、ただの基礎固めだと思わずに取り組む事が大切ですね。

トラブルショットに強くなる

トラブルショットに強くなる
先程の説明で”7アイアン”で始める事が多いとお伝えしたハーフスイングですが、ロングアイアンでも練習をしておく事によって、「林からの脱出」や「木の下を通す」等のトラブルショットへの対応にも強くなります。

個人的には自分の持っている全てのクラブでハーフスイングでのショット練習をしておく事をオススメします。

スイングが美しくなる

スイングが美しくなる
なんと言ってもこれですよね。基礎練習として、オススメの理由はここにもあります。

正しくハーフスイングが出来てボールもしっかりとミートできる方は、始動時にクラブのヘッドから上げる動きが少なくなっていきます。これらが身につく事で身体での始動がスムーズになり、力みの少ない、大きなアークの美スイングを手に入れる事が出来ます。

まだまだハーフスイングのメリットはありますが、スコアとスイングに直結するメリットを上げてみました、ハーフスイングを日頃の練習に取り入れたくなりましたよね?

ではここからは、ハーフスイングを練習に取り入れる際に気をつけるポイントをお伝え致します。

ハーフスイングの練習で気をつけるポイント

綺麗なスイングを手に入れるためにもしっかりと注意点を理解した上で、練習を行いましょう。正しい姿勢での練習でないと効果が上がらないので、じっくりと読んでください。

三角形キープでボールにミート

三角形キープで胸主導
こちらは王道のレッスンですね、この記事を読んで下さっている方の中にもどこかで聞いた事があると言う方が多いと思います。

三角形とはアドレスした時に、腕と肩を結んだラインの事を言い、この三角形を崩さずにスイングする事によって、アドレス時のクラブと身体の関係性をキープしたままハーフスイングしボールにミートする事が出来ます。

この三角形を動かす際のポイントとして、胸鎖(きょうさ)関節を支点に動かすイメージを持つ事がオススメです。

胸鎖関節は腕の始まりの関節で、腕と体幹部を繋ぐ関節でもあるので、そこを支点とイメージする事によって腕と身体の同調を感じてハーフスイングする事が出来ます。

小さめなスイングから始める

小さめなスイングから始める
ゴルフスイングは感覚と現実のギャップが特に生まれやすい動作です。

このギャップの事をイナーシャルギャップと呼んでいます。振り幅においても自分自身ではハーフスイングだと思ってスイングしているつもりでも、多くの方がハーフより大きな振り幅で振ってしまう現象がよく発生します。

対策として、まずは時計の文字番をイメージして、7時〜5時の振り幅から始めてみるのをオススメします。

後に8時〜4時をへてハーフスイングをする事によって、イナーシャルギャップを正確に埋めながら正しい振り幅で打つ事が出来ます。

リリース感を大切にする

リリース感を大切にする
ハーフスイングの話をするとどうしても、「キープする事」や「無駄な動きをしない事」に注力する事を伝えがちになってしまいます。ですが、クラブのヘッドを走らせる感覚を持ってない方の場合は、手首をソフトに使う事もわすれてはいけません。

なので、胸鎖関節(身体)を支点にした大きなハーフスイングが出来る様になったら、グリップを支点にして手首を柔らかく使う、小さなハーフスイングにもぜひトライしてみて下さい。

このハーフスイングは、ヘッドの走る感覚やボールをつかまえる感覚を身につけるのにとても大切な練習となっています。

僕もレッスンの時に人によっては、こちらのハーフスイングから始める事もある程で、パターやアプローチの名手が残す言葉に、リリース感覚を大切にした様な言葉が多いのは事実としてあります。

まとめ

以上が今回お伝えする、ハーフスイングを練習に取り入れるメリットと気をつけるポイントでした!

雑談になりますが、片山晋呉さんが3年連続賞金王に輝いていた時に、オフの2ヶ月はハーフスイングしかしないと仰っていたのを深く覚えています。

当時世界でも活躍していた一流プレイヤーでさえも、基礎練習としてずっと大切に取り組むハーフスイング、皆さんもハーフスイングを日頃の練習に取り入れて頂いて、ゴルフのレベルアップに役立ててみては如何でしょうか。