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第31回 サンドウェッジの構造が分かればバンカーは怖くない!

ゴルフギアの選び方
サンドウェッジの構造が分かればバンカーは怖くない!

サンドウェッジの構造が分かればバンカーは怖くない!


こんにちは!ゴルフ坊やだよ。
今日はアマチュアの手強い相手、バンカーショットのお話だよ。
バンカーって、なかなか練習する機会がないし、以前に「バンカーショットのメカニズム」でお話しした通り、他のショットと違ってボールを直接打たないからちょっとしたコツがいるんだ。そのコツを知るのに重要なのがサンドウェッジの使い方! そのサンドウェッジの作りから打ち方まで、特別に教えちゃうよ。


サンドウェッジって他のクラブと何が違うの?


ロフトが大きくバウンスも大きい

サンドウェッジは、他のクラブに比べてロフトが大きくてバウンスも大きく作られているんだ。その理由は、「サンド」ウェッジだから、バンカーで使いやすいようにするためだよ。大きいロフトは、ボールを上げないと脱出できないバンカーに必要だし、バウンスはヘッドが必要以上にヘッドが砂に潜り過ぎないようにするためなんだ。


ロフトは大きいとボールが上がりやすくなり、バウンスは砂に潜り過ぎないようにするため


アマチュアの多くはサンドウェッジの構造をバンカーで生かせていない

バンカーでアマチュアがやりやすいのが、ヘッドが刺さってしまい全然飛ばないミス。これはバウンスをちゃんと使えていないと起こるミスなんだ。

バンカーはよく「手前をダフれ」とか言うよね。この意味とサンドウェッジの構造を理解していないとヘッドが刺さってしまうんだよ。ボールを直接打たず、ボール周りの砂ごと飛ばすから手前をダフるのは間違いないんだけど、リーディングエッジから砂に接地してしまうと深く刺さってしまう。サンドウェッジの構造を生かしてバウンスから正しくダフることが大切なんだよ!


バンカーでヘッドが砂に刺さって飛ばないミスはサンドウェッジの構造を生かせていないから起こる


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バンカーでのサンドウェッジの正しい使い方とは?


ソールからダフればバウンスが仕事をしてくれる

バウンスの役目は「ザックリが減るウェッジ」のときにもお話ししたよね。バンカーでも、芝の上からでも、ヘッドが地面に潜り過ぎないようにする機能があるから、こういう柔らかい地面ではとっても大切な機能なんだ。

このバウンスが小さいとヘッドは潜りやすくなるぶん、砂を薄く取ったりテクニックが使える。逆にバウンスが大きいと少々雑に打っても潜り過ぎず、砂ごとボールを飛ばしてくれるからバンカーからの脱出はしやすいんだ。

このバウンスを有効に使うためにはリーディングエッジではなくソールから接地させることが重要なんだよ。
ちなみにバンカーでフェースを開くテクニックについては「バンカーショットのメカニズム」でお話しした通り!フェースを開くとよりバウンスが下に張り出すから、より刺さりづらく砂ごとボールを飛ばしやすくなるからなんだよ。


バウンスを有効に使うためにはソールから接地させる必要がある
バウンスが小さいと・・・砂に潜りやすいが砂が薄く取れるので操作性が高い
バウンスが大きいと・・・多少ダフってもバンカーから脱出はしやすい


ソール幅を厚くすると大きいバウンスと近い効果が得られる

サンドウェッジはバウンスも大切だけどソールの幅もやさしさを見極める上で重要な部分なんだよ。ソールの幅も厚ければ厚いほど、砂に潜りづらくなるからダフりのミスに強くなる。だけどバウンスも大きくてさらにソール幅も厚い、っていうとこまでやっちゃうと今度はヘッドが砂に潜らず弾かれちゃうんだ。

だからソール幅の厚いウェッジのバウンスは少なめになっていることが多いよ。ソール幅が広いウェッジは、見た目で分かりやすくて、大体ミスに強いように作られていることが多いから、購入する時の目安にしてみてね。


ソール幅が厚さはバウンスが大きさと近い効能があり、幅が広いほど砂に潜りづらい


お助けサンドやバンカー専用ってどうなの?

バンカーが苦手な人用のバンカー専用ウェッジとかお助けサンドと呼ばれるクラブは、バンカーにはとっても有効なんだ。だけど、それ以外のアプローチや芝の上からのショットには向かないクラブになってるよ。

なんでかって言うと少々のミスでも砂ごとボールを飛ばすためにヘッドが大きかったり、ソールやバウンスがとても大きくなっているので芝の上からだとそれらの機能が邪魔になっちゃうんだ。

特にバウンスは12度以上あるような、とても大きなバウンスのウェッジで芝からアプローチすると、ヘッドがちょっとでも手前にダフると、ヘッドが地面に当たって跳ねてしまうからトップになっちゃうよ。
バウンスが大きければ、あらゆる場面で絶対にやさしい! っていうわけじゃないから、苦手なシーンで使わないように注意してみてね。


バンカー専用やお助けサンドはバンカーではとても有効だが、それ以外の状況で使用するとミスを誘発しやすい


サンドウェッジの選び方と打ち方のコツは?


脱出だけを考えたら10~12度を。打ち方はシンプルに!

サンドウェッジとバンカーのボールの飛ぶメカニズムを簡単にお話したけどどうだったかな? バンカーが苦手な人にとっては1発で出せるかどうかでスコアは大きく変わるよね。また、サンドウェッジの選び方を簡単にまとめてみたから参考にしてみてね

テクニックを使って細かく制御したいという方は

  • バウンス角が8~10度
  • ソール幅が比較的狭いタイプ
  • ロフトは、58~60度

バンカー専用でとにかく脱出に専念したいという方は

  • バウンスが12度以上
  • ソールが極力厚いタイプ
  • ロフトは、58~60度

サンドウェッジでアプローチもバンカーも兼用したいという方は

  • バウンス角が10~12度
  • ソールが比較的厚いタイプ
  • ロフトは56~58度

最後にバウンスを上手く使う方法をひとつ教えちゃうね!構える時に通常のアイアンはハンドファーストが基本だけどバンカーの時はハンドレイトで構えてみるのがコツ!そうすることで自然とソールから接地しやすくなるよ!


バンカーにも定評のある汎用型ウェッジ

バンカー特化! お助けウェッジ

※価格は、2015年11月27日現在の当社売価となり、価格は随時変動しますのでご了承下さいませ。


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