おすすめのスリクソンアイアン6選！メリット・デメリットや選び方などを徹底解説！

スリクソンと聞いて松山英樹選手を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
2021年にマスターズを制した松山選手は、「アイアンショット世界No.1」といわれるほどのプレーヤーです。そんな松山選手が使用しているのがスリクソンのアイアン。

他にも、昨シーズンの国内女子ツアーで年間女王に輝いた山下美夢有選手をはじめ、国内外の多くのツアープロがスリクソンアイアンを使用しています。
今回は、そんなスリクソンアイアンの特徴や選び方のポイントを紹介していきます。

1 スリクソンアイアンの特徴とは？
2 初心者がスリクソンのアイアンを使うメリット・デメリットは？
- 2.1 スリクソンのアイアンを使うメリット
- 2.2 スリクソンのアイアンを使うデメリット
3 スリクソンアイアンの選び方は？
4 スリクソンアイアンのおすすめモデル【初心者向け】3選
5 スリクソンアイアンのおすすめモデル【中級・上級者向け】3選
6 まとめ

スリクソンアイアンの特徴とは？

スリクソンは、住友ゴム工業のハウスブランドであるダンロップが展開するブランドです。住友ゴム工業（Sumitomo Rubber Industries）の頭文字「SRI」と、未知の可能性を表す「Ｘ」、ＧＯ ON（進み続ける）の「ＯＮ」を合わせて「SRIXON」と名付けられました。

ブランドの立ち上げは1996年。当初はゴルフボールの販売だけでしたが、2002年にスリクソンブランドのクラブを初めて発売しました。最初のアイアンは、「スリクソンＩ－201」というモデルでした。

以降、使用するツアープロが増えこともあり、ブランドの価値や認知度がアップ。現在は、松山英樹選手をはじめ、山下美夢有選手、畑岡奈紗選手、勝みなみ選手など、多くのトッププロが愛用するブランドに成長しました。

ツアープロが使用していると聞くと、「上手い人しか使えない難しいモデルなのでは？」と感じるかもしれません。確かに、ツアープロの要望を基にクラブを開発しているケースは多く、ある程度のレベルに達していなければ使いこなせないモデルがあるのも事実です。

しかし、ここ数年はトッププロだけでなく、一般ゴルファーが飛距離性能の高さややさしさを感じられるモデルも多数ラインナップされています。

初心者がスリクソンのアイアンを使うメリット・デメリットは？

プロや上級者が使っているイメージがあるスリクソンアイアンですが、初心者が使うメリットやデメリットは？

スリクソンのアイアンを使うメリット

ブランドの信頼感

トッププロが使用しているという事実は、ブランドの信頼感に繋がります。ラインナップの中から自分のレベルに合うモデルを見つければ、確実にスキルアップできるはずです。

高品質・高性能

ダンロップは世界屈指の開発力を持つゴルフメーカーです。また、同社はヘッドだけでなく、ボールやカーボンシャフトを開発しているのも特徴。多角的にクラブを開発しているのは同社の強みです。

所有感がある

スリクソンを持っているというだけで所有欲が満たされるという人も多いはず。特にアイアンのデザインは昔から評価が高く、キャディバックに入っているだけでサマになります。

スリクソンのアイアンを使うデメリット

ある程度の力量が必要

一般ゴルファー向けのやさしいアイアンもラインナップされていますが、ある程度のヘッドスピードやレベルがなければ、難しいアイアンと感じてしまうかもしれません。

高価

スリクソンは人気が高く値下がりしづらいブランドのため、新品での購入を考えていると高価なアイアンといえます。初心者であれば、新品ではなく中古品の購入を考えた方が無難といえるでしょう。

選択肢が多い

ダンロップは大手ゴルフメーカーのため、歴代スリクソンアイアンはモデル数がたくさんあります。数ある中から自分に合うモデルを見つけるには、ある程度のクラブに関する知識が必要になるでしょう。

スリクソンアイアンの選び方は？

毎年のように新製品が登場するスリクソンアイアンは、型落ちモデルを含めて名器がズラリと揃っています。その中から自分にピッタリのモデルを見つけるポイントを紹介します。

１：ヘッド形状・特性で選ぶ

どのモデルが初心者向きで、どのモデルが上級者向きなのか。一番分かりやすいのは、ヘッド形状から判断する方法です。
大きく分けてヘッドのタイプは3種類。マッスルバックアイアン（ブレードアイアン）、キャビティバックアイアン、ポケットキャビティバックアイアンがあります。

Z FORGEDなどのマッスルバックは、バックフェース側がスッキリしたデザインで、サイズが小さく、フェースは薄め。飛距離性能や寛容性よりも操作性が欲しいという上級者向けです。

Z585などのポケットキャビティは、バックフェース側にポケットがあるのが特徴。サイズは大きく、フェースが厚めです。このタイプは飛距離性能や寛容性が高いモデルが多く、初心者向けといえます。
また、ZX5 Mk2などの複合素材ヘッドはポケットキャビティの性能をシャープなヘッドで実現していて、構えやすさ、飛距離性能、寛容性を高い次元で併せ持っています。

ZX7 Mk2などのキャビティアイアンは、マッスルバックとポケットキャディの間の性能を持っています。バックフェース側が窪んでいるデザインで、飛距離性能と操作性をバランスよく取り入れているケースが多いです。

２：自分が振り切れる重さで選ぶ

スリクソンアイアンはモデル数が多いですが、それぞれのモデルにシャフトバリエーションがあります。

つまり、自分に合うモデルを見つけるには、ヘッドだけでなく、シャフトも選び抜く必要があるわけです。シャフト選びは上級者でも悩むことがあるくらい難しいですが、“重量”に注目するとしっかり振り切れるモデルを見つけやすくなります。

スチールシャフトの場合なら、ドライバーのヘッドスピード（HS）が46m/s以上あるゴルファーは105ｇ前後～120g前後、HS40ｍ/s台なら90ｇから100ｇ前後、HS30ｍ/ｓ台なら90ｇ以下のスチールシャフトが目安になります。

日本シャフトのN.S.PROブランドでいうなら、最も重いのが「MODUS³」、中間の重量が「950GH」、軽量が「ゼロス」ということになります。また、カーボンシャフトを使いたい方は、スチールシャフトの目安重量よりも10gほど軽いシャフトを選ぶと良いでしょう。

３：飛距離などの性能の違いで選ぶ

とにかく飛ばせるスリクソンアイアンを使いたい！そんな時はとロフト角に着目するとお目当ての性能を見つけやすくなります。
クラブには様々なテクノロジーが詰め込まれており、ロフト角だけでは判断が難しいケースもありますが、大まかにロフトが立っているほど飛ぶと考えていいでしょう。

7番アイアンのロフト角を基準にすると、27度前後から30度前後なら飛距離性能が高いモデルです。
後述しますが、今回オススメするアイアンで見てみると、初心者・中級者向けモデルでは「ZX4」が28.5度、「ZX5」が31度、「Z585」が31度というロフト角です。

一方、飛距離性能よりも操作性が欲しいという人は、反対にロフトが寝ているモデルがひとつの判断材料になります。後述する上級者向けオススメモデルの「ZX7」と「ZX7 Mk2」の7番アイアンは32度、「Zフォージド2」は33度というロフト設定です。

４：ボールと組み合わせで選ぶ

スリクソンブランドを展開するダンロップはゴルフの総合メーカーであり、クラブヘッドだけでなくボールの開発も行っています。そのため、開発中に性能テストを行う際は、自社製品のボールを使用するケースが多いようです。

つまり、スリクソンのアイアンを使用するなら、同一ブランドのボールを使用するのがベスト。最も性能を引き出せる組み合わせといえます。
ちなみに、スリクソンはボール自体の評価も高く、他社のクラブを使用していてもスリクソンを使うプロもいるほどです。

>>スリクソンのボールを探す

５：好きな打感や自分のレベルに合わせて選ぶ

アイアンはターゲットを狙うためのクラブですから、ドライバーよりも正確性や方向性が必要になります。狙った所にボールを運ぶためにこだわりたいのがインパクト時の打感です。自分が心地良いと感じるフィーリングなら、気持ちよくスイングできるはず。

スリクソンは、プロのニーズを受けて開発されているモデルが多く、打感が悪いと感じることはまずありません。
ただ、それぞれのモデルに適正のヘッドスピードがあるため、自分のスピードやレベルに合っていないモデルを使うと、ボールやフェースがインパクトで適正に潰れず、性能を引き出せない可能性があります。

どちらかといえば、飛距離性能が高いモデルほど打感がしっかりしており、方向性が高いモデルほど打感はマイルドになる傾向と覚えておくと、好みの打感のモデルを見つけやすいでしょう。