
ゴルフを始めてゴルフ番組やネット記事を目にするようになり、少しゴルフが身近になってきましたか?
プロゴルファーたちの活躍をテレビで見ると「自分もゴルフ場でプレーしてみたい!」と思うようになってきているのではないでしょうか。そうなると、「そろそろ自分のゴルフクラブほしいな」と思い始めてはいませんか?
ただ、実際ゴルフクラブのセットを買おうと思っても種類があり、初心者セットにしようと思ってもメーカーがたくさんで迷ってしまいますよね。
そんな方にオススメなのが、とりあえずゴルフクラブ一本で練習する方法で、クラブ1本だけでいいので、集中して練習できますね。
前回の記事を読んでいただいた方ならわかると思いますが、そろそろタオルをゴルフクラブに持ち替えましょう!
目次
ゴルフクラブを用意する
ゴルフクラブ1本と言われてもどんなクラブがいいかわからないですよね。
最初に握るのであれば、アイアンの7番~9番ぐらいがオススメです。
ゴルフクラブは番手によって長さが番うので、男性は7番アイアン、女性は9番アイアンぐらいがちょうどいいのではないかと思います。
これは参考なので、フィーリングでいいのでご自身で持って構えてスイングしてみて長すぎず、短すぎずのちょうどいいなと思うクラブを選んでくださいね。
男性はもちろん男性用のクラブを選んでもらえばいいですが、女性も必ずしも女性用のクラブを使わなければならないという事はありません。
女性用のクラブは短く軽くなっているので、元々ほかのスポーツをしていたことがあるなど物足りない方は男性用のクラブをオススメします。
ゴルフクラブのシャフトの種類
ゴルフクラブのシャフトにはスチール製のものとカーボン製のものがあり、スチール製のの方が固く、しなりにくいため力がある男性など向けになっています。
シャフトも好き嫌いがあるとは思いますが、カーボン製のものはスチール製のものと比べて、特有のしなりがあり、力のない女性でも遠くに飛ばすことが出来きます。
ただ、スチール製のシャフトの感覚に慣れてしまうとカーボン製のシャフトに変えたとき、少し慣れるまで時間がかかってしまう可能性があるので注意してくださいね。
クラブフェイスは大きめを選ぶ
また、クラブのフェイスの部分も大きいものの方が、初心者の方にはオススメで、顔が小さいとクラブの芯に当てるのも難しいですし、ボールも上がりにくくなります。
クラブ一本を買うのにも選ばなければならない事が多く、不安になってしまいますよね。お店でも試打できますが、店員の方に見られて、しかもクラブ一本のために試打するのは少し恥ずかしい気もします。
そんな方にオススメなのが練習場でのレンタルクラブを初めに試してみる事です。
ゴルフクラブのレンタルもできて、練習もできるなんて一石二鳥ですね。ただ、練習場によってはレンタルクラブを用意していないところもあるので、必ず確認してからにしてくださいね。
思いっきりフルスイングをしよう
ゴルフクラブを一本用意したら、いざゴルフ練習場にて練習開始です。
まずはできるだけ力を使って、力いっぱい思いっきりフルスイングしましょう。ボールに当たらなくても大丈夫ですし、無理に当てようとしないでください。「当たったらラッキー!」という気楽な感じで、ゴルフクラブを振るという事を身体に染み込ませましょう。
身体全体を使ってスイング
始めは身体中が筋肉痛になってしまうかもしれませんが、ゴルフは普段の生活ではしない動作があるので、それはしっかりと身体を使えている証拠です。
慣れてくると怖さが出てきてしまって、思いっきり振るという事が出来なくなってくるので、ゴルフを始めた今のうちに身体に覚えさせる事が一番です。
テレビで見るプロゴルファーは誰も縮こまったスイングなんてしていないですよね。
力いっぱいスイングすることによって応用編にも繋がってきますし、実際は思いっきり振った方がボールは曲がりにくいです。
始めのうちはクラブを握っているので力を抜くのが難しいかもしれませんが、何回も振っていると疲れてきて力が入りにくくなります。その時がチャンスで、無駄なところに力が入っていないのに思いっきり振れる事ができるようになります。
そのスイングができるようになったら、プロゴルファーのような綺麗で理想的なスイングを手に入れるのに一歩近づいたといっても過言ではありません。
ティーを使ってケガを防止
ボールに綺麗に当たらずに地面を叩いてしまう事をゴルフでは「ダフった」というのですが、ボールを地面に置いているとダフった時に、手や肘を痛めてしまう事があります。
最初のうちはボールを打つときに、ティーを使って少しボールを地面から浮かせてからボールを打つようにしてもらうと、怪我の防止にも繋がります。
ハーフスイングで芯をとらえる
思いっきりスイングしてボールに当たらずなかなか飛ばないと、つまらないですよね。
クラブを振る事を覚えたら、そろそろ次の段階に進みましょう。
クラブを構えて上げて、肩が回るところまであげ、そこから、反対側の肩が回るところまで一気に回します。
ハーフスイングでクラブの芯でボールをとらえる練習をしましょう。
思いっきりフルスイングするのと違って、ヘッドスピードが落ちるのでボールには当たりやすくなると思います。
ボールの飛距離はフルスイングに比べて少し落ちるほどで、9Iで130y程飛ぶ方なら、100y程を見安にしてくださいね。
この練習法はスイングが固められるので、レベルアップしてからでもスイングの基本になります。
ハーフスイングだからと言って途中でスイングスピードを緩めず、しっかりと最後まで振り抜いてください。緩んでしまうのが不安な方は、フィニッシュまでしっかりとってもらっても大丈夫です。
このハーフスイングはウォーミングアップでまだ身体が動きにくい練習のはじめにすると怪我をしにくくなりますよ。
転がすアプローチを習得しよう
ゴルフはフルスイングでボールを飛ばす以上に大事なのが、カップに少しでも近づけるグリーン周りの「アプローチ」です。
このアプローチがある程度できるかどうかで、初心者の方だとスコアが10~15打違ってきますよ!
アプローチは確かに、アプローチウェッジというものがありますが、7番~9番アイアンも練習だけではなくラウンドでもアプローチとして使う事が出来ます。
テレビでよく見るフワッと浮いた見た目のかっこいいアプローチではありませんが、初心者の方にとっては転がしていくアプローチの方が簡単にマスターする事が出来ます。
転がしていくアプローチはパターとも共通しているものがあるので、パターも知らない間に上達していたなんてこともあります。
転がしアプローチの打ち方
打ち方は、ボールを右足の親指の前の位置ぐらいに置き、構えて、クラブを30㎝ぐらい動かして、後は打つだけです。わざわざボールに当てに行かなくてもよく、クラブが走っているところにボールがあるというイメージです。
足をまっすぐして立つことに違和感がある場合は少し両つま先を開いて、逆八の字に立つイメージでも大丈夫です。この場合、ボールは右足のかかとの前の位置に合わせ、身体を少し、左に捻転して打ちたい方向い腰が向いているとダフりが減ります。
練習場で「あそこの看板に当てよう」とか、「あの色が変わっているところに落とそう」といった遊びの感覚で練習してもらうと楽しく上手になりますよ。
ボールの上を叩いてしまってボールが浮かない事をゴルフでは「トップする」といいますが、トップしてしまったとしても転がしているのとあまり変わらないので問題ありません。
また、軽くダフってもフワッと浮かすアプローチと比べてミスが少なくなり、あまりミスに見えない事が多いです。注意点としては、アプローチは短い距離しか打たずあまり疲れないので、打ち過ぎてしまう事があります。
練習場でのアプローチ練習は1階打席がオススメ
アプローチは時間制限がある打ち放題で練習し、また練習場が広く、2階や3階がある場合は必ず、1階で練習することをオススメします。2階や3階からだと落ちたところがよくわからないので、練習の意味がありません。
アプローチは地面の状況によって転がりが変わってくるので、どのくらいクラブを振ったら、どのくらいボールが飛ぶという事を覚えておくと実践でもイメージしやすいと思います。
まとめ
今回はクラブ1本からできる練習法をご紹介しました。
ゴルフは普段使わない筋肉を使い、普段の生活では決してしないような動きがあります。
ボールに当たって飛ぶのがうれしかったり、その逆でなかなか上達せずムキなって練習しすぎてしまったり、なんて怪我をしてしまったら元も子もないので、ほどほどにしてくださいね。
次の記事を読む ▶ マイクラブで練習しよう!
前の記事を読む ▶ これからゴルフを始める方のための練習方法