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もうザックリしない!アプローチのダフリを解消してスコアアップ!

悩みに効く
もうザックリしない!アプローチのダフリを解消してスコアアップ!

「アプローチの練習を真剣にやろう」、そう考え始めた方は、ゴルフの魅力にかなりハマり始めている時期と言えます。ゴルフはターゲットスポーツと呼ばれていますので、すべてのショットがアプローチだと言っても過言ではありません。

しかし、今回の記事ではカップまで50ヤード以内の距離をアプローチと定義してお話を進めていきます。またダフリというと、傾斜や芝の影響によるダフリもありますが、今回は基本として平らな状態で、フェアウェイで起こるダフリの原因と解消法を3つのポイントに絞ってお伝えします。

アプローチのダフリに悩むアマチュアゴルファーが理解しておきたい原因3つ

まずは、原因となることの多い、3つのポイントをご紹介します。

インパクト時に右足に重心が残る

インパクト時に右足に重心が残る
アマチュアゴルファーのアプローチミスで、1番多く見られるのがこれです。
ゴルフのスイングは円軌道に例えられる事が多いですが、インパクトとは「クラブヘッドが円軌道を描く最下点でボールを捉える現象」のことです。

この最下点を安定させるためには、スイング中の身体の軸が安定する必要があります。しかし、多くの右打ちゴルファーの利き足が右足のため、右足の方が反応しやすく右足に重心が偏ったスイングになってしまいます。

その結果、スイングの最下点がボール位置より手前になりダフリに繋がってしまいます。

右手のアーリーリリース

右手のアーリーリリース
多くのアマチュアゴルファーに見られる、アプローチでダフリを生む原因の動きです。
ダウンスイングからインパクトにかけて右手でボールを打ちにいってしまう動きの事を指します。こちらも利き手の影響が強いために起こる動きなのですが、ダウンスイング時に右手でボールを打ちにいこうとすると、右手首のコック(角度)が解けてクラブヘッドがボールより手前に落ちてしまいます。

偏重心な道具であるクラブは、意図して右手で打ちにいくよりも、クラブヘッドの重さを感じて振り子運動でスイングした方が円軌道が安定し、正確なアプローチをすることができます。

適正な打ち出し角度を理解していない(ボールをあげようとしてしまう)

適正な打ち出し角度を理解
多くのアマチュアゴルファーが、アプローチにおける正確な打ち出し角度を理解していません。
一般的なSWの打ち出し角度は40度と言われていますので、10ヤードのキャリーを出す場合にボールの高さは腰ぐらいまでしか上がりません。

多くのアマチュアゴルファーは高さを目線まで上げようとしてしまい、身体軸が右に傾いて最下店がボールより手前になる事によってダフってしまいます。

3つの原因により起こるアプローチのダフリの改善方法とドリル

それでは、アプローチにおけるダフリの改善方法はどのようなものが有効かをここからはお伝えします。

左片足立ちで打つドリルでダフリを解消

左片足立ちで打つドリルでダフリを解消
右足重心でインパクトを迎えると、クラブヘッドの最下点がボールの手前になってしまうため、左片足の使い方やバランスを強化するためのドリルになります。まずは両足でアプローチの構えをして、ボールポジションは左爪先の前にセットします。

そうしたら右足を後ろに引いて爪先だけ地面に接地する様に構え、体重が100%左片足体重になる様にしましょう。こうする事によって重心が左足の真上になり、重心が左右にブレるとバランスを崩してしまう状態になります。

この状態でバランスを崩さずにスイングできる様になれば、重心の位置が安定し軸ブレの少ないスイングができる様になっているはずです。すると、スイングの最下点が安定し、ダフリにくいアプローチスイングを手に入れる事ができます。

クロスハンドグリップドリルで、手先の動きを抑えよう

クロスハンドグリップドリルで、手先の動きを抑えよう
右手の余計な動きを抑えるためのドリルになります、まずグリップを右手がグリップエンド側、左手をクラブヘッド側で握る、左打ちグリップで構えて腰から腰の振り幅で打つドリルです。

この状態で右手をリリースしてしまうと、ヘッドがボールに届かずトップをしてしまいます。右手の余計な動きが無くなってくると、綺麗にミートする感覚が磨かれ、右手と左手の役割を感じる事ができます。

その感覚のまま順手に戻してアプローチすると、最初はトップが出ると思いますが、右手の余計な動きによるダフリがなくなり正しい使い方を体感する事が可能になります。

出玉を安定させて自分の打ち出し角度を知る

原因でも述べたとおり、一般的なSWの打ち出し角度は40度と言われています。

まずは10ヤードのアプローチに固定して練習し、ボールの高さを腰より低いまま飛んでいく事が正しい事を身体に覚え込ませましょう。その感覚を基準に20〜50ヤードと距離を打ち分ける練習をしてみましょう。

メジャーチャンピオンの渋野選手も、10ヤードの練習が全体の80%を占める割合で練習されるそうです。基準が定まると、自分の打ち出し角度を感覚的に覚える事ができ、ボールを必要以上に上げようとしなくなるので、アプローチに悩む全ての方は10ヤードの練習で自分の基準作りをしましょう。

以上がアプローチのダフリに悩む、アマチュアゴルファーに向けた3つの原因と改善ポイントです。

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?
ダイナミックなドライバーショットもゴルフの魅力ではありますが、ミスをカバーして取るパーもまた違った嬉しさがあると思います。アプローチである程度の精度が得られると、セカンドショットでのプレッシャーが減ったり、戦略的にグリーンを外す選択肢が生まれたり、一気にゴルフの幅が広がります。

また、アプローチの様な小さなスイングが安定する事によって、フルスイングにも好影響があるのは、プロゴルファーが1番実感している事でもあるので、アマチュアゴルファーの皆さんもアプローチ練習に励んでみて下さい。