こんにちは!ゴルフ坊やだよ。
今日はテーラーメイドのM6シリーズを紹介します~。最初に「M」シリーズを簡単に説明するね。Mシリーズは、2015年から展開されたブランドで主にアスリートに向けたシリーズなんだ。
2015年に初代M1、M2という2モデルが販売され、翌2016年に2代目M1、M2、2017年にM3、M4、そして2018年にMシリーズの集大成となるM5、M6が発売されたんだ。
どのシリーズもツアープロに愛され、世界のツアーでたくさんの勝利を挙げている凄いシリーズなんだ。
目次
Mシリーズとは?
Mシリーズの”M”にはマルチマテリアエル(複数素材)の頭文字から取られているんだよ。チタン、カーボン、タングステンなど色々な素材を使って高性能を追求していることをアピールするためなんだって。
また、Mシリーズには法則があって、必ず2モデルいっぺんに発表されるんだ。これは1モデルだと対応できるゴルファーが限られてしまうから、対象を異なるヘッドを2種類用意することで幅広いゴルファーに対応するためなんだ。
Mの後に付く数字によって歴代モデルのコンセプトが分けられているのも特徴だね。
数字が奇数のモデルは、可変ウェート機能を搭載させるなど幅広い調整機能が搭載されているよ。これは、より自分にフィットさせたいと思うアスリートゴルファーのために開発されているからなんだよ。
数字が偶数のモデルは、打点のミスへの強さや直進性を重視して設計されているんだ。
今回ご紹介するM6シリーズは偶数だからミスに強い方のモデルだねっ!まずはドライバーから行ってみよう!
「M6ドライバー」 飛距離性能と直進性の高さを両立した逸品
テーラーメイドというメーカーは独創的な技術で高性能なクラブを作るのが得意なんだ。今では当たり前の弾道調整機能はテーラーメイドが広めたんだよ。
このM6ドライバーにもそういった独自の技術がたくさん詰まっているんだ。例えば「ツイストフェース」。フェース面の芯から左右にズレた位置でインパクトすると、ボールに曲りの要素となるサイドスピンがかかるんだ。
右打ちの場合、フェースの先端、トゥ側で打てば左に曲がるフックスピンが掛かりやすくなり、フェースのネック寄り、ヒール側で打てば右に曲がるスライススピンが掛かりやすくなる。これをあらかじめフェースに角度をつけ捻じっておくことでサイドスピンを減らそうという技術なんだよ。
あらかじめフェースに角度をつけ、打点のズレによるサイドスピンを抑制する「ツイストフェース」
「スピードインジェクション」も独自技術のひとつ。ルールで定められているフェースの反発の値をギリギリまで高める技術なんだ。一度フェースをルール上限より反発するところまで仕上げて、フェースの裏にレジン素材を注入することで反発を下げ、ルール範囲ギリギリに仕上げているんだ。
一度ルール上限以上に反発を高めてからレジン素材をフェース裏に注入することで、ルール上限ギリギリの反発フェースに仕上げた「スピードインジェクション」フェースについているオレンジのビスは、そのレジン素材を入れるための穴を塞ぐためのものだよ。
M6ドライバーにはその他にもフェース下部の反発エリアを広くする「貫通型スピードポケット」なども搭載されているよ。これらの技術に加えて、重心をやや深く設定された設計本来のミスへの強さが合わさり、アスリートモデルでありながらミスに強く、飛距離が出るドライバーとして仕上がっているんだ。だから発売から時間が立った今でも人気が高いんだね。
また極端につかまりを抑えていないところも評価され続けている理由のひとつかな。
スライスがドローになるといった強い補正能力は持っていないけど、スイング通りの弾道がちょっとマイルドになって飛んでいく感じ。曲りが軽減されつつ、大きなミスをしてもびっくりするような球にならないのが良いところだね!
ネックにはロフト角やライ角を調整することにより、弾道を微調整することができる機能が付いているのもポイント。そこそこ振れるゴルファーであれば、十分このやさしさと飛距離性能を体感できると思うよ。
「M6フェアウェイウッド」ドライバー譲りの直進性の高さと安定感
M6フェアウェイウッドは、ドライバーで評価の高い技術を搭載してM6シリーズのコンセプト通りのミスへの強さと直進性を高めたモデルになるよ。
ドライバーで説明した「ツイストフェース」「貫通型スピードポケット」などの技術を搭載し、打点のミスによる、飛距離ロスや曲りを抑えた仕様になっていて、アスリートモデルでありながら意外とやさしいとFWも人気が高いんだ。
さすがにロフト角の立った3Wは、ある程度技術が必要になるけど飛距離性能が高いとアスリートには評判だし、5Wはロフト角以上に上がってそんなにヘッドスピードがなくてもやさしく打てると人気が高いんだ。
ドライバーが同じM6を使っている方や、歴代Mシリーズの偶数の数値が付いたドライバーを使っている方には特におすすめだよ!もちろん他のメーカーのドライバーを使っている方でもOK!
ドライバーのコンセプトに沿った直進性の高さがうりのフェアウェイウッド。小ぶりなヘッドでアスリート向けでありながらミスにも強く、長く愛用するゴルファーも多い
「M6ユーティリティ」狙ったところに打ち出せる素直な操作性
テーラーメイドはユーティリティのことをレスキューって呼ぶんだ。M6レスキューは、いわゆるウッド型のユーティリティでフェアウェイウッド同様、ミスへの強さと直進性を重視した設計になっているよ。
ユーティリティでもツイストフェースを搭載し、直進性を重視した設計のM6レスキュー。クラウンの形状を開いて見えるように工夫することで左に飛びそうなイメージを払拭している
歴代Mシリーズにはそれぞれにレスキューがラインアップされているんだけど、なぜかM6と同時に発売されたM5にはレスキューの設定がないんだ。だからってことはないんだろうけど、M6レスキューは幅広いゴルファーが使いやすいように工夫がされているよ。
基本性能は、他のM6シリーズに準じたミスに強く直進性が高いもの。M6レスキューならではの良いところはとっても狙った方向に打ち出しやすいってとこかな。
ユーティリティは構造上、ボールがつかまりやすい性能に仕上がりやすいんだ。だからボールがつかまえられる上級者が使うとつかまり過ぎてしまうミスが起きてしまう事があるよ。
でも、このM6レスキューはミスへの強さなど基本的な性能はやさしく作りつつも、つかまり過ぎを抑えた仕様になっているから上級者でも使いやすいと評判が良いんだ。
形状にも気を配っていて、フェース側のクラウンの塗装をフェースの向きに対してやや開いたように見える工夫がされているんだ。これは構えた時に左に行きそうに見えるのを防ぐため。性能だけでなく結果に繋がる見た目にも気を配っているんだよ。
「M6アイアン」とにかくミスに強いオートマチック設計
Mシリーズのウッド類はツアープロも使えるようなアスリートを意識した設計になっているんだけど、アイアンはなぜかアベレージゴルファーをメインとしたとってもやさしい設計になっているんだ。特に数字が偶数のシリーズは、飛距離性能も高めたアマチュアの強い味方になってくれるモデルばかりなんだよ。
大型のヘッドサイズと低重心設計で打点のミスに対応し、厚めのソールでダフリのミスに対応。様々なミスを軽減してくれる
M6アイアンは、打点がズレてもボールがブレにくいポケットキャビティ構造を採用していて、さらにウッド類にも使われている「貫通型スピードポケット」を搭載しているんだ。ヘッドサイズも大きめだからスウィートエリアがとっても広くなっていて、芯を外しても飛距離ロスが少なく曲がりにくい性能になっているんだ。
またソールの幅も広めになっているから少々のダフってもソールが滑ってくれてボールを前に飛ばしてくれるし、トップしても低重心でフェース下部の当たりに強いからボールをちゃんと上げてくれる。ありとあらゆるミスに対応したまさにアマチュアの味方といえるアイアンなんだ!
まとめ
M6シリーズは、ウッド類は高い直進性と高い飛距離性能で初心者から上級者までをカバーする扱いやすさが魅力で、アイアンはエンジョイゴルファーが楽しくプレーするにはピッタリなモデルになっているよ。
M6シリーズで全部揃えるのもありだけど、アイアンだけちょっと仕様が違うからそこだけは覚えておいてね。購入時に気を付けたい点は、装着されているシャフトを必ずチェックすること。
テーラーメイドはドライバーだけでなくフェアウェイウッドやレスキューにもカスタムモデルがたくさん用意されているから、同じシャフトで揃えるのは結構大変。ウッド類はフレックスや重量をチェックして、できるだけ同じモデル、同じスペックのモデルを選ぶようにするのがおすすめだよ。
まだまだ一線級の性能を持つM6シリーズ。購入時はシャフトをチェックすることを忘れずに!