こんにちは! ゴルフ大好きゴルフ坊やです。
ゴルフのスコアって、なかなか縮まらないよね。
フルショット、アプローチ、パットと三つの要素が合わさって初めて良いスコアが出るのがゴルフだから、なかなかそんな絶好調な時はこないよね~。
でもプロや上級者のゴルフを見ていると調子が悪くても良いスコアでまとめてくる。その秘密は、パットにあるんだ。
第5回のパターの回でも言ったけどスコアの40%はパットの数。スコアをまとめるのが上手な方はほとんど3パットをしないんだよ。上手い人が3パットをしない理由はタッチが合っているから。つまり距離感が良いからなんだ。
距離感を養うにはもちろん練習も必要だけど、パターの選び方によって補える部分でもあるよ。
今日は距離感の合うパターの選び方をお教えしちゃいましょう!
目次
パットのミスの傾向を知ろう
3パットをしないためにはロングパットの距離感がとても重要なんだ。
あなたのミスはショート?それともオーバー?
まずは皆さんに思い出して欲しいのが、自分がロングパットを打った時のミスの傾向。ショートとオーバーどっちが多いかによって選ぶパターが変わってくるよ。
そして打ち方。第5回で紹介したタップ式か、ストローク式かを判別するテストではどちらだったかな?
この二つの要素で距離感の出しやすいパターを割り出すことができるよ。
同じ力でもパターによって転がる距離は違う
最近のパターの流行は、金属製のヘッドのフェース面に、本体と違う金属や樹脂等の別の素材を埋め込んだパター。
これには二つの効果があるんだ。
ひとつは本体より軽い素材を埋め込むことで、重い部分を外側に持ってきて、その効果でスイートエリアを広げること。
ふたつめは、打感や転がりを調整することだよ。
フェース面のインサートは距離感に大きく影響する
フェースの素材を硬くするとボールを弾くようになるので小さなストロークでよく転がるパターになりやすい。
逆に柔らかい素材を使うと硬い素材と比べてインパクトでのエネルギーを吸収するから転がりすぎないパターになるんだ。
パターは、飛ばせば良いというクラブじゃないから、自分の打ち方でタッチの合うパターを選ぶことが大切なんだよ。
フェース面と本体が同一素材で作っているパターはインサートを使っているパターと比べて硬い物が多いね。同じボールで打ち比べてみると打感の違いが良く分かるよ。
パターの重さもタッチに大きく関係する
意外と見落としがちなのがパターの重量。
最近はどのパターも重量が重めに設定されてきているけど、軽いパターと重いパターでは100gぐらい差があるんだよ。
軽いパターはインパクトでの衝突力が重いパターと比べて少なくなるので、その分強く打つ事ができる。
重いパターはその逆で軽いパターと比べて衝突力が大きいので小さい動きでボールを遠くに転がせることができるんだ。
グリーンの芝にも転がりは大きく影響する
パターを使うのはグリーンの上だよね。
そのグリーンのコンディションや芝の種類にもボールの転がりは大きく変わってくるんだ。
最近のパターが重くなってきているのは、日本のコースのグリーンが変化してきているからなんだよ。昔の多くのゴルフ場は、高麗(こうらい)という種類の芝を使っているところが多かったんだ。
高麗芝は、芝目が強いのが特徴で、パチンと打ちやすい軽いパターがマッチしていたんだ。ところが最近は一般的にベントと呼ばれる芝に変更されているところが増えてきた。
ベント芝は高麗ほど芝目が強くないから、使用しているグリーンは芝目がほとんどないグリーンに仕上がる。だから、パチンと打つ軽いパターよりも、スムーズにストロークしやすい重いパターが主流になってきたんだよ。
パチンと打てば芝の影響を受けにくい
芝目が強い場合、パチンとタップ式で打つ事でボールを滑らせると芝目の影響を受けづらくなって距離感は合わせやすい
芝目の影響が弱いときはストローク式が有利
芝目がほぼない状態ならボールが滑りにくいストローク式で打つ事でできるだけ早く転がるようにした方が距離感が合わせやすい
自分の打ち方で距離感の合う「打感」と「重さ」を見つけよう
フェースの素材や重さがボールの転がりに影響するのは分かってもらえたかな。肝心の選び方は、打ち方とミスの傾向でまとめてみたよ。
タップ式でミスの傾向がショートのゴルファーは
- フェースの素材が硬い物
- やや重め
タップ式でミスの傾向がオーバーのゴルファーは
- フェースの素材が柔らかい物
- 軽め
ストローク式でミスの傾向がショートのゴルファーは
- フェースの素材が硬い物
- 重め
ストローク式でミスの傾向がオーバーのゴルファー
- フェースの素材が柔らかい物
- やや軽め
打ち方やクセで距離感の出しやすいパターは変わる
タップ式であまり重いパターを使ってしまうと衝突力が強くて思った以上に転がってしまったり、ストローク式で軽すぎるパターを使うとヘッド軌道が安定しづらかったりするので、選ぶときは極端なものでなくほどほどで試してみてね。
また芝目の強いグリーンのコースによく行く人は、専用に軽めのパチンと打てるパターを用意してもいいかもね。
同じパターをずっと使うのも良いけれど、状況やその日の調子によってパターを替えるのもアリ!
プロゴルファーだってそういう人はたくさんいるんだ。是非試してみてね!
コラムバックナンバー
- 第8回 上手い人がこだわるフォージドって何が良いの?
- 第7回 実は奥が深いユーティリティ
- 第6回 飛ばしのための流行テクノロジーは浅重心と深重心
- 第5回 パターの形には見た目以上に意味がある
- 第4回 ザックリが減るウェッジはこんな形
- 第3回 ミスに強いアイアンはヘッドの形で分かる
- 第2回 フェアウェイウッドとユーティリティ、それぞれの得意技!
- 第1回 自分に合ったドライバーの見極め方法とは?