皆さんこんにちは!ゴルフ坊やだよ。
今回ご紹介するのはキャロウェイのROGUE(以下ローグ)シリーズのドライバーだよ。ローグシリーズは2018年に誕生。GBB EPICというブランドの後継として開発されたんだ。
GBB EPICは「ジェイルブレイクテクノロジー」という今までになかった技術を搭載し、高い飛距離性能で大ヒットを記録したんだ。そんな大ヒットブランドの後を引き継ぐローグシリーズは発売前に「EPICを超えなければ出す意味なんてない」なんて広告を出し、当時大きな話題になったんだよ。
そんな鳴り物入りでデビューしたローグシリーズは、飛距離性能はもちろんミスへの強さ、やさしさで高い評価を得たんだ。ヘッドを3タイプ用意し、ターゲットゴルファーに対して作り分けたスタイルは、現在のキャロウェイの主流となっていてゴルファーの好みに合わせて分かりやすくなり、選びやすくなったとユーザーに喜ばれているよ。
もちろん特定の性能を絞り込んでヘッドを開発できるから結果も出しやすくなる。性能はもちろんこういった分かりやすさも相まってGBB EPICに続いてローグシリーズもヒットモデルとなったんだ。
ローグシリーズのドライバーヘッドは「ローグ スター」「ローグ」「ローグ サブゼロ」の3タイプ。それぞれ性能を作り分けてあり、個性が付けられているんだ。
目次
キャロウェイのモデルチェンジの法則
近年、キャロウェイのメインとなるシリーズのモデルチェンジにはある法則があるんだ。
それは、やさしさをメインとしたシリーズと強弾道でアスリート向けに設計したシリーズを交互に発表しているということ。ローグシリーズはやさしさをメインにしたシリーズに当たるよ。ちなみにローグシリーズと同じポジションにいるシリーズは2020年に発表されたマーベリックシリーズだよ。
ローグシリーズのメインとなるテクノロジーは「ジェイルブレイクテクノロジー」と呼ばれるもの。これは前作のGBB EPICで初めて搭載された技術で簡単に説明するとヘッド内部でクラウンとソールを2本のバーでつなぎ、剛性を高めることでインパクト時のエネルギーロスを軽減するというものだよ。これによりボール初速を速め、高い飛距離性能を実現しているんだ。
ローグシリーズでは前作よりさらに改良され、2本のバーを砂時計のような形にすることで軽量化を図り、より最適な重心設計を実現しているんだ。
やさしさ、ミスへの強さの秘密は深い重心位置によるヘッドのブレにくさが挙げられるよ。芯を少々外してもヘッドのブレの少なさで曲りの少なさを追求しているんだ。もちろん低重心にもなっているから、安定して高い打ち出し角でボールを打ち出せる。基本となる設計をミスに強く設計し、独自の技術でボール初速を高めて飛ばす。それがローグシリーズのドライバーなんだ!
(深重心とジェイルブレイクテクノロジーキャプ)
投影面積を大きくし、重心を深く低く設計することで安定したキャリーを。クラウンとソールを2本のバーでつなぐことでエネルギーロスを防ぐジェイルブレイクテクノロジーで高いボール初速を生み出し、やさしさと飛距離を両立させている。
ローグシリーズに共通する点はミスへの強さ
飛距離性能とミスへの強さを基本とし、さらにそこからターゲットとなるゴルファーに向けて3タイプに分けて設計されているのがローグシリーズ。アベレージゴルファーはもちろんアスリートゴルファーだってミスの幅が収まってくれるのであればそういったクラブは魅力的だよね。
ここからはそれぞれのヘッドを具体的に見てみよう!ローグシリーズのヘッドを見る上でチェックすべき点はウェートの位置なんだ。
ローグスター
ローグシリーズのど真ん中、スタンダードと言って良いのがこのローグスター。3つのヘッドの中では一番ボールがつかまる仕様になっていて、ローグ本来のミスへの強さととってもマッチングが良いんだ。
基本性能につかまりを加えたアベレージゴルファー向けモデル
ドライバーでアベレージゴルファーに多く見られる症状が振り遅れ。
ドライバーはクラブの中で一番長いから最も振り遅れやすく、インパクトでフェースが目標より開いてしまうんだ。こうなると芯では打ちにくくなるし、ボールを擦るようなインパクトになってしまうからスライスしてしまい、大きく飛距離をロスしてしまう。
ローグスターは、ソールのヒール側にウェートを搭載することでヘッドをターンさせやすく設計してあるので、インパクトでフェースが開きにくく、スクェアなインパクトをしやすくなっているんだ。ティショットのミスが右方向に多いゴルファーにおすすめだよ。
ミスに強い、つかまりがよいとアベレージゴルファーが安定して飛ばすのに必要な性能がしっかり搭載されているローグ スター。スライスはもちろん初めから右に飛び出してしまうゴルファーにも効果を発揮してくれる
ローグ
ローグは、アベレージゴルファーから上級者まで比較的幅広いゴルファーを対象とし、基本性能である打点のミスへの強さを生かした直進性の高い仕様になっているよ。性能を視認できる目安であるウェートはソール中央の後方に配置されていて、深重心設計ということが分かるんだ。
直進性が高くねらったところに打ち出しやすい数量限定モデル
つかまり性能は、スターと比べて抑えられていてほぼニュートラルに設定。使用するゴルファーのスイングに準じた弾道が出やすくなっているよ。スイングに準じた弾道を安定して打たせつつ、曲がりを抑えた仕様といえばわかりやすいかな。
このローグには、スターには搭載されていない弾道調整機能が付いているので好みに合わせて弾道が調整できるようになっているよ。クセがなく調整ができるので長く使えてなおかつミスに強い、やさしいドライバーを探しているなら間違いないなく候補に挙がるモデルだね!
スターと比べてややディープフェースになっているが、ボールは上がりやすいローグ。打点を外してもバラつきが少ないニュートラルなドライバーとして長く愛用しているゴルファーも多い。本数限定なので希少性があるのもポイントのひとつ
ローグサブゼロ
ローグシリーズ最後のモデルはローグサブゼロ。ツアープロやアスリートに向けた自身でボールをつかまえる技術を持ったゴルファーが気持ち良く振れるように設計されているモデルなんだ。
叩いても左のミスになりにくいアスリート向け数量限定モデル
投影面積も小ぶりになっていて、ポンと地面に置いた時にフェースがやや右を向くような設計になっているよ。これは構えた時に左に飛んでいくイメージを沸かせないための工夫なんだ。
もちろん性能もその通りになっていて、ウェート位置も低スピンになりやすいフェースのすぐ裏の前方に設置。つかまりを抑えた強い弾道が打ちやすく設計されているよ。
このモデルにも弾道調整機能が搭載されているから好みに合わせて調整ができるんだ。ローグシリーズに共通する打点のミスへの強さを持たせつつ、上級者の好む仕様に設計されているのがこのサブゼロなんだ。
シリーズ共通の打点のミスへの強さとツアープロやアスリートが好む左のミスがしづらいつかまりを抑えた性能を両立させたモデルがこのローグサブゼロ。しっかり振っていきたいが、打点が安定しないゴルファーにおすすめのモデルだ
まとめ
ローグシリーズは発売からそれほど経っていないにも関わらず、比較的リーズナブルな価格になっているんだ。これは毎年名前を変えてモデルチェンジしているのが影響しているかもしれないね。性能的にはまだまだ一級品と言えるから、コスパの良いやさしいクラブの筆頭候補と僕は思っているよ。
ヘッドの選び方は、ずばりどんなミスをしたくないか!?で選ぶのがよいと思うよ。
・右のミスが嫌なら、ローグスター
・長く使いたい、予想外のミスをしたくないなら、ローグ
・左のミスが嫌でしっかり叩いていきたいなら、ローグサブゼロ
といった感じかな。
またローズシリーズの純正シャフトは適度にしなやかで癖のないモデルなんだけど、ローグやローグサブゼロはカスタムシャフトが装着されているケースもあるから、購入時にはチェックすることを忘れないでね。
弾道調整機能付きのモデルはシャフトの脱着が容易なため、リシャフトされている事が多い。購入前に必ずどんなシャフトが装着されているかチェックしよう。