
パターは人気やトレンドの商品を見るだけでも種類がたくさんあり迷いがちですが、スコアの約4割をパッティングが占めるのでパター選びはとても大事です。
この記事ではパターの選び方と最新おすすめ人気ランキングを紹介します。
目次
- 1 パターとはどんな種類のゴルフクラブ?
- 2 パターの選び方:ヘッドの形状
- 3 パターの選び方:ネック
- 4 パターの選び方:フェース素材
- 5 パターの選び方:長さ
- 6 パターのグリップの太さの選び方とは?
- 7 【2023年最新】パターのおすすめ人気ランキング10選
- 7.1 1位 TPコレクション ハイドロブラスト ジュノ TB2|テーラーメイド
- 7.2 2位 シグマ2(SIGMA2) アンサー プラチナム|ピンゴルフ
- 7.3 3位 ホワイト ホット OG 2ボールブレード|オデッセイ
- 7.4 4位 スコッティキャメロン スーパーセレクト ニューポート 2|タイトリスト
- 7.5 5位 TPコレクション ハイドロブラスト バンドン TM2|テーラーメイド
- 7.6 6位 ホワイト ホット OG #5 CS|オデッセイ
- 7.7 7位 スコッティキャメロン スペシャルセレクト ニューポート 2|タイトリスト
- 7.8 8位 ホワイト ホット OG 2ボール|オデッセイ
- 7.9 9位 スパイダーX ブルーホワイト スモールスラント|テーラーメイド
- 7.10 10位 ストロークラボ BLACK TEN|オデッセイ
- 8 まとめ
パターとはどんな種類のゴルフクラブ?
パターとは、グリーン上でボールを転がすのに特化しているクラブです。ボールを打ち上げずに転がすためのクラブなので、ロフト角(2~4°)がほとんどないフラットなヘッドになっています。パッティングは各ホール数回ずつ必要になる場合がほとんどです。
パットを攻略できればゴルフのスコアが上がることが多く、自分に合うパターを選んで使いこなせるようになるのがスコアアップへの重要な要素です。
パターはドライバーやアイアンなどの他のゴルフクラブに比べて、形状も素材も多岐にわたっています。アプローチが苦手な方にとってもパター選びはとても重要。メーカーや種類も多く選ぶのが難しいのは確かですが、自分にぴったりの一本を手に入れられるとパッティングが楽しくなるでしょう。
パターの選び方はヘッドの形状・ネック・フェース素材・長さの4つから自分に合ったものを組み合わせるのが基本です。
パターの選び方:ヘッドの形状
パターはヘッドの形状やデザインが豊富です。パッティングではアライメントを合わせて適切なインパクトで打つと距離感が合いやすく、初心者はとくに、アライメントを取りやすくてミスヒットをしにくいパターを選ぶのがベター。
ヘッドがライン入りでアライメントをしやすいデザインや、慣性モーメント(MOI)が高いパターなど種類はさまざまです。
ヘッドの形状によってパターの使いやすさには違いがあり、スイングの安定性を重視するか、操作性や距離感を大切にするかによって好みが異なるのが一般的です。ここでは代表的な4種類のヘッドの特徴を紹介します。
ピン型パター
ピン型パターは、上から見ると細長い長方形のシルエットをしています。汎用性が高くて広く人気があるヘッドです。フェースの向く面をコントロールしやすく、ターゲットを捉えやすいのが特徴。
細かいテクニックも適用できるので、初心者から上級者まで広くおすすめできるオーソドックスなパターです。ヘッドの重心を両端に合わせているピン型パターはスイングが安定しやすく、ミスを減らしやすいおすすめパターです。
中心ラインがあるとアライメントを取りやすいのでさらに使いやすいでしょう。
マレット型パター
マレット型パターは半円状に成形されているヘッドで、ピン型パターよりも重心がやや後ろにあります。ヘッド自体もやや重め。
インパクトのときにブレが起こりにくく、直線的で正確なパッティングができます。サイドラインもあるマレット型パターならインパクトの場所も捉えやすいので初心者におすすめです。
ネオマレット型パター
ネオマレット型パターはマレット型よりもさらに大型のヘッドで直線的なストロークをしやすいヘッドです。マレット型パターよりもさらに後方に長い形状をしていて、重心が後方に寄っています。
ボールアライメントシステムのあるパター(2ボールなど)も販売されているので、方向性を合わせるのが苦手な人は検討してみてください。
パッティングの距離感をつかむのが苦手な人やボールの転がりに課題がある人からも人気があるヘッドですが、他に比べるとヘッドが大きく重たい分、繊細な傾斜など扱いづらい場合もあります。
L字型パター
L字型パターはヘッドのフェースとシャフトの位置関係が他のパターとは異なり、アイアンなどと同じにしてあるのが特徴です。アプローチと同じ感覚で打ちたい人から人気があります。
操作性はとても優れているので、特にスキルのある上級者にはL字型パターがおすすめです。機械的にパッティングするよりも、センスや直感でプレーしたい、腕を磨いてスコアを上げたいと思っている人の期待にも応えてくれるヘッドです。
パターの選び方:ネック
パター選びではシャフトとヘッドをつなぐネックの形状も大事な要素。ネックはシャフトの中心軸に対して、ヘッドがどこに位置するかを決める役割を果たしています。
ネックの形状によってフェースの合わせ方も変わるので、スイングの癖や好みに応じて選ぶと使いやすく、正確性も上げられます。ここではパターのネックの構造を4種類に分けて、それぞれの特徴と選び方のポイントを紹介します。
クランクネック
クランクネックはオーソドックスなネック形状です。ネックがカギ型になっていて、シャフト軸よりもヘッドのフェースが引っ込んでいます。
右利き用の場合にはシャフト軸よりも右側にフェースがあるため、インパクトを抑えやすく、右への押し出しによるミスが起こりにくいのが特徴です。ピン型パターとの相性が良いので組み合わせて選ぶのがおすすめです。
ベントネック
ベントネックはシャフトが滑らかな曲線を描くようなデザインでヘッドと連結されているのが特徴です。カギ型よりも重心が下がるのでスイングが安定しやすい性質があります。
ネオマレット型パターに挿してある場合が多いです。フェースを見やすいので正確性重視の人に向いています。
センターシャフト
センターシャフトはセンターネックとも呼ばれるタイプで、シャフト軸がヘッドの中央に直結するようにデザインされています。
ヘッドの芯をダイレクトに動かすイメージになるので直感を活かしたい人から人気があるネックです。マレット型やネオマレット型のパターとの相性が良いですが、ややヘッドがブレやすく、どちらかと言うと上級者向きと言われています。
スラントネック
スラントネックはヘッド部分でシャフトがやや傾斜している形になっているクランクネックとベントネックの中間的なデザインです。傾斜部分が短い場合にはショートスラントと呼ばれます。
スラントネックは右への押し出しが起こりにくく、ヘッドコントロールもしやすいのが特徴です。ただし、フェース面の開閉度が大きいのでストレートにストロークする人よりも、アークを描くタイプの人に向いています。
パターの選び方:フェース素材
パターはフェース素材の違いによって打感に大きな違いがあります。フェース素材には大きく分けてステンレスやアルミニウムなどの金属、エラストマーやストロノミクスなどの樹脂があります。
合金や混合樹脂なども使用されているので、メーカーによってフェース素材は違うと考えた方が良いでしょう。パターのフェース素材は実際に使ってみて自分に合うかどうかを確認しながら選んでいきましょう。
フェースの硬さ
まずは硬さを重視しましょう。硬いフェースのパターでは勢いがよくなり、軟らかいフェースのパターでは衝撃が吸収されるので転がり過ぎることがなくなります。
ショートしやすい人は硬いフェース、オーバーしやすい人は柔らかいフェースのパターにすれば良いと単純に考えることができます。
フェースの硬さには優劣があるわけではありません。ただ、打感に違いがあるので感性を重視してプレーしたい人は試打をするのがおすすめです。プレースタイルに合わせて決めるとお気に入りの一本を手に入れられます。
素材の種類
パターの硬さと関連して素材の種類で決めるのもおすすめです。一般的に金属の方が素材は硬く、樹脂の方が軟らかくなります。素材の種類によってパターの良し悪しが決まるわけではないので、基本的には打感で考えた方が良いです。
同じ硬さの金属と樹脂でも、金属の方がカツンという印象を受けるのに対して、樹脂の方が一度フィットするような感触が得られます。
クラブを通じて肌で感じたことを直感的に理解してプレーしていきたい人は、フィーリングに合う素材を選ぶのが重要です。特に気にしない人は金属か樹脂かにこだわらずに硬さを重視して選びましょう。
芝生との相性
芝生とフェース素材の相性を考える高度な選び方もあります。日本のゴルフ場ではベント芝とコーライ芝が用いられているところが大半です。ベント芝は芝目が弱いので、重い素材のパターで球速を出して距離を合わせるのが効果的です。
しかし、高麗芝は芝目が粗くて距離のコントロールが難しいため、軽い素材のパターで丁寧に転がすと正確なパッティングをしやすくなります。
プレーするゴルフ場によって使用している芝生は違います。行きたいゴルフ場が決まっているなら、そのゴルフ場のグリーンで使用している芝生をホームページで確認してみましょう。
パターの選び方:長さ
パターは長さ選びもとても大切です。パターの長さは一般的に33インチ~35インチで設計されています。ただ、身長が180cmの人と150cmの人で体格に合うクラブの長さが違うのは明らかでしょう。
パッティングは正確なスイングが必要なので、自分の体格にぴったりの長さのパターを選ぶのが重要です。ここではパターの長さの選び方について、3つの異なる観点から解説します。
身長から決める
パターの長さは自分の身長に合わせて決めるのがシンプルで選びやすいでしょう。現在市販されているパターは、だいたいが33インチ・34インチ・35インチです。
長さに合った身長の目安としては160cm~170cmの人は33インチ、170cm~180cmの人は34インチ、180cm以上の人は35インチのパターを合わせるのが一般的と言われています。
身長が160cm未満の人は33インチのパターでも長くて扱いづらい場合があるので、特注で切ってもらって使いやすいパターを手に入れることもできます。ただ、あくまで一般的な基準なので必ずこの通りに選ばなければならないわけではありません。
アドレスのスタイルに合わせる
アドレスによってスイングしやすいパターの長さは変わります。アドレスのスタンスが広い人ほど手と地面との距離は短くなるため、短いパターの方が扱いやすいでしょう。
また、体の傾き具合による影響もあるため、スイングスタイルにぴったり合う長さにするのが重要。
逆に、パターの長さに合わせてアドレスのスタイルを決めることもできるので、初心者は身長からパターの長さを決めてパッティングを練習して慣れていくのがおすすめです。
特性を考えて選ぶ
パターはあえて短めにしたり、長めにしたりする方法があります。短いパターにすると深い前傾姿勢になるため、ボールが良く見えるようになって繊細なタッチでパッティングできます。
長いパターにするとゴルフクラブが重くなって重心の安定性が高まり、パッティングの再現性が高くなったり、転がりが良くなったりするのが特徴です。ヘッドの軌道も安定し安くなるため、安定したパッティングをしたい人にはやや長めのパターをおすすめします。
パターのグリップの太さの選び方とは?
グリップの太さも実は重要なポイント。グリップの種類も商品によってさまざまです。太さによって握りやすさや操作性が変わるので、自分に合う太さのグリップを選びましょう。同じ手の大きさでも太さを変えるだけで大きな違いが生まれます。
グリップは細いほど打感が敏感に伝わってきます。太いほどスイングもストロークも安定しやすいのが特徴です。
初心者は力んでしまうことが多いので安定感がある太めのグリップが適しています。上級者になるにつれて打感を肌で感じて学び、繊細なストロークで打てるようになるためにグリップを細めにするのがおすすめです。プロからは細めのグリップが人気なので、スキルアップを通して徐々に細くしていくのが理想的でしょう。
【2023年最新】パターのおすすめ人気ランキング10選
パターはバラエティーが豊富で個性に合った一本を使うことでアプローチもカップインもしやすくなります。ここではパターのおすすめ人気ランキングを紹介します。ぜひ自分に合うパターを探してみてください。
1位 TPコレクション ハイドロブラスト ジュノ TB2|テーラーメイド
テーラーメイド TPコレクション ハイドロブラスト ジュノ TB2はセンターシャフトのピン型パターです。このモデルはセンターシャフトではあるもののフェースを少し後方に下げた設計となり、転がりが良くてスムーズにカップインするという定評があります。
2位 シグマ2(SIGMA2) アンサー プラチナム|ピンゴルフ
ピン SIGMA 2 アンサー プラチナムはオーソドックスなクランクネックのピン型パターです。シャフトの長さを自由に調節できる独自機能があります。打球音の良さで人気が高く、ソフトなタッチでストロークできるという口コミが多いのが特徴です。
3位 ホワイト ホット OG 2ボールブレード|オデッセイ
オデッセイ ホワイト ホット OG 2BALL BLADEはオデッセイオリジナルのホワイトホットを搭載しているパターです。よく入るパターという定評があり、おすすめ。軟らかめの打感なのに転がりが良いのが特徴です。
4位 スコッティキャメロン スーパーセレクト ニューポート 2|タイトリスト
タイトリスト スコッティキャメロン スーパーセレクト ニューポート 2はネックの形状にこだわりを持って開発されたクランクネックのピン型パターです。ストロークの安定性が優れている点で人気があります。
5位 TPコレクション ハイドロブラスト バンドン TM2|テーラーメイド
テーラーメイド TPコレクション ハイドロブラスト バンドン TM2はセンターシャフトでブレが起こりにくいことで定評があるマレット型パターです。トラス構造のネックを取り入れて、安定しやすい設計になっています。
6位 ホワイト ホット OG #5 CS|オデッセイ
オデッセイ ホワイト ホット OG #5 CSはバランスよく仕上げられていることで人気があるセンターシャフトのマレット型パターです。軟らかくて打感がよく伝わってくるため、トレーニング用に合うパターとしても人気があります。
7位 スコッティキャメロン スペシャルセレクト ニューポート 2|タイトリスト
タイトリスト スコッティキャメロン スペシャルセレクト ニューポート 2はシンプルに仕上げられたクランクネックのピン型パターです。見た目はクラシカルでも過重配分の適性かによって自然に打てる安定性の高いデザインになっています。
8位 ホワイト ホット OG 2ボール|オデッセイ
ボールのカバーと同じ素材をインサートに使用し、インパクトでの相性が良く、ソフトでありながらしっかりと反発します。ショートパットに使いやすいという定評があり、軟らかめの打感なので感性でも打ちやすいでしょう。
9位 スパイダーX ブルーホワイト スモールスラント|テーラーメイド
テーラーメイド スパイダーX BLUE/WHITE スモールスラントはスラントネックのネオマレット型パターです。距離感を捉えやすく、直進性も優れているパターとして人気です。あと少しの転がりを期待したい人にうってつけのパターでしょう。
10位 ストロークラボ BLACK TEN|オデッセイ
オデッセイ ストロークラボ BLACK TENは独特なフォルムを持つセンターシャフトのネオマレット型パターです。アライメントを取りやすいので方向のずれが起こりにくく、正確にパッティングできるという口コミで人気が伸びています。
まとめ
パターはゴルフのスコアに大きな影響があるクラブです。バラエティー豊富なので選ぶのが難しいですが、選び方次第でパットの課題を解決できます。
打感を確認して、自分のスタイルに合う一本を選び出すのが大切です。パッティングが苦手な人はパターを変えるだけで一気にスコアが上がる場合もあります。
ここで紹介した人気ランキングを参考にして自分に合うパターを手に入れて、納得のいくプレーをしていきましょう。