
こんにちは~、ゴルフ坊やです!
今日はアイアンのシャフトに関してお話しちゃうよ。
アイアンのシャフトは大きく分けてスチールとカーボンが存在するけど、この二つは何が違うが皆さん知っているかな?
一般的には重いスチール、軽いカーボンって思われがちだけど最近は重いカーボンも軽いスチールも存在するんだ。この二つは重さの違いだけじゃなく、それぞれの素材によるメリットがあるから、今回はそれを教えちゃいます!
目次
シャフトの役割とは?
シャフトは、「ボールを目標に飛ばす」ゴルフというスポーツの中でとても重要な役割を持っているんだ。
振り心地や飛距離に影響する重要なパーツ
長さを変えることで飛距離を調節することができるし、重さやしなりを選ぶことでゴルファーそれぞれの振りやすいクラブに仕上げることができる。どんなに性能の良いヘッドを選んでもシャフトが合わなければ、思い通りのボールが打てるクラブには仕上がらない。それぐらい重要なパーツなんだよ。
どんなに良いヘッドを使ってもその人のスイングにシャフトがあっていなければ、目標に狙ってボールを打てるクラブには仕上がらない。
シャフトは少し重いくらいがちょうどいい
アイアンに限らず、クラブを購入する時に気を付けてもらいたいのがシャフトの重さ。
【第10回】あなたのゴルフクラブ短いほど重くなっていますか?クラブ重量を調整しミスショットを減らそう!で他のクラブとの重量差についてはお話ししたよね。
重すぎるシャフトだと余計な力みが入って再現性の高いスイングがしにくくなるし、ダフリや飛距離ロスの原因になる。逆に軽すぎると余計な動きをしやすくなってしまい、これも再現性の高いスイングがしにくくなるんだ。
クラブを振っていて「ちょっと重いかな?」と感じるぐらいがちょうど良い重さの目安。試打ができるお店には色々な重さのシャフトが揃っているから実際に打ってみて、ちょうど良い重さを見つけておこう。
重さがあわないと重くても軽くてもミスが出やすくなる。自分にとってちょうど良い重さを知ることが重要。
シャフトの「硬さ」は、タイミングの取りやすさと弾道に影響する
シャフトの硬さは、主にスイングのタイミングに影響するんだ。切り返しで適度にしなることによってヘッドの重さを感じやすくなり、自分のタイミングで振りやすくなる。
硬すぎると切り返しでしならないのでタイミングが取りづらくなるし、ヘッドが加速しないので飛距離が出にくくなる。
柔らかすぎてもヘッドが暴れてしまい、インパクトがシビアになっちゃう上に、入射角が安定しなくなるので高さや打出し方向が安定しなくなるんだ。
ちょうどいい硬さを選ぶのが飛距離でも方向性でも重要なんだね。
シャフトが硬すぎるとタイミングが取りづらくなる上、飛距離が出にくくなる。シャフトが柔らかすぎるとヘッドが暴れてしまう上、弾道が安定しない。
なぜスチールとカーボンの2種類が存在するの?
ちょうどいい重さ、硬さということで大切なのがカーボンシャフト。昔は重いスチールシャフトしかなかったんだけど、それだと非力な方や女性には重かったんだ。
昔は重いスチールシャフトしか選べなかった
そこで軽いシャフトを作ろうとした時に、当時の技術では軽いスチールを作るよりカーボンでシャフトを作ったほうが良いものができたんだ。
軽いシャフトが合うゴルファー・・・つまり、非力な方や女性には「ボールが上がりやすくなる」っていう性能が必要だったんだけど、それがカーボンの方がうまく作りやすかったんだね。力のない人でも高弾道を打てる、っていうのは実はすごく重要なことなんだよ。
その他にもいろいろな素材でシャフトが作られたけど、価格や性能の問題で重めのシャフトがスチール、軽めのシャフトがカーボンという図式が出来上がり現在でもまだ残っているんだよ。
軽量シャフトの開発時の技術では、カーボンで作られたシャフトが性能が良く、コストが良かったので量産され、軽量シャフト=カーボンというイメージが付いた
今では軽量スチール、重量カーボンも存在する
技術が進化した現在では、軽い60g台のスチールや重い120g台のカーボンシャフトも開発され、「超軽量シャフト」以外はどちらの素材でも自由に選べるようになったんだ。
だから重い=スチール、軽い=カーボンという図式はなくなりつつあるんだけど、メーカー純正シャフトの設定は重いシャフト=スチール素材、軽いシャフト=カーボン素材のまま。
これは昔からあるイメージやコストの問題もあるんだろうけど、それぞれの特性によるところもあるんだよ。
軽量スチールや重量カーボンが開発されているにも関わらず、メーカー純正シャフトの設定は重いモデル=スチール、軽いモデル=カーボンのまま。これには理由がある。
重量を抜いて考えてもスチールはパワーヒッターに、カーボンはスインガーに合う
ゴルフのスイングって、自分を軸にした円運動だよね。しかも、バットと違ってクラブヘッドは左右対称じゃない。
だからスイング中、シャフトにはねじれる力が働くんだけど、スチールは剛性がとても高くてこのねじれる力に強い。つまり、力強く振ってもしっかりしていてヘッドがブレにくいんだ。
じゃあ、カーボンのメリットはというと設計自由度が高く、基本的にどんな特性でも作れるトコロ。だからスチールでは作りにくい、ボールが上がりやすい特性などゴルファーを補助してくれる性能の物が多いから、スインガーにとってとても有利に働くんだ。
これらは重量を抜きにしたそれぞれの素材そのものの特性のお話。
重い重量帯が作りやすいスチールの特性がパワーヒッターに、軽い重量帯が作りやすいカーボンの特性がスインガーに元々ピッタリなんだ。だから、例え軽量なスチールとか、重いカーボンとか、違う重量帯のシャフトが出来ても中々浸透しにくく、「パワーヒッター=重め=スチール」「スインガー=軽め=カーボン」という図式が崩れにくいんだよ。
重量関係なくスチールのねじれ剛性が強いしっかりした振り心地はパワーヒッターに、カーボンはスイングを補助してくれるモデルが多いのでスインガーに合う。
自分に合ったシャフトを探すポイントは?大切なのは比較すること!
アイアンシャフトのスチールとカーボンの違いのお話どうだったかな?
ちょっと長くなっちゃったけど、簡単にまとめると、余計なミスをしたくないならスチール、助けてほしいならカーボンがおすすめ!
スチールシャフト・・・自分でクラブをコントロールしたい方
カーボンシャフト・・・クラブに助けてもらいたい方
っていうことなんだ。重量と硬さは自分に合った物を選んでね。もし、自分にはどのくらいの重さがいいのか分からなかったら気軽にお店の人に聞いてみてね!
メーカー純正のシャフトだと重量帯の種類は多くないけど、リシャフトされたアイアンなら色々なスペックがあるから、これからお店やネットでクラブを見る時はヘッドだけでなくシャフトも是非チェックしてみてね。思わぬ掘り出し物があるかもしれないよ!