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人気フェアウェイウッド ピン G410の3番ウッドを打ち比べ!

試打インプレッション

今回、打ち比べ紹介するクラブは2019年発売のG410シリーズのフェアウェイウッドです。
発売から3年程経過した今でも中古市場では絶大な人気が続いています。人気モデルゆえ中古相場も崩れにくく、販売価格は下げ止まり感があります。当社の値付け担当者に相場予測を尋ねたところ、同じ状況がしばらく続きそうとのことでした(2022年2月現在)。

性能的には推しのモデルなので、お値段で購入を迷っている方は、ここらで決心してもいいかもしれません。

3番ウッドっていつ使うの?

フェアウェイウッドに苦手意識をもつゴルファーや初心者には難しく感じるクラブ種類かもしれませんが、レベルアップを目指すゴルファーにとっては、3番ウッドを打てるようになるとコースに出た際の攻略法の幅が広がりますよ。

1つ目は、ドッグレッグのコースで「ドライバーだと突き抜けてしまう」という時に、3番ウッドがあるととても便利です。2つ目は、ライの良いセカンドショットで、2オンが狙えるようになります。

詳しくは 「3番ウッド(スプーン)の打ち方とティーショットでの活用方法」の記事で使用シーンや打ち方・練習方法などを紹介していますので、ぜひ3番ウッドを練習して得意なクラブにしてくださいね!

G410(ピンゴルフ)シリーズの3番ウッドを試打

G410の特徴について、さらっとおさらいです。クラブの重心を最もパワーの伝わる位置に設計したことで、前モデルよりも高初速・飛距離UPを狙えるクラブになっています。フェースにはたわみと初速を生み出すFORGEDマレージングC300フェースを採用。また、ソール後方部にウェイトを搭載しておりPINGの「ミスしてもブレない」という「やさしさ」へのこだわりも感じとれるクラブです。

G410シリーズには、スタンダードモデルのSTD、ドロータイプのSFT、低スピンタイプのLSTの3タイプがあり、全3モデルを橋本好功ティーチングプロに試打レビューしてもらいました。どんなゴルファーにおすすめか、教えてもらったので、ぜひ参考にしてくださいね。

スタンダードモデルの「G410 STD」

シャフトは、ALTA J CBで試打しました。各スペックは、ロフト角 14.5° / ライ角 57.5° / ヘッド体積 171cc / 長さ 43インチ / フレックス SR / 重量 約311g です。

構えた感じは?

ヘッドの大きさもほどほどで、フェイスの向きの見え方も良いので、安心感がありつつも圧迫感がないのが良いですね。今回の3本の中では個人的に1番構えやすいクラブです。

試打レビュー

ヘッドが小さすぎず、大きすぎずで操作性も良いです。打ってみると、打感は軽めで心地よく打てます。つかまりも良く、右に曲がってしまう方や引っかけてしまうという方におすすめです。

ロフト角が小さいですが、上がりにくいという印象もなく操作性も抜群です。スイングした通りに球が飛んでいってくれます。両サイドが狭いホールでのティーショットや、ロングホールでの芝からの2打目など、使える場面は多いように感じます。

何度か試打した後にフェースの打痕を見てみると、左右のブレが少なく個人的にはすごく相性がよいクラブでしたね。「ミスしてもブレない」やさしさを重視するピンの技術を体現したようなクラブです。3番ウッドに苦手意識があるという人にぜひ一度試打してみてほしいクラブです。使いこなせると、スコアを縮めるのに大きく貢献してくれるでしょう。

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ドロータイプの「G410 SFT」

ドロータイプのG410 SFTは、球のつかまりがよいモデルです。シャフトは、ALTA J CBで試打しました。各スペックは、ロフト角 16° / ライ角 57.5° / ヘッド体積 188 cc / 長さ 43インチ / フレックス SR / 重量 約309g です。

構えた感じは?

クラブのフェースの向きの見え方から、球が上がりにくそうに感じます。フェースが大きく、丸く見えるので安心感はありますが、構えやすさは好みが分かれると思いますね。

試打レビュー

打感はすごく軽く、弾きが良いので打った時に爽快感があります。また、ロフト角が16°と大きいので意外に球が上がりやすく驚きました。ヘッドが大きいので操作性はいまいちかと思いきや、重くないので操作性も中々良いです。

また、つかまりも良いので「スライスしてしまう」という人にもおすすめです。オートマチックに球をつかまえてあげてくれるという印象のクラブです。

性能はとても良いですが、見た目の大きさから構えた時の好き嫌いが分かれるクラブだと思います。そのため、別のFWから乗り換えて使おうと考えている人は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

他の2つのモデルのように飛距離が狙えるというクラブではないですが、スライスしてしまう方や初心者の方、3番ウッドに苦手意識のある方におすすめです。

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低スピンタイプの「G410 LST」

G410 LSTは、低スピンで球が飛ぶモデルです。シャフトは、ALTA J CBを試打。各スペックは、ロフト角 14.5° / ライ角 57.5° / ヘッド体積 159 cc / 長さ 43インチ / フレックス S / 重量 約318g です。

構えた感じは?

クラブヘッドが小ぶりで、構えた時にもクラブのフェースがしっかり見えるので構えやすさは良いです。

試打レビュー

打ってみると、やはりロフト角が14.5度なので上がりやすさに関してはイマイチ。打感も先ほど打った2本よりも重く感じますね。ずっしりとしており、打音もバチっという重めの感じです。

「低スピンタイプ」とうたっている通りに、低スピンで飛んでいくクラブなので、上手く当たれば3モデルの中でこのクラブが一番飛距離が稼げると思います。ランで飛距離を狙えるクラブです。方向性も抜群なので、ドライバーでのスライスのミスが心配な時やドッグレッグのコースで突き抜けてしまいそうな時のティーショット用としてかなりつかえると思います。

初心者の方におすすめできるクラブではなく、上級者の方が打った時に性能が発揮されるクラブですね。また、球が上がり過ぎてしまう人にもいいかもしれません。どちらにせよ一度試打して感触を確かめてから購入した方が良いクラブです。

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まとめ

個人的にはスタンダードのモデルの「G410 STD」がブレが少なく打ちやすかったです。低スピンで飛ばすタイプの「G410 LST」は球が上がりにくく、かつ小ぶりなので上級者の人向けのように感じます。使いこなしたら強い武器になってくれますよ。

初めて3番ウッドを使う、練習するという方は「G410 SFT」がおすすめです。ヘッドが大きいので構えた時の安心感がピカイチ。フェースのどこに当たってもオートマチックに球を上げてくれるので3番ウッドへの苦手意識も芽生えにくいと思います。ぜひ「苦手」から「好き」になれるような1本を見つけてくださいね。

みんなのレビューは!?

G410 STD
G410 SFT
G410 LST

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