コースに出るために練習場で一生懸命練習したのに、いざコースにでると練習場のように上手く打てないという悩みを抱えているゴルファーの皆さん!
練習場に行ってもどのクラブをどうやって練習すればいいのか、どのクラブが苦手なのかわかっていないまま練習してしまってはいませんか?
練習場とコースでは状況やメンタル面で大きな差があり、その差がミスを引き起こしてしまいます。練習場では上手く打てるのに、コースに出ると上手く打てない事は誰もが陥ってしまいがちで、実はプロゴルファーでもよくある事です。
ただ、ゴルフが上手な人は練習場とコースでの差が少なく、練習場でもコースでの実践で役に立つ練習をしっかりしています。
練習場で出来たことがコースで発揮できないのは悲しいですよね。
今回は練習場では上手く打てるのにコースでは打てない方のために、練習場でどのようなショット練習をしたらよいのかをご紹介します。
目次
飛距離より方向性を考える
ゴルフは練習量が多ければ多いほど上達もしますが、それではいくら時間があっても足りません。
毎日練習場に通う事ができ、しっかり時間をとれて何百球と練習できる方はそう多くはありませんよね。プロゴルファーでない限り、毎日何時間もゴルフだけをするのは難しいと思います。
ゴルフを始めたばかりの頃であればとにかくボールを打つ事が重要ですが、ゴルフスコアを考えられるようになってきた今はコースでのプレーを考えましょう。
また、どうせ練習するのであれば、効率よく時短で上手くなりたい!と誰しもが思うことです。そこで時間がある時とそうではない時、またコースに行くことが決まった時の練習方法を変えていきましょう。
ハーフスイングで真っ直ぐ飛ばす練習をする
コースに行くことが決まったら、思いっきりフルスイングすることを止め、ハーフスイングなどでボールを真っ直ぐ飛ばす練習をします。とりあえず力任せにボールを打つ練習は一旦お休みです。
コースではマックスのパワーでスイングすることは、ほとんどありません。
いかにボールを曲げずに真っ直ぐ飛ばして良いポジション内に収める事が重要なので、飛距離を求める事は一旦置いておきましょう。
また、残り100ヤード以内からの距離をグリーンにいかに乗せられるかでスコアが格段に良くなるので、ピッチングウェッジや9番アイアン等の大きいクラブで楽にスイングして、思った方向に飛ばす練習をするといいでしょう。
コースに行くことが決まったら、大きいクラブでゆっくりスイングをして、安定感を磨く練習をすることが大事です。
大きめのクラブで短い距離を打つ事によって、ゆっくりとしたスイングが手に入れることができ、方向性だけでなく安定感も手に入れることが出来るので一石二鳥ですよ!
様々な状況の練習
コースと練習場の最大の違いは傾斜です。練習場はフラットなマットの上で何球も打つことになりますが、コースでは傾斜があり、天然の芝の上でチャンスは一球しかないという事です。
練習場ではミスしたとしても、次のボールを打つ前に前回の反省点を踏まえながら、次のショットを打つことが出来ますが、コースでは同じ状況はほとんどありません。
コースに行くことが決まったら、ただマットの上でボールを打つだけの練習は止めましょう。
薄いマットを利用する
練習場のマットはボールを打つところと足場とマットの薄さが違うところがほとんどです。
コースでライが悪い状況の練習のためにも、芝が薄い足場のマット上から綺麗にボールを捉える練習もしていきましょう。
ナイスショットの必要はないので、ボールの上を叩いてしまう距離のでないゴロや、空振りさえしなければ問題ありません。
間隔を空けて打つ
コースでは一球打ったら歩いての繰り返しで、ボールを打ってすぐまた同じところから同じ番手で打つことはほとんどありません。
必ずショットと次のショットの間に一定時間、間隔が空いてしまうので、練習場でも一球ずつ間をあけて練習しましょう。
間隔を空けてボールを打つ練習をすることによって、コースでプレッシャーを感じずに済みますし、一球入魂できるようになります。
扇風機で風を起こす
また、練習場に備え付けてある扇風機を利用して風の強い日の練習をすることも出来ます。
コースでは自然との戦いで、自分自身にいつも有利な条件とは限りません。扇風機で強い風を起こして、集中力を高める練習をすることもできますよ。
傾斜の練習
ゴルフ練習場には傾斜の練習ができる練習場が備え付けられている場所もあります。
有料の場合もありますが、コースに行く前は一度様々な傾斜で練習しておくと、いざという時にミスが減ります。
脳内でシミュレーション
行くコースのホールが分かっている場合は、あらかじめ練習場でシミュレーションしておくとコース本番での緊張が緩和されます。
パターは無理ですが、コースを頭の中にイメージしてドライバーショットを打ち、セカンド、アプローチを打ってコースを回りましょう。コースに出る前にどのような状況でミスしやすいのか分かりますし、ミスした個所を把握しておくのはとても重要です。
また、コースでは必ずドライバーショットから始まりますよね。
そのため、練習場での最初の一球はドライバーを打つことをオススメします。
コースで打つ最初の一打目は身体もまだ動いてうえに緊張も重なりますが、練習場でその練習ができるので、しっかりイメージしてミスを減らしていきましょう。
出来ない事をやろうとしている
コースでは林の中に入ったり、目の前に木があったりと、予想できないような様々なピンチの状況に陥ってしまいますよね。
そのような状況は練習場では起こらないので練習することはできません。でも、いざコースに出ると緊張したり、焦ったりして無理をしようとしてはいませんか?
テレビでよくプロゴルファーが木の枝の隙間を抜けたり、ボールを大きく曲げたりしている場面を見たことがあると思います。
いざ同じような状況になると真似しようとしてはいませんか?
絶対に止めましょう。
練習場で練習していない事や出来ない事は決してコースではできません。
難しい状況にボールが飛んでしまったら、一度深呼吸してボールをフェアウェイに出して落ち着いてプレーをしてください。一見スコアが悪くなってしまうと思いがちですが、ホールアウトしてみると結果がいいことが多いのですよ。
まとめ
「練習場シングル」という言葉があるように、練習場ではシングルプレーヤーのように上手いのに、いざコースに出るとスコアが100をなかなか切れない方がいます。
そんな悲しいことにならないためにもコースに向けた練習をしましょう。コースに出ることが決まったら、コースで良いスコアを出すための練習に切り替えていきましょう。
練習場でどんなにいいスイングをして、ナイスショットを連発していてもコースで出来なければ意味がありません。練習場とコースの差を意識し、コースのための練習を取り入れていきましょう。
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