
この記事では、ゴルフのコースを回るにあたって大事な1打目(ティーショット)をしっかり打つために必要となるドライバーの特徴や性能とおすすめをご紹介します。
ヘッドにつながる棒の部分であるシャフトの長さやクラブ重さなど様々な種類のものがありますが、自分に合ったドライバーはどのように選べばいいのでしょうか?
数あるクラブの中でのドライバーの役割から特徴、ポイント別の選び方をお伝えします。
目次
ドライバー人気ランキング10選
一般公開している在庫だけで13万本を超える中古ゴルフクラブショップの「ゴルフドゥ!」で売れているドライバー10選をご紹介します。各ドライバーの特徴やスペック、中古での販売価格帯もご案内しますので、ぜひクラブ選びの参考にしてください。
※<スペック>の数値は個体差がある場合がございます
1位 G425 MAX
最新モデルにも負けないブレにくさと直進力

G425 MAXドライバーはピン史上最大慣性モーメントを誇ったモデルです。後に数値で上回るG430MAX 10Kも登場しましたが、G425 MAXが左右上下の打点のブレに強いことに変わりはなく、ストレートな弾道で飛ばすことにかけて右に出るクラブはそうそうありません。
後方の調整式ウェイトは調整範囲が狭く、ドローやフェードを打ち分けるというよりは弾道を安定させて飛距離を追究する使い方が適切です。また、G425 MAXは前作G410 Plusよりも重心がさらに深く、打ち出し角が高いことが特色です。
メーカー | ピンゴルフ |
発売年 | 2020年 |
推奨レベル | 全ゴルファー |
弾道方向性 | ストレート |
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9°、10.5°、12° |
ライ角 | 59.5° |
シャフト | ALTA J CB SLATE |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | X、S、SR、R |
クラブ重量(g) | SR / 298 |
バランス | SR / D3 |
中古価格相場 | 24,000 ~ 35,000円 |
2位 ステルス2
2代目STEALTHは球がつかまって上がりやすい

STEALTH(ステルス)2ドライバーは初代STEALTH(ステルス)に引き続き60層カーボンツイストフェースが採用され、オフセンターでも高初速で飛ばせるモデルです。
新たに採用されたカーボンソールによって生まれた余剰重量をバックウェイトに配置。慣性モーメントが大幅にアップし、前作よりもミスヒットに強くなっています。
また、ややヒール寄りに配置されたフロントウェイトによって打ち出し角とスピン量が最適化。球のつかまりも前作より向上し、ハードヒッターでなくても打ちやすいドライバーとなっています。
メーカー | テーラーメイド |
発売年 | 2023年 |
推奨レベル | 中級者向け |
弾道方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 25,000 ~ 40,000円 |
3位 ゼクシオ12 ネイビー
過去一、進化した飛距離性能とXXIOらしい打ちやすさ

XXIO(ゼクシオ)12ドライバーは飛距離性能において歴代最大級の進化を遂げたモデルです。XXIO 12が飛ぶ理由は、新たに採用されたリバウンドフレームとアクティブウイング。
前者は剛・軟・剛・軟の4層構造によりフェースのたわみを増幅させ、フェース全面で反発力を向上させるスリクソンZX譲りのテクノロジー。
後者は遠心力によるトゥダウンを抑え、ミート率を上げることでボール初速をアップさせる新技術です。XXIO本来の打ちやすさを求めるゴルファーはもちろん、さらに飛距離アップを目指すゴルファーにも最適な1本です。
メーカー | ダンロップ |
発売年 | 2021年 |
推奨レベル | 初中級者向け |
弾道方向性 | ドロー |
中古価格相場 | 27,000 ~ 40,000円 |
4位 SIM MAX
振りやすさを追求した高MOIヘッドは安定の飛び

SIM MAXドライバーはM6ドライバーの後継に当たるセミアスリートモデルです。低深重心設計と高慣性モーメントを実現するイナーシャジェネレーターにエアロダイナミクスデザインが採用されたことで、大型フェースでありながら空気抵抗を減らしてヘッドスピードがアップ。
また、フェースの反発性能がルールぎりぎりにチューニングされたスピードインジェクション、オフセンターヒット時の打ち出し角とスピンを補正してくれるツイストフェースも前作から引き続き搭載され、さらに高初速で曲がらない弾道を実現しています。
メーカー | テーラーメイド |
発売年 | 2020年 |
推奨レベル | 全ゴルファー向け |
球筋方向性 | ストレート |
ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 56° |
純正シャフト | TENSEI BLUE TM50 |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 298、SR / 296、R / 294 |
バランス | S / D2.5、SR / D2.5、R / D2.5 |
中古価格相場 | 14,000 ~ 22,000円 |
5位 ステルス
高初速・ロースピンで飛ばせるアスリートモデル

STEALTHは60層カーボンツイストフェースを初採用したモデルです。ドライバーフェースに比重の軽いカーボンを使うことで得られるメリットは、インパクトの効率が上がってボール初速がアップすること。
また、STEALTHではフェース面積をSIMやSIM2よりも2割ほど大きくすることができたため、安心感と寛容性が増しています。STEALTHはSTEALTH PLUS+とSTEALTH HDの中間のモデルですが、スピン量の少ない強弾道で飛びます。球のつかまりも抑えられているためヘッドスピードの速いゴルファーに適しています。
メーカー | テーラーメイド |
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ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 56° |
純正シャフト | TENSEI RED TM50 (’22) |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 302、SR / 300、R / 297 |
バランス | S / D3、SR / D3、R / D2.5 |
発売年 | 2022年 |
推奨レベル | 中級者向け |
球筋方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 20,000円 ~ 28,000円(税込) |
6位 SIM2 MAX
高初速・高弾道・直進安定性兼ね備えた現代の名器

SIM2 MAX(シム2 マックス)ドライバーは飛びと寛容性を両立させたセミアスリートモデルです。
ネック・ボディ一体成型のチタンカップフェース、カーボンクラウン、カーボンソールをアルミニウムリングで固定する革新的製法により生まれた大きな余剰重量を後方に配置することでさらなる低深重心と高慣性モーメントを実現。
さらにスピードインジェクションやツイストフェースといった従来技術との相乗効果により、高初速・高弾道の大きな飛びと多少のミスヒットならナイスショットに変えてくれるほどの直進安定性を兼ね備えたドライバーです。
メーカー | テーラーメイド |
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ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 56° |
純正シャフト | TENSEI BLUE TM50 (SIM2) |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 300、SR / 297、R / 295 |
バランス | S / D3、SR / D3、R / D3 |
発売年 | 2021年 |
推奨レベル | 全ゴルファー |
球筋の方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 27,000 ~ 36,000円 |
7位 G430 MAX
MOIはほぼ10K、直進安定性と高弾道が魅力

G430 MAXドライバーは歴代Gシリーズの直進安定性はそのままに飛距離性能を進化させたモデルです。
慣性モーメントは左右、上下合計で10Kに迫る9.7K。超極薄で反発エリアの広いフェースはオフセンターヒットでも初速のロスが小さく、最適化されたバルジとロール(フェースの曲面)がミスヒット時の打ち出し角とスピン量を補正してくれます。
さらにリアルロフトが大きめで適度なスピンが入るため安定した高弾道で飛ばせるクラブになっています。また、Gの唯一の弱点だった打球音も改善され厚めの打感で気持ちよく打てるようになりました。
メーカー | ピン |
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ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9°、10.5°、12° |
ライ角 | 59.5° |
純正シャフト | ALTA J CB BLACK |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
発売年 | 2022年 |
推奨レベル | 初中級者向け |
球筋方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 38,000 ~ 60,000円 |
8位 ローグ ST マックス
高いボール初速と適度なスピンによる安定した飛び

ROGUE ST MAX(ローグ ST マックス)ドライバーはROGUE STシリーズのスタンダードモデルです。あらゆる打点でスピン量と打出し角を補正してくれるFLASHフェースSS22とフェース全体の反発性能を上げてくれるJAILBREAK AIスピードフレームのコンビネーションは最強。
デザインの特徴でもあるタングステン・スピードカートリッジはヘッド挙動を安定させ、ボール初速を上げてくれるため高初速のストレートな弾道で飛ばせます。クラブ重量は軽すぎず重すぎず、スピンが適度に入るため初心者から上級者まで幅広く使えるドライバーとなっています。
メーカー | キャロウェイ |
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ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5°、12° |
ライ角 | 59° |
純正シャフト | VENTUS 5 for Callaway |
長さ | 45.5インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 307、SR / 305、R / 304 |
バランス | S / D3、SR / D3、R / D3 |
発売年 | 2022年 |
推奨レベル | 初中級者向け |
球筋の方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 22,000 ~ 34,000円 |
9位 M6
スピードインジェクションがルール上限の飛びを実現

M6ドライバーはカーボンクラウンとソールを採用したセミアスリートモデルです。余剰重量はソール後方のイナーシャジェネレーターに配置され、より低く深い重心位置とシリーズ最大級の慣性モーメントを達成。
ミスヒット時の打ち出し角とスピンを補正してくれるツイストフェースと相まって高い直進性と安定した飛距離を実現しています。さらに、このモデルはスピードインジェクションを初搭載。1個1個のフェースの反発係数がルール内最上限にチューニングされているため、どの個体も当たり外れなく最高のボール初速性能を発揮してくれます。
メーカー | テーラーメイド |
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ヘッド体積 | 460cc |
ロフト角 | 9.0°、10.5° |
ライ角 | 58° |
純正シャフト | FUBUKI TM5 2019 |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 299、SR / 297、R / 295 |
バランス | S / D2.5、SR / D2.5、R / D2 |
発売年 | 2019年 |
推奨レベル | 全ゴルファー向け |
球筋の方向性 | ストレート |
販売価格相場 | 12,000 ~ 18,000円 |
10位 G425 LST
強振しても大きなミスになりにくい強弾道と直進安定性

G425 LSTドライバーは男女ツアープロにも人気のあったロースピンモデルです。
小ぶりな445ccの洋ナシ型のヘッドは球が左に出るイメージがなくハードヒッターも安心して叩けます。前作G410LSTよりも打ち出しが低く、スピン量も少ないため風に負けない強い弾道で飛ばすことができます。
また、ヘッドサイズがコンパクトな割には十分に大きい慣性モーメントが左右両方向の曲がりを軽減してくれるので大きなミスになりにくく、可変式ウェイトによりコントロールされたドローやフェードを打つこともできます。
メーカー | ピン |
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ヘッド体積 | 445cc |
ロフト角 | 9°、10.5° |
ライ角 | 58° |
純正シャフト | ALTA J CB SLATE |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | X、S、SR、R |
クラブ重量(g) | S / 304 |
バランス | S / D3 |
発売年 | 2020年 |
推奨レベル | 全ゴルファー向け |
球筋方向性 | ストレート |
中古価格相場 | 26,000 ~ 35,000円 |
中古ドライバーを選ぶメリット・デメリットは?
メリット
やはり中古ドライバーのメリットは価格を抑えることができるということです。ゴルフのラウンドをするにはクラブ一式だけでなくウェアやバッグなどまとまったお金がかかるもの。その中で高価なドライバーを購入するのは少し気が引けるという方も多いのではないでしょうか。
始めたばかりであれば自分の癖なども分析しきれていない場合もあると思いますので、まずは知っているブランド、振りやすいものなど、中古のドライバーを試しとして使うのもいいでしょう。
中古とはいえ新しく綺麗なままのドライバーもありますし、買取保証のある中古ゴルフショップもあるので、それを利用するのもおすすめです。
筆者もドライバーをはじめ最初のゴルフクラブは中古ショップを何軒かまわり、店員さんや同行してくれた経験者の意見を踏まえながら購入しました。
デメリット
名前の通り、中古で出回るもののほとんどは型落ち品であるため、デザイン性に欠けたり、前の使用者によるキズがついていることも多くあります。これらが気になる方、新しいものが好きな方には中古よりも新品のドライバーがいいのではないでしょうか。
グリップの使用感が気になる場合は好みのものに張り替えることができますが、特にボールがミートするヘッド部分のキズなどは気になることが多いでしょう。
またリサイクルショップなどチェーンのゴルフショップなどではない所で購入したものや貰い物などは、少ないとはいえ故障の可能性もあるかもしれません。気持ちよくラウンドするためには中古であれ新品であれ、気に入ったものを使用するのが1番です。
初心者必見!ゴルフクラブのドライバーとは?
ドライバーとは基本的にラウンドの1打目に使用する、最もボールの飛距離を出すことのできるゴルフクラブのことを言います。
ヘッドと呼ばれるゴルフボールを打つ部分が他のクラブよりも大きく丸みをおびたフォルムとなっており、ボールに力が加わりやすいように軽量でスイングしやすい作りであることが特徴です。
ゴルフのドライバーの特徴
ゴルフクラブは大きく飛距離を出す「ウッド」と方向をコントロールしやすい「アイアン」に分類されます。ドライバーは飛距離を出すことに特化しており、加えて一般的にコースの1番最初に使用することが多いことから「1番ウッド」とも呼ばれています。
ドライバーの言葉の語源は英単語の「drive」であることから、ボールを遠くまで運ぶ、という意味を持っています。
ドライバーの飛距離は一般男性で約200〜250ヤード、女性で約150〜200ヤードです。ゴルフコースの1ラウンドは男性で約6000〜7000ヤード、女性で約5000〜5500ヤードなので、ホールの作りにもよりますが1打目にドライバーでしっかりと飛距離を出してボールを打ち込むことが大切です。
大きなヘッドで軽量なドライバーはスイングがしやすくボールに力が加わりやすいことをお伝えしましたが、シャフトが長く作られていることもクラブが振りやすくなる特徴のひとつです。
ティーアップしたボールに対し、ヘッドの重さとクラブ自体の軽量さを活かしてドライバーを振ることでボールが高く、遠くに飛んでいく仕組みです。
自分に合ったドライバーの選び方
ドライバーには重さやヘッドの大きさなどの違いによって様々な性能を備えています。ゴルフをこれから始めたいと思っている方に向けて、ドライバーをどのように選べばいいのかをポイントごとにお教えします!
総重量は振り切れる範囲でなるべく重いものを選ぶ
ドライバーは軽量であることが特徴であることをここまでお伝えしてきましたが、その中でもやや重めのものを選ぶことがおすすめです。男性であれば300g程度、女性は260g程度と言われています。
軽いものの方が少ない力で早く振ることができますが、総重量が軽すぎるとスイングのぶれに繋がり、ボールのヒット位置や打球の方向が不安定になってしまいます。
対して重いものを選ぶとスイングの力がしっかりとボールに加わりインパクトが強くなるため飛距離アップが期待できますが、重すぎてしまうとヘッドがボールに当たる前に地面に当たってしまったり、肩や腕を痛めてしまう心配もあります。
ドライバー購入時は試打場などで軽くスイングをさせてもらい、無理なく振れるものを選ぶことが大切です。その中で重いものを選ぶことで安定したスイングでボールにインパクトを与えることができます。
ヘッドの大きさで選ぶ
ボールとドライバーの接点となるヘッド。想像の通り、ヘッドが大きいとボールに当たる面積が広くなるので、ミート率が上がります。そのため初心者であれば、まずはヘッド体積の大きいドライバーを選ぶのがお勧めです。
ヘッドの大きさの上限は競技ルールで460ccまでと定められているため、この辺りのサイズを選ぶといいでしょう。
ヘッドが大きくなることでドライバーの平たい部分であるフェース面、及び芯の部分であるスイートスポットが広くなります。
ボールがヘッドの芯に当たることでスイングのパワーがボールに加わり飛距離が伸びますし、初心者にとって「ボールが当たる」という安心感は練習のモチベーションになります。
また、スイングや打点が安定しない初心者でもボールが曲がりにくく、飛距離のロスも少なくなることもメリットです。
自分のドライバースイングに合う性能で選ぶ
練習を重ねて自分のドライバースイングの癖がわかってきたという方はドライバーのモデルによってその癖を補うものを選ぶといいでしょう。
ドライバーのモデルには重心やこのあと説明するロフト角の大きさ、ヘッドの形状などの作りによりそれぞれの特性を備えています。
スライスしづらいもの、フックしづらいものという大きな特性のほかにボールが上がりやすいもの、強い弾道を打ちやすいものなど様々です。
初心者の悩みとして多く挙げられる聞き手の方向にボールが曲がってしまうスライスを補うモデルやボールが上がりやすいものがおすすめです。
もちろん原因を研究し練習することも大切ですが、あまりにも治らない場合などにはドライバーのモデルを選ぶ際にも店員さんにその悩みを伝えた上で決めていくという方法もおすすめです。
ロフトの大きさで選ぶ
ロフトとはクラブを地面に置いたときに、垂直線とフェースの平面部分が成す角度のことです。フェースが斜めであるほどロフト角は大きく、垂直に近いほどロフト角は小さくなります。
つまり、ロフト角が大きいとボールは高く上がりますが飛距離は伸びず、反対にロフト角が小さいとボールの弾道は低くなりますが飛距離が出やすくなるイメージです。
初心者にはボールが上がりやすいロフト角大きめのドライバーがおすすめです。男性は10.5度、女性は13度を目安にしてみてください。
ロフト角を選ぶ上で大きく関わってくるのがスイングのヘッドスピード。これが遅いとボールが高く上がらず、すぐに地面に落下してしまいます。スイングがまだ安定せずヘッドスピードが遅いうちは、ロフト角が大きめのドライバーを選んだ方がボールがしっかりと持ち上がり、遠くまで飛ばせる確率が高くなります。
シャフトの長さや硬さで選ぶ
クラブの棒の部分であるシャフトの長さと硬さによってもドライバーの機能は変化します。
まず長さについて、長いほどヘッドスピードが上がりやすくなりますがボールを芯で捉えるのが難しくなり、短いほどヘッドスピードが上がりにくく飛距離が出にくいですがスイングしやすくミート率も高くなります。
ゴルフを始めてすぐの頃はボールをしっかりとらえ、スイングを安定させるためにも短めの45.5インチ位のシャフトを選ぶといいでしょう。
またクラブをスイングしたときにシャフトがしなることにより、遅れていたヘッドが加速しながらボールにミートすることで遠くに飛ばすことができるため、シャフトの硬さもクラブ選びに欠かせません。
柔らかい順に「R」「SR」「S」「X」と表記され、スイングスピードがあまり速くない人であれば、しなりの効果が出やすい柔らかい「R」「SR」を選ぶのがおすすめです。
ドライバーの代表的なメーカー・ブランド10選
ランキングの前に、ゴルファーに人気のドライバーを販売している代表的な国内・海外メーカーを10社ご紹介します
キャロウェイ
ゴルフ4大ブランドの一角とされるメーカー。1991年の名器・ビッグバーサから今なお、「飛び」と「優しさ」のバランスにとても優れているのが彼らのドライバーです。
伝統的な作りを重んじるキャロウェイですが、近年はAIから導き出した革新的なテクノロジーを続々導入してきており、代表的なシリーズとしてパラダイム、ローグ、エピックが発売されています。石川遼などの日本人プロだけでなく、マスターズ王者のジョンラームもキャロウェイを使用しています。
テーラーメイド
古くはメタルウッドを生み出した始祖でもあり、4大ブランドの1つでもあるテーラーメイドの生み出すクラブは常に新技術と革新的な匂いに溢れています。
ドライバーではステルス、SIM、Mシリーズなど、次々と新たなブームを作り出し、近年ではキャロウェイと共にドライバーの2大ブランドと言えるほどの人気を得ています。使用プロにはタイガーウッズ、ロリーマキロイなどPGAのトッププロが多く名を連ねているのも特徴的です。
ピンゴルフ(PING)
こちらも4大ブランドの1つであるピンは「前作を超えなければ新作は出さない」という姿勢を頑なに貫く職人気質が、多くのファンの心を掴んでいます。
ピンを代表するドライバーのGシリーズは、ミスヒットしても”曲がりにくい”のが最大の特徴。一発の飛距離よりも堅実にフェアウェイを捉えていきたいゴルファーに幅広くおすすめです。契約プロには全英女子を制した渋野日向子をはじめ、そうそうたる飛ばし屋がPINGの安定感を求めて名を連ねています。
ダンロップ

スリクソンやゼクシオで知られる日本のゴルフメーカーで、初級者から上級者、老若男女までとにかく「使えるゴルファーの許容範囲が広い」のがダンロップです。
その筆頭とも言えるゼクシオシリーズは、ミスに優しくパワーに自信がない人でも飛ばせることで、2000年以降日本で最も売れたドライバー。対して松山英樹が使用しているスリクソンは上級者向けのラインで、その性能は海外ブランドに肩を並べたと言われるほど目覚ましい進化を遂げています。
ブリヂストンゴルフ
世界的タイヤメーカーでありながら、古くはジャンボ尾崎や宮里藍といったスーパースターが使用し、今も国内ツアーを支えているのがブリヂストンのゴルフクラブです。
日本のメーカーらしく、しっかり振っても右に行きづらい「日本人のスイングに合う」ヘッドを作らせたら右に出るものはいないと言っていいほど。ドライバーではTOUR Bが競技志向、JGRがエンジョイ志向とシリーズを分けていましたが、2021年にBシリーズとして統一されました。
タイトリスト
PGAツアーでのボールとドライバー使用率でNo.1を誇る、ゴルフ4大ブランドの1つ。昔から「いつかはタイトリストを」と言われるほど、今でも憧れをもって語られ、バッグに入っていると少し上手くなった気分になります。
タイトリストは、競技志向の難しいクラブで自分にはハードルが高いと思われがちです。しかし厳しいプレッシャーにさらされるプロがわざわざ難しいクラブを使うわけもなく、特に最近のTSRシリーズは100前後の腕前があれば十分優しさを感じられます。
ヤマハ
音響機器メーカーで有名なヤマハは1982年にゴルフメーカーとして参入し、まだ歴史は浅いものの、固定観念に捕らわれない発想力とパワー不足に悩むゴルファーを対象にしたクラブの開発で頭角を表しています。
代表的なシリーズ・インプレスでは、ドライバーはもちろん、アイアンでも徹底的に飛距離にこだわり、「飛び系アイアン」ブームの代表格に。上級者用のRMXはヤマハらしい音の心地良さで、賞金王の今平周吾などが使用しています。
本間ゴルフ
日本のゴルフメーカーとしては老舗に位置する、職人の匂い漂う玄人好みのブランドです。
上級者向けのクラブが多く揃い、価格も少し高めなので、ベテランゴルファー向けというイメージを持つ人が多いようですが、イ・ボミなど女子プロの使用率も高く、実はクラブの質や人と違うものを求める中級者にもおすすめできるブランドです。上級者にはT//Wシリーズ、初・中級者にはBERES(ベレス)シリーズがラインナップされています。
プロギア(PRGR)
横浜ゴムが手掛けている日本のゴルフブランドです。大々的な宣伝やプロとの契約が少ない為、ゴルフ好き以外にはあまり知られていないクラブですが、その実力は中・上級ゴルファーに高く評価されています。
約40年前に「ヘッドスピードに合わせたクラブ設計」を打ち出した世界最初のメーカーであり、今もなお科学的根拠に基づいた設計による独創的なクラブを生み出しています。言うなれば”国産の高級スポーツカー”という表現がしっくり来るブランドです。
ミズノ
約90年もの間ゴルフクラブを作り続けている、日本を代表するスポーツメーカー・ミズノ。世界で初めてチタン製ヘッドを発売したのもミズノで、技術力と品質管理の高さは疑う余地がありません。
実に玄人好みのクラブが多く、特にMPアイアンは「いつか打てる腕前に」と憧れる一品でもあります。ドライバーはライ角やバランスまで自分好みにカスタムしてオーダー出来るようになっているなど、用具にこだわりを持つゴルファーの情熱に応えてくれるのがミズノです。
まとめ
ゴルフをラウンドするにあたって大切な1打目を担うことになるであろう、ドライバーの特性や選び方、おすすめの商品について紹介しました。
ゴルフの上達には練習を重ねながら自分の課題や癖を修正していくことが大切ですが、自分に合った道具を使うことも同じくらい大事だといえます。
何より自分が気に入ったものを使用していると気分が上がりますよね。今回紹介したドライバーの特性や機能で選ぶもよし、デザインやブランドで選ぶもよし。ぜひ色々なものを試して、自分にぴったりの1本を見つけてくださいね!
ゴルフドゥ!オンラインショップ監修
2025年4月
記事編集者プロフィール
ゴルフドゥ!オンラインショップ編集部
会社名 | 株式会社ゴルフ・ドゥ |
所在地 | 埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-1 |
会社設立 | 2000年4月 |
お問合せ | https://www.golfdo.com/inquiry/ |