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≪2023年最新≫オデッセイのパターの特徴・魅力とは?選び方も解説!

ゴルフギアの選び方
オデッセイパターの魅力と選び方

ツアープロはもちろん、アマチュアの初心者から上級者まで腕前関係なく、幅広いゴルファーに人気のパターブランド「オデッセイ」。

豊富なヘッドタイプをラインアップし、毎年新たなシリーズを展開することで、パターのトレンドを作り出す先導者的存在と言えます。

そんな「オデッセイ」ブランドのパターを徹底解析。人気の理由、独自の技術、ヘッドタイプの選び方など特徴や魅力をじっくりとご紹介します。

オデッセイとはどんなブランド?

オデッセイ パターブランド

オデッセイは、総合クラブメーカーのキャロウェイが展開するパターブランド。もともとはオデッセイ・スポーツという単独のメーカーでしたが、1997年にキャロウェイに買収され、現在に至ります。

オデッセイのパターは、常に時代に合わせて進化をし続けています。進化の内容は、ヘッド形状、フェース素材、カラー、シャフトなど多岐にわたります。つまり進化し続けていることが、常に高い人気を維持できる理由なのでしょう。

オデッセイパターの特徴と魅力

オデッセイのパターの特徴は主に3つ挙げられます。インサート、多彩なヘッドバリエーション、幅広い価格帯です。

世界トップクラスのインサート技術

とりわけオデッセイパターの最大の特徴は、インサート技術といえます。フェース面上に樹脂やボディ素材とは異なる金属を使用した板状の素材を埋め込むことで、打感やボールの転がりをコントロールしています。

フェースインサート

時代のトレンドやボールの進化に合わせて、各年代のシリーズによって搭載されるインサートが異なり、打感に違いがあるのも特徴のひとつです。

多彩なヘッドバリエーション

多くのヘッドバリエーションを揃えるオデッセイ。パターはショットするクラブに比べて、ルールの規制が少なく、様々なヘッド形状が作成できます。

オデッセイは、その自由度を生かし、様々なヘッドを開発。たくさんのバリエーションを生み出すことで、多くの「名器」といわれるヘッドを世に送り出しています。

幅広い価格帯設定

オデッセイのシリーズは、お手頃な価格設定のリーズナブルなシリーズと先進的な技術と美しい仕上げにこだわったハイエンドのシリーズが存在します。

リーズナブルなシリーズでもインサートは搭載されているので、転がりなどの性能は高く、極端な性能差はありません。

気軽に手に入れられるモデルから、所有感の高いモデルまで、幅広い価格設定が初心者からツアープロまで幅広い支持を得ている理由のひとつでしょう。

オデッセイパターの選び方のポイント

パッティングは、打ち方にそれぞれ個性があり、使用するモデルによって結果は大きく変わってきます。オデッセイのパターはヘッドの形状はもちろん、ネックの形状、インサートの違いなど、様々なモデルが用意されています。自分にぴったりのモデルを見つけ出すために見るべきポイントをご紹介しましょう。

自分の打ち方タイプを知ろう

自分にぴったりのパターを見つけ出すには、自分の打ち方を把握することが大切です。パッティングには、大きく分けて3つに分類されます。

・タップ式
・ストレート型ストローク式
・アーク型ストローク式

構え方や手首を使って打つかどうかで分類され、それぞれマッチするパターが変わってきます。打ち方とパターがマッチすると、スムーズに打ちやすくなり、タッチや方向性が安定しやすくなります。

自分がどのような打ち方で打っているのかを把握するためのポイントをまとめた記事がありますので、そちらもご覧ください。

▶パターの形には見た目以上に意味がある

ネック形状

オデッセイには、同じヘッドでもネックの違うモデルがいくつか用意されています。理由はネック形状で性能が大きく変わるからです。

ネックの形状は大きく分けて5タイプあります。それぞれ「クランクネック」「ショートスラントネック」「L字ネック」「センターシャフト」「ベントネック」があります。

アーク型ストローク式のゴルファーは「クランクネック」「ショートスラントネック」「L字ネック」、ストレート型ストローク式のゴルファーは「ベントネック」、タップ式のゴルファーは「センターシャフト」がマッチしやすいです。

パター ネック形状1

パター ネック形状2

モデル選び

多彩なヘッドバリエーションは、オデッセイの得意とするところ。今まで名器といわれているモデルは、ブレードタイプからマレットタイプまで様々です。

ヘッド形状の違いは、アライメント、つまり目標への構えやすさ、そして重心位置の違いなどに影響します。同じヘッド形状でもウェートの位置の違いによって微妙に振り心地や特性が違うので、そういったところまで確認してモデルを選ぶと良いでしょう。

フェースインサートの違い

オデッセイのパターの多くは、フェースにインサートが搭載されています。インサートの役割は、打点が多少ズレていても転がりの差を少なくし、ボールにスムーズな転がりを与えます。

フェースインサートの違い

インサートは、モデルによって異なっており、打感や効果が微妙に違います。代表的なインサートは「WHITE HOT(ホワイトホット)」。適度な硬さを持つインサートでプロアマ問わず人気がありますね。

どれも良い転がりを与えるという効果は変わりませんが、打感には好みがありますので、柔らかい打感が好みでしたら「WHITE HOT XG」、硬めの打感が好みなら「DFX」というインサートがおすすめです。

オフセット量

オフセットとは、シャフト軸線に対して、どれだけフェースが後方に下がっているかを指す項目です。

オフセット

オフセットのタイプには、シャフトの右側のラインとフェースが重なる「フルオフセット」、シャフトの軸線、つまり中心とフェースが重なる「ハーフオフセット」、そしてシャフトの左側のラインが重なる「オフセットなし」があります。

オフセット量

このオフセットによる違いは、アドレス時のボール位置に影響します。ボールを右足寄りにおいてアドレスしたい方は、「フルオフセット」。左足寄りにおいてアドレスしたい方は「オフセットなし」のモデルがマッチしやすいです。

またオフセットの多い方が、インパクトまでの時間が稼げるので、右へのミスを軽減しやすいといった効果もあります。

シャフトの長さ

シャフトの長さは、パター選びの中でも重要なポイントの一つです。オデッセイのパターで用意されているのは、モデルにもよりますが、33、34、35インチの3種類あります。

パター長さ

適正な長さは前傾姿勢の深さや、スムーズにストロークできる手のポジションなどによって変わってきます。身長などでも変わってきますが、手の長さの違いによっても変わってくるので、お悩みの方は、まず34インチを選び、しばらく使用してみて、違和感があるようなら長さを変えてみると良いでしょう。

重さ

パターの重さは、モデルによって設定が異なります。
重量が軽めのモデルは、ストロークのテンポが速い方やタップ式の方にマッチしやすく、重めのモデルは、ストロークのテンポがゆったりとした方、ストローク式の方にマッチしやすいです。

グリップ形状

グリップの形状もモデルによって異なります。

細めのモデルは、リストが使いやすく、タップ式や手の感覚でコントロールしたい方にマッチしやすいです。

太めのモデルは、リストをロックしやすく、振り幅で距離感を出し、オートマチックにストロークしたい方にマッチしやすいです。

パターグリップ

オデッセイパターのおすすめ人気シリーズ10選

次に過去に発売されたモデルから新作まで交え、人気の高さや評価の高い10モデルを厳選してご紹介します。

2-ボール テン

2ボールテン

2-ボール テン(2-BALL TEN)は、オデッセイの代表的なアライメントである2-BALLと高い慣性モーメントが特徴のTENシリーズのヘッドを組み合わせたシリーズです。

ボールとほぼ同じ直径の2つの白いディスクがヘッド上部に並べて配置されており、これにより目標への構えやすさと残像によるストロークの確認のしやすくなっています。

高い慣性モーメントとマイクロヒンジ★(スター)インサートにより、ミスに強く安定した転がりを実現させています。

▶2-ボール テン シリーズのモデル一覧をみる

エクソー

エクソー
エクソー(EXO)は、外周部に比重の重いステンレスを、中央部には比重の軽いアルミを使用することで、適度なヘッドサイズでありながら高い慣性モーメントを実現した見た目以上にミスに強いシリーズです。

インサートには、柔らかさの中にしっかりした打感を味わえるホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサートを搭載。ヘッドのラインアップは5モデル用意されており、すべてがマレットタイプ。それぞれネック違いのモデルが用意されています。

▶エクソー シリーズのモデル一覧をみる

オー・ワークス

オー・ワークス
オー・ワークス(O-WARKS)は、多彩なヘッドバリエーションに加え、カラーバリエーションもブルーやピンクなどをラインアップするなど、これぞオデッセイといえるシリーズです。

カラーやネック違いのモデルを入れるとなんと60モデル以上にもなり、性能だけでなく、見た目にもこだわっています。

搭載されるインサートは、マイクロヒンジ・インサート。無数の爪上のヒンジがボールに順回転を与え、安定したパッティングが期待できるシリーズです。

▶オー・ワークス シリーズのモデル一覧をみる

ストローク・ラボ

ストローク・ラボ
ストローク・ラボ(STROKE LAB)は、STROKE LABシャフトという専用のシャフトを搭載しているシリーズです。

カーボンとスチールを組み合わせた仕様になっており、通常のスチールシャフトと比較して、約40g軽い重量に仕上げています。そうして生まれた余剰重量をグリップの手元側に配置することで、クラブ自体の慣性モーメントを高め、安定したストロークがしやすくなる優れものです。ブレードからマレットまで幅広いモデルが用意されています。

▶ストローク・ラボ シリーズのモデル一覧をみる

ヴァーサ

ヴァーサ
ヴァーサ(VESEA)は、ブラックとホワイトのカラーによるコントラストの効果を利用した構えやすさを追求したシリーズです。

フェースと平行に、色を交互に配置することでフェースの向きをより明確に把握できるようデザインされています。

ホワイトを基調としたホワイトヴァーチカルデザインとブラックを基調としたブラックヴァーチカルデザインがあり、モデルによって、フェースと直角に色を配置した横型モデルもあります。

▶ヴァーサ シリーズのモデル一覧をみる

ホワイト・アイス

ホワイト・アイス
ホワイトアイス(WHITE ICE)は、プロのフィードバックから生まれたWHITE ICEインサートを搭載したシリーズです。

2層構造を採用したインサートは、高い反発性能を発揮し、ソフトなフィーリングでありながら、しっかりとした打感と良い転がりが特徴です。

ダーク・ニッケルフィニッシュとツアーブロンズ仕上げの2種類があり、ネック違いを含め30モデル以上をラインアップしています。

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ホワイト・ホット

ホワイト・ホット

ホワイトホット(WHITE HOT)は、爆発的にヒットしたシリーズで、ホワイトホットインサートを搭載しています。

ボールのカバーと同じ素材を使うことで、エネルギー伝達率の高く、ソフトな打感が特徴。世界中のツアープロに長く愛され、数々の勝利に貢献しているインサートであり、日本では、過去に宮里藍や谷口徹などの選手が同シリーズを長く愛用していました。20年以上たった現在でも同シリーズのパターを使用するプロがいるほど長く愛されているシリーズです。

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ホワイト・ホットOG

ホワイト・ホット OG
ホワイトホットOGは、往年の名器であるホワイトホットシリーズのいわば復刻版です。同じフィーリングで耐久性を高めた新たなホワイトホットインサートを搭載です。

人気のヘッドモデルにアジャスタブルウェートを組み合わせています。OGとは「Old Gangstar」の頭文字で古き良きものという意味があり、過去のホワイトホットインサートを再現し、搭載した同シリーズにはピッタリのネーミングです。

▶ホワイトホットOG シリーズのモデル一覧をみる

ホワイト・ホットXG

ホワイト・ホットXG
ホワイトホットXGは、エラストマーコアをウレタンブレンドカバーで覆ったボールと同じ構造を持つXGインサートを搭載したシリーズ。

ホワイトホットインサートよりもややソフトな感触で、柔らかい打感を好むゴルファーに人気があります。ヘッドバリエーションも多彩で、ブレード型からマレット型、中尺や長尺までラインアップ。他のシリーズには採用されていないレアなヘッドモデルがあるのもこのシリーズの特徴です。

▶ホワイトホットXG シリーズのモデル一覧をみる

ホワイトホット プロ

ホワイト・ホット プロ
ホワイトホットプロは、ホワイトホットインサートを搭載し、ツアープロが好む遮光性に優れたガンメタルPVD仕上げを採用したシリーズです。

ブレードタイプ、小型マレット、大型マレットなど、定番かつ人気のヘッドを採用。シンプルなサイトラインが施されており、構えやすく長く使えると、どのモデルも高い人気を維持し続けています。

▶ホワイトホットプロ シリーズのモデル一覧をみる

まとめ

オデッセイのパターは、同じヘッド形状でもシリーズによってマイナーチェンジを繰り返しており、インサート、カラーもバリエーションがあります。

さらには、重さやウェートの搭載位置なども異なる同形状のモデルもあり、非常に奥深いです。まずは歴史あるオデッセイのパターの中から、お気に入りの1本を見つけてください。その1本を軸にネック違いなどのバリエーションをチェックすれば、さらなる自身に合ったモデルが見つかるかもしれませんよ。