ゴルフは自然が豊かな場所で行われるスポーツです。緑も多く、水辺もある為、「映えるスポーツ」という理由から、若い方の中にもゴルフに興味を持つ方が最近増えていると言われています。
さて、ゴルフ場の景色も、ゴルフ場で食べるランチも、「映える写真」を撮るのに困らないスポーツではありますが、ゴルフスイングが綺麗だとさらにインスタ映えすること間違いなしですよね。そこで今回は、さらに素敵なスイングになれるようなポイントを紹介します。
綺麗なゴルフスイングの2大要素はアドレスとフィニッシュと言われますので、特に今回の記事では、フィニッシュにフォーカスして美フィニッシュの作り方と、フィニッシュを決める利点をお伝えしたいと思います。
目次
フィニッシュを決めることのメリット3つ
フィニッシュを決めることは、見た目の美しさだけではなく、多くのメリットがあります。ここでは3つのメリットをまずご紹介して行きます。
フィニッシュはスイングの通信簿
バランス良く立てたカッコイイフィニッシュは、スイング動作中の力みや悪い動きが最小限に抑えられた結果決まるものです。
フィニッシュをしっかり決められない原因を探すと、ゴルファーそれぞれのフィニッシュが取れない理由が浮かび上がってきます。よって、その理由がミスショットの根本的な原因になってしまっている事が多いです。
腕の力みが強いスイングだと、腕の振りに身体の重心が崩されてしまいフィニッシュでバランスをキープするのが難しくなったりします。また体重移動がスムーズに行えてない場合だと、インパクト以降のフォロースルーでも体重が右足に残ってしまうなどの悪影響が出てしまいます。
その結果、アウトサイドイン軌道のクラブパスになってしまいスライスがでる原因にもなってしまうのです。この様にフィニッシュを華麗に決められるかどうかは、ゴルフスイング自体の通信簿の様な役割も担っている為、普段の練習からフィニッシュをしっかり決める事を心がけていきましょう。
ゴルフスイングに役立つ筋肉に刺激を与える
初めてゴルフスイングをする方に、理想的なフィニッシュの形を教えようとすると多くの方が”辛い”とおっしゃるのですが、この理由は筋肉の問題です。
ゴルフスイングは身体を捻る動作が多い為、普段使わない筋肉に刺激があるのは勿論なのですが、フィニッシュは格別に辛い感覚があるので、”辛い”感覚になってしまうのです。
特にキツく感じる部位に左の臀筋(お尻の筋肉)と右外腹斜筋があります。
・臀筋:臀筋(でんきん)とは、臀部に存在する筋肉の総称。
・外腹斜筋(がいふくしゃきん)は、腹部の筋肉のうち腹壁外側部を走る側腹筋の一つ。第5~第12肋骨外側面を起始とし、斜め前下方に走り、腸骨稜および鼠径靱帯、白線 (en:Linea alba (abdomen)) に付着する。
引用:https://ja.wikipedia.org/
これらの筋肉はインパクト時、ボールにエネルギーを伝え切るのに必要な筋肉です。練習でも確実にショットフィニッシュを決める事によって、ゴルフスイングに必要なゴルフ筋を鍛える事が可能になり、フィニッシュを怠けているゴルファーの練習より質の高い練習を積み重ねる事が出来ます。まさに日々の差が出るポイントなので集中して取り組んでみて下さい。
スイングが映える
「終わり良ければ全てよし」とはよく言ったもので、ゴルフのスイングもフィニッシュが決まればカッコよく見えてしまうものです。ダンス等でもポーズをしっかり決めれば、繋がりの動きも自然と上手くなっていくと教えたりするそうで、ゴルフも一緒だなと日々のレッスンでも感じています。
ゴルフの場合もアドレスとフィニッシュの2つのポーズをカッコよくする事によって、その間の動きがどんどんスムーズになっていくのをレッスンしていて何回も体感しました。
また怪我やベーススポーツの影響で癖のある動きをしてしまう方でも、フィニッシュを決める事によって癖だったものが味のあるスイングに変化したりもします。すぐに始められる美スイングへの道なので、フィニッシュを決めないのは非常に勿体ないですよ。
美フィニッシュを決める練習方法3選
それではここからは、具体的に美フィニッシュを決める為の練習方法3つお伝えしていきましょう。シンプルな練習ドリルも多いですが、是非じっくり取り組んで下さい。
右足トントンドリル
凄くシンプルな練習ドリルなのですが、フィニッシュを決めたら右足のつま先で地面をトントンとノックします。こうする事によって体重が左足に乗り切った、Iの字のフィニッシュを作る事が出来ます。
簡単でシンプルな練習方法ですが、やってみると意外にキツく感じます。上体がしっかりフィニッシュの体制のまま右足で地面をノック出来る様になりましょう。
3秒キープドリル
前述の「右足トントンドリル」が出来る様になったら、毎ショットのフィニッシュを3秒間キープすることにチャレンジしてみて下さい。
右足トントンドリルと同じで、しっかり左足に体重が乗り切ったフィニッシュを決める事が目的です。これは外の練習場でやる場合だとボールの目での追い方や着弾地点をしっかり目視する癖つけにも効果的です。
フィニッシュを決める人はロストボールも少ない傾向にあるので、スコアアップにも直結するスキルの一つです。
左片手フィニッシュドリル
綺麗な美フィニッシュの決め方として、左手が「蕎麦の出前持ち」の様な形でクラブを持つ事が重要だと言われます。
左足に体重が乗り切っても、右手のグリッププレッシャーが強いままで、首に巻き付かずに上体が突っ込んだ形でフィニッシュしてしまう方も多いので気をつけましょう。
フィニッシュを決めた後、気持ちでいいので、右手を離して左片手の小指から三本指でグリップしましょう。その後、左手の平が蕎麦の出前持ちの形になる様に気をつけてみて下さい。
基本的に右手のグリッププレッシャーが強いままのゴルファーは、インパクトゾーンでヘッドの走りをあまり感じられてない方が多いので、適正な力感でフィニッシュを取れる様になる事は、飛距離アップにも繋がります。
まとめ
以上がフィニッシュを決める利点と綺麗なフィニッシュの作り方でした、いかがだったでしょうか。教科書通りのフィニッシュも綺麗でカッコイイのですが、往年の名プレイヤー達が魅せる癖を磨き切った様な独特なフィニッシュも味があってカッコいいですよね。
綺麗のフィニッシュも味のあるフィニッシュも決めるという事に変わりはありません。一打一打しっかりフィニッシュを決めて、インスタ映えも上達も両方を手に入れていきましょう。