こんにちは!ゴルフ坊やだよ。
今日はゴルフを楽しむうえで、欠かせないアイテムのひとつ「ゴルフボール」についてお話するよ。
- ゴルフボールってたくさんの種類があるよね。でもスピン系とかディスタンス系とか説明が書いてあるけど、正直どれを選べば良いか良く分からないよね。
それって実際にはどんな効果があるのか?今回はそこを説明したいと思います!
目次
ゴルフボールって、なんでこんなに色々あるの?
ゴルフボールの種類はたくさんあるけど、もちろんこれには理由があるんだ。
それは、ヘッドスピードやスイングが異なると、同じボールでも効果や効能が大きく変わってしまうから。
ゴルフは、性別はもちろん、非力な人から筋肉ムキムキな人まで誰でも楽しめるスポーツ。クラブにもスペックや種類があるように、ボールも対象のゴルファーに合わせて最適なパフォーマンスが出るように開発されているから、種類がたくさんあるんだよ。
色んなタイプのゴルファーが効率良いボールを打てるようにたくさんのボールが開発されている。
間違ったボールを選ぶと飛ばないし、曲がる
- ボールなんてどれでも同じって考えている人もいると思うけど、それは大きな間違い。結論からお話しすると自分に合っていないボールを使っていると飛ばないし、曲りの原因にもなるんだよ。
ボールはクラブに比べて軽く見られがちだけど、実はクラブと同じぐらい重要な要素なんだ。ゴルフボールは、適度に潰れることによってその性能が発揮される。その潰れ方が少なくても、多すぎても性能は正しく発揮されないんだ。
ボールはインパクトで適度につぶれることで性能が発揮される。潰れすぎたり潰れなかったりすると飛ばなかったり、曲りの原因になる。
ゴルフボールの構造と種類
ボールを選ぶうえで大切なのが、そのボールがどんな性質を持っているかを見極めること。そのために簡単に最新のボールの構造を説明するね。
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最新のゴルフボールは複数の層になっている
最近のゴルフボールは中身が大体3層から4層になっているんだ。「3ピース」「4ピース」ボールって聞いたことないかな?
これはボール内がいくつの層になっているかを表しているんだよ。このそれぞれの層は、衝突エネルギーの大きさ、つまりヘッドスピードの違いによって反応する層が変わるんだ。
衝突力の大きいドライバーで打つと一番内側の層までエネルギーが届いて、ボール全体が潰れる。
逆に衝突力の小さいウェッジやパターで打つとエネルギーが内側まで届かず、外側の層までしか潰れない。この違いがスピン量や、打ち出し角に影響するんだ。
ピースの層が多いと、この違いが細かく設計できるからより高性能なボールが作りやすい。だから最近のボールは層の数が多いのがたくさんあるんだよ。 -
衝突力が大きいと内側の層まで、衝突力が小さいと外側の層まで潰れ、その反発する層によってボールの飛び方が変化する。層の数が多いほど、細かくボールの飛び方を設定できる。
ボールのタイプは大まかに2種類 スピン系とディスタンス系
- ゴルフボールのタイプはすごく大まかに分けると2種類に分類できるんだ。それは“スピン系”と呼ばれるタイプと“ディスタンス系”と呼ばれるタイプだよ。両方ともその名前の通り、スピンがかかりやすいタイプと、距離が出しやすいタイプのこと。
スピン量と一口に言っても、多すぎると空中で浮きあがる力が大きくなり過ぎて飛距離をロスしてしまうし、少なすぎると逆に浮き上がる力が減ってしまい早く落下してしまったり、グリーンに落ちた時に止まりづらくなる。
このバランスがとても大切なんだ。ゴルファーのほとんどは、飛んだ方が良いと考えているから、ついディスタンス系を選んでしまいがちだけど、ディスタンス系はスピンがかかりづらいボールが多く、これを使うと逆に飛ばなくなってしまうゴルファーもいるんだ。だからこそボール選びは、ちゃんと自分にあったボールを使わないとダメなんだよ!
やみくもにディスタンス系を選んでもスイングによっては飛距離をロスしてしまうゴルファーもいる。自分のスイングやヘッドスピードに合わせたボールを使うことで効率良い弾道が打ちやすくなる。
自分にあったボールを見極めるコツ
ボールの重要性は分かってもらえたかな?
じゃあ次は肝心の自分にあったボールの探し方をお話しするね。
まずはヘッドスピードに見合ったボールを選ぶ
- まず注目してほしいのは、あなたのヘッドスピード。
ボールには推奨ヘッドスピードっていうのが必ずあって、その範囲のゴルファーが使うと性能が発揮しやすくできているんだ。ヘッドスピードが凄く速いのに、女性向けや、シニア向けのボールを使うとボール本来の性能が発揮されず、スピンが増えすぎたり曲りが大きくなったりしちゃう。この適正ヘッドスピードはボールの箱やホームページに書いてあるからチェックしてみてね!ボール選びで最初に気を付けたいのは、自分のヘッドスピードにあっているかどうか? あっていないとボールの性能が発揮されず飛距離ロスや曲りの原因になる。
自分の球筋に合わせてボールを選ぶ
- 次にボール選びで大切なのが、自分が打つ球質に合わせてボールを選ぶこと。
スライス系のゴルファーはスピンが多めの方がほとんどなんだけど、スライス系の人がスピン系を選んでしまうとスピンがかかり過ぎてしまうんだ。逆にフック系のゴルファーはスピンが少ない方が多いのでディスタンス系を選んでしまうとスピンが少なすぎて早く落下してしまい飛ばなくなるゴルファーもいるんだ。
フック系の方はスピン系、スライス系の人はディスタンス系を基本にボールを選ぶと飛距離が得やすくなるよ。
スライス系のゴルファーはスピンが多め、フック系のゴルファーはスピンが少なめな方が多いので、それに合わせてスピンが適正に近づけるボール選びが重要。スライスでディスタンス系ボールを使えば無駄なスピンが減る(曲りが収まり飛距離も伸びる)フックでスピン系ボールを使えば足りないスピンが増える(飛距離が伸びる)
ある程度の期間、使い続けることが重要
今回はちょっと長めだったけどボールを効率良く思った通りに飛ばすには、ボール選びがとっても大切だということは分かってくれたかな?
ボールの選び方を簡単にまとめてみたから参考にしてみてね。
- 自分のヘッドスピードにあったボールを選ぶ
- スライス系の弾道の方は、ディスタンス系から選ぶと良い
- フック系の弾道の方は、スピン系から選ぶと良い
- とにかくボールの曲りを抑えたい方はディスタンス系を選ぶと良い
最近は、「第三のボール」と呼ばれるスピン系とディスタンス系の良いところを取り入れたタイプが出ているから、スライス系の人がもう少しスピンをかけたい、もしくはフック系の人がもう少し距離を伸ばしたいと思うなら試してみると良いよ。
同じボールを使い続けることで距離感やタッチがあってくる
大切なのは一度ボールを決めたらあまり種類を変えないこと。
ひとつのボールを使い続けることでアプローチやパターの距離感も出しやすくなるし、フルショットの距離も安定しやすくなる。このコラムを参考にして是非自分にピッタリのボールを探してみてね!
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