男性はもちろん、特に女性の悩みとして多いのがドライバーショットの弾道が低い事があげられます。冬〜春にかけての芝が薄い時期は、ランが出やすいので飛距離のロスは感じにくいですが、6月〜夏本番にかけては芝も青々としてランが出づらく、ラフ方向に飛んでしまうと着弾地点でボールが止まってしまったり、飛距離ロスに大きく影響したりします。
そこで今回は、ボールが上がらずに悩んでいる方に考えられる4つの原因と、その解消方法についてお伝えしていきます。
目次
ドライバーショットの弾道が低い4つの原因
まずは、考えられる4つの原因について検証していくことからはじめましょう。
バックスイングで捻転が浅い
バックスイングで身体の捻転量が浅いと、肩から先の腕の可動が増えてしまい、振り遅れや極端なダウン軌道の原因になってしまいます。アイアンやユーティリティー等の地面にあるボールを打つ場合と違い、ドライバーはティーアップをしてアッパー軌道でボールにコンタクトする必要性がありますので、アッパー軌道を作りやすい様にバックスイングで捻転をしっかりする事が大切です。
ダウスイングで上体が打ちにいく
ゴルフスイングが難しい理由として、足下にある小さなボールを打たなければならない事が考えられます。ゴルフは最も目から遠いボールを打つスイングスポーツで、視界の影響はスイングに悪影響を及ぼします。
特に平均スコア100〜120の方に多いのが、ボールに当てたいと思えば思うほど、頭がボールサイドに突っ込み上体が打ちにいく形になって、クラブヘッドの入射角がダウン軌道になり弾道が低くなってしまいます。
ボールポジションが間違っている
アドレスを正面から見た時に、ボールの位置が真ん中により過ぎているのも、スイング軌道がダウンになり、ボールの弾道が低くなる原因になります。
クラブスペックがマッチしてない
ボールポジション、バックスイング、ダウンスイングとそれぞれの課題がクリアしているのに、弾道が低いままだという方に考えられるのが、クラブスペックが適正でない可能性があります。
それぞれのヘッドスピードに合わせた、シャフトの硬さやロフト角のドライバーを使う事が大切です。ゴルフスイングは8割クラブに依存するので、自分に合ったクラブを使う事が上達の近道でもあります。
ドライバーの弾道が上がらない4つの理由の解消方法
それでは、弾道が上がらない場合の原因究明ができたら、次に解消方法を確認していきましょう。
バックスイングで胸の正面をしっかり右に向けるイメージを持つ
「ボールが上がらないと悩む方」と「スライスに悩む方」には共通点があって、アウトサイドインのダウンブロー起動という特徴があります。
よって、スライス解消方法と同じく、しっかり捻転したバックスイングをする必要があり、その時のイメージとして自分の胸の中心を真右に向けるイメージでバックスイングしてみて下さい。そのイメージだけでもスムーズに捻転できる様になる実感が得られると思います。
右片足打ちドリルでクラブヘッドのリリース感を養う
ボールポジションは右足のインサイドの延長線上に置いて、左足は後ろに引いて爪先立ちの状態になっていただき、右片足立ちの状態でスイングするドリルです。
この状態でスイングすると、上体が突っ込む動き=バランスを崩してしまう事に繋がります。
右片足でスイングする事によって、上体で当てにいくスイングではなく、クラブがリリースされ当たるスイングを体感できると思うので取り入れてみてください。
ボールポジションを適正にして、アッパー軌道にスイングできる準備をする
ボールポジションに関しても、ボールに当てたいという気持ちから、ポジションが真ん中寄りになってしまうアマチュアゴルファーの方がよく見受けられます。
1.2でも書きましたが、弾道が低くくなる原因はダウン軌道でスイングしてしまう事が大きく影響し、ボールポジションが真ん中に寄る程その傾向が強くなります。
試して頂きたいポールポジションの作り方としては、左脇の正面にボールがくるように構えてみて下さい、そうする事によってアッパー軌道にスイングできる最適なポジションで構える事が可能になります。
自分に合ったクラブを探す
根本的な原因として、合わないクラブを使っているアマチュアゴルファーの方も非常に多いです。
上司や先輩から難しいクラブを譲り受けて「コレが打てる様になれば、自分で買うクラブが優しくなるよ」など巨人の星的なアドバイスを貰っている初心者ゴルファーも多いのではないでしょうか。
自分に合ってないクラブで練習を始めるのは、サイズの合ってない靴でジョギングを始める様なものです。怪我にも繋がりますし、フォームも定まりません。
ゴルフショップでのフィッティングなども受けてみて、クラブの事を知るのもゴルフの楽しみ方の一つと上達への近道です。
以上がドライバーの弾道が上がらない、アマチュアゴルファーに向けた4つの原因と改善ポイントです。
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
アッパー軌道にスイングできる事と、ドローボールを打てるスイングになる事は同じと言っても過言ではありません。正しい、アドレス→バックスイング→ダウンスイングと身につけ、高弾道なドローボールを身につけて頂きたいです。
また自分に合ってないスペックのクラブは、スイングの上達の妨げになってしまうので、ぜひお近くのゴルフドゥ!のお店の人に相談してみて下さい。