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ダウンブローの打ち方とコツを身につける練習方法

スコア100切りのコツ
ダウンブローの打ち方とコツを身につける練習方法

アイアンは「ダウンブローに打ち込みなさい」とどこかで言われた事があるかと思います。そもそも、なぜダウンブローにしなくてはいけないのか?をきちんと把握していただくために、今回はダウンブローを正しくイメージし、コツを習得できるまでのポイントをご紹介します。

ダウンブローを正しくイメージしよう

まずダウンブローを分解し、正確に理解し、イメージを固めましょう。

なぜダウンブローが必要なのか

「なぜダウンブローにしなくてはいけないのか」の問いにすぐ答えられる方は意外に少ないのではないでしょうか。アドレスした時にボールとクラブ位置に着目してほしいのですが、構えた段階ではクラブはボールの真横に位置します。ここから振り上げ始め、再び元のポジションにヘッドが戻るのがナイスショットと勘違いされている方が多いのが実状です。

実は構えた段階ではすでにダフっている状態です。振り降ろされて元の位置に戻ったら間違いなくダフリになります。すなわち、アドレス時のヘッドポジション(最下点)とインパクト時の最下点は異なる訳です。

ダウンスイングでは左足に重心が大きく移行し、スイング軸もやや左へ移った所でインパクトを迎えれば自動的に最下点がボールの左側になるのでダウンブローの形になります。

ちなみにですが、「ダウンブロー」は日本でしか通じない完全な和製英語です。正しくは「ディセンディングブロー」と表現します。この機会に正しくかっこいいゴルフ用語を覚えましょう。

反対の「アッパーブロー」、正しくは「アセンディングブロー」と言います。「ディセンディングとアセンディング」、通なカッコイイ言葉に聞こえますね。ここでは一応ダウンブローで統一します。

なぜダウンブローにならないのか、できないのか

誰もが憧れる「ダウンブロー」ですが、クラブヘッドを闇雲に上から叩きつける様に打っても結果は良くありません。あまりにも鋭角的に打ち下ろしても望む弾道は出ないでしょう。

TV中継などで頻繁に目にするのが、打ち終わった後にボールの先の芝生が削り取られて飛んで行くシーンです。あれはまさしくボールの先がスイング軌道の最下点になっている証拠です。

ダウンブローにならない、ターフが取れない方の特徴は主に下記の3です。自分が当てはまっていないかを確認してみましょう。

重心が右残りのダウンスイング(スピンアウトまたはリバースピボットという)

トップでは重心が右足に多く乗っていますが、そのままの状態でインパクトを迎える状態ですと適正な入射角でインパクトが行えません。このような方はクラブの動かし方ではなく、身体の動きを再チェックする必要があるでしょう。

コックが早い段階でリリースされてしまう(キャスティング、アーリーリリースという)

これはほぼグリップの力が強い方に多く見られる現象です。力が入れば入れるほどダウンスイングでは手首のコック角が早く解放されてしまいます。これでは入射角は極めて浅くなり、チョロやダフリも多く、多くのミスが出やすい状態です。それだけならまだしも、左足下がりの傾斜は全く打てなくなりますので早めのスイング修正が必要です。

インパクトでフェイス面が上向きになってロフトが増えたインパクト(尻餅インパクト)

後述しますが、ダウンスイングではダウンブローになる事でインパクトではロフトが立ち、しっかり距離が出る形になります。インパクトで左手が甲側に折れてロフトが増える状態ですとヘッドのバンスが先に地面に接触してターフを取ることができません。

目的はロフトを立ててインパクトする事

ダウンスイングで正しく左重心になり、コックも長い時間キープされていれば基本的にはダウンブローになっています。ただし、インパクトでは左手の甲がきちんと伸ばされ、右手がやや甲側に折れている事を確認しましょう。左手の甲が伸び、右手は甲側にやや折れていればロフトが立っている証拠になります。

このままインパクト以降はクラブヘッドのリーディングエッジでボールの先の芝生を削ってターフが取れていきます。基本的にクラブが短くなればなるほどスイング軌道はアップライト(縦軌道)になりますので自然にターフが多く取れるようになります。

また、反対に長いクラブはスイング軌道がフラット(横軌道)になるのでターフは取れにくくなるでしょう。

ダウンブローの習得方法

次にダウンブローの習得方法をご紹介します。

テープを使ったヘッド入射角の確認方法(後方・前方)

日頃の練習で、自分のクラブヘッドがボールに対してどこに落ちてきているかを正確に把握しながら練習している方はあまり多くありません。練習場に行ってしまうとどうしてもクラブの最大飛距離を求めて練習しているからでしょう。可能であれば時間を作って、自分の欠点とじっくり向き合って練習したいものです。

使用クラブはアイアンであれば何番でもOKですが、最初は入射角度がイメージしやすいショートアイアンから始めてみてはいかがでしょうか。

ボールの先にテープを貼り、インパクト以降で貼ったテープを剥がせていればOKと比較的簡単な練習方法です。剥がせる頻度が多くなったら徐々に長いクラブに挑戦してみましょう。

また、ボールの先のテープも徐々に遠くに貼ればインパクトゾーンが長くなり、しっかりターフが取れる様になるはずです。逆に、ボールの後方にテープを貼るのも有効です。この場合はボールの後方5㎝程度の箇所に貼ってみましょう。今度はこのテープを剥がしてはいけません。もし剥がれた場合はまだまだダウンブローとはいえません。

鋭角な入射角を意識(右足を高く・左足下がりなど)

鋭角な入射角を意識(右足を高く・左足下がりなど)
先述の練習ドリルが難易度1とした場合、こちらのドリルは難易度2になります。通常スイング練習でOKですが、その際に右足を高くして入射角を鋭角にイメージする事です。右足が高くなることで右重心にはなりにくく、左足重心が協調されます。

もちろん最初は下半身の不自由さを感じ、ボールも上がりにくいですが、入射角を鋭角にすることが目的なので地道に取り組んで頂ければと思います。

この様な地味で大げさなドリルをする事で細くて小さいイメージが太く大きいイメージに変化していきます。これも短いクラブから徐々に長いクラブへ変えていきましょう。

右肘と右手首のおおよその角度

右肘と右手首のおおよその角度
ダウンスイング中、各ポジションの角度は、右手首はトップで作られた角度のまま腰の高さまでキープ。右肘は前腕と上腕で概ね90度の角度をキープさせて腰の高さまで降ろせるようにしましょう。手元が腰の高さまで降りてきたらクラブヘッドはまだ手元より高い位置にあるのが理想です。

把握するために自分のスイング映像を観た時に、手元が腰の高さまで降りてきた所で止めてみましょう。この時に手元よりヘッドが下がっている方は改めてスイング見直しが必要でしょう。加速も出ず、かなりの飛距離ロスに繋がってしまいます。

ダウンブローにするための意外と知られていない重要なポイント

最後に習得する際に見落としがちな重要ポイントを解説します。

スパインアングル

スパインアングル
たとえ上記の動きを習得しても、アドレス時の前傾角度が保たれていないとダウンブローにはなりません。インパクトゾーンを長くするための前傾角度をキープするするコツが有ります。

それは肩のスイッチです。前傾をして回転するので必ずトップでは左肩が下がった形になります。ダウンスイング以降、インパクトまではこの左肩の位置に右肩が入れ替わっていることがポイントです。

ほとんどの方はインパクトではトップでの左肩のポジションより右肩は高くなり前傾角度が浅くなっています。鏡を見ながら「肩のスイッチ」にも時間をかけてみてください。

左重心

肩スイッチと併用して行って頂きたいのが、必ず左足重心でスイッチする事です。これが右重心ですとほぼダフリになってしまいます。左足に体重を乗せながら回転して肩スイッチをしましょう。

右重心の方は伸び上りの傾向も強いのでダウンブローはとても難しくなります。左に踏み込んでからのインパクトと常に意識しておきましょう

まとめ

スイングで一番スピードが出ていて一番意識しづらく、一番難しい箇所である事を念頭に練習に取り組みましょう。ダウンブローはすぐに身につく動きではありません。焦らずにゆっくり少しずつ反復に反復を重ねて習得してください。

指や手元、手首、腕の力が程よく抜けていればタメの時間も多くなり、腕のしなやかさが生まれ、結果的にダウンブローがしやすくなりますよ。