目次
- 1 アイアンの形状の話。“良い顔”ってどんな顔?
- 2 アイアンの顔は弾道のイメージにつながる大切な要素
- 3 上級者の言う“いい顔”とは、自分の「嫌な動きをしにくい」形
- 4 アイアンの形状には設計上の打ちたい弾道が現れる
- 5 ここが厚いとやさしく見える トップブレード
- 6 これがあるとスライスしにくい【グースネック】
- 7 好きな顔の特性を覚えよう
- 8 自分の嫌なミスが出ないような顔が好みの顔になりやすい
- 9 自分の好みの顔の傾向を知れば結果もついてくる
- 10 自分が好きな顔は操作性重視? それともやさしさ重視?
- 11 トップブレードの厚いクラブ
- 12 トップブレードが薄いクラブ
- 13 グースネックのクラブ
- 14 ストレートネックのクラブ
アイアンの形状の話。“良い顔”ってどんな顔?
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みなさんこんにちはゴルフ坊やだよ!
皆さんは、上級者の方がアイアンを構えて「良い顔しているね~、このアイアン」なんて会話しているところを聞いたことがないかな?上手い人が“良い顔”と呼ぶそのアイアンを見て
何のことなのかピンと来なかった経験を持つ人は結構いると思うんだよね。今日はアイアンの“顔”についてご説明しちゃいます。
これを読めば自分が構えやすい“いい顔”のアイアンが見つかるかも!
アイアンの顔は弾道のイメージにつながる大切な要素
上級者の言う“いい顔”とは、自分の「嫌な動きをしにくい」形
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アイアンは、やみくもに飛距離を求めるものではなくって、グリーンにあるカップに近づけるために左右はもちろん、前後もバラツキをなくしたいクラブ。
だからこそミスにつながる要素は極力なくしたいよね。
それは実際の性能面だけじゃなくって、視覚的、つまり見た目で「そんな気がする」っていうところにもあるんだ。
上手い人ほど打ち慣れてる分、自分のミスが出やすそうな形をしているとアドレスした時に違和感を覚える、ってことなんだよ。それがアイアンの形状、つまり“顔”に対する印象になるんだ。
上級者は、経験が豊富な人ほど色々なアイアンを打っているので、形状によってどんなボールが出やすいのかを感じ取りやすい。だから顔にこだわる人が多いんだよ。
アイアンの形状には設計上の打ちたい弾道が現れる
ここが厚いとやさしく見える トップブレード
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アイアンを構えるとフェースの上に見えるラインをトップブレードと呼ぶんだけど、アベレージモデル、つまり操作性よりもミスの許容性を重視したアイアンは、このトップブレードが比較的厚くなっているんだ。
これは芯を外した時にヘッドがブレないように重い部分をヘッドの周りに持ってくる必要があるからなんだよ。
逆に操作性を重視した上級者向けのアイアンは、ヘッドを返しやすくするために、あまりヘッドの外側に重さを配置できないから、トップブレードは薄めになっているんだ。最近はボールを上げやすくするために低重心のアイアンが多いけど、実は、重心が低くなればなるほど芯から上のミスには弱くなっちゃうんだ。
だからこそ低重心を保ちつつ、芯から上のミスをカバーするためにフェース周辺の重さをトップブレードに移動させて芯より上のミスに対してもヘッドのブレを防げるように工夫しているんだね。
これがあるとスライスしにくい【グースネック】
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グースネックは、構えた時にフェースが後方に引っ込んでいる形状の事を言うんだ。
こういう形のアイアンは、グースネックになっていない、ストレートネックのアイアンと比べてボールに当たるタイミングが遅くなるので、インパクトでフェースをスクェアに戻しやすくボールをとらえやすくなるんだ。
ただ、その分ヘッドの操作性は落ちてしまうのでボールを曲げることが難しくなる。
だからアベレージ向けアイアンはグースネックになっていることが多く、上級者向けのアイアンは、ストレートネックかほんのちょっとだけグースネックになったセミグースなんて呼ばれる形状になっているんだよ。
好きな顔の特性を覚えよう
自分の嫌なミスが出ないような顔が好みの顔になりやすい
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アイアンの形状には意味があることは理解してもらったかな。
では何でアイアンの顔の好みって生まれるんだろう?それは「自分が嫌いなミスが出そうな顔を嫌がるから」なんだ。
誰だって、ミスが出そうな気がするクラブは嫌な感じがするよね。逆に言うと自分の打ちたい弾道が打ちやすそうな形状をしていればそれは自然と好きな顔になっていくんだよ。
誰もが初めてゴルフクラブを始めて構えた時は、好きも嫌いもなかったはずだよね。
上達するにつれて形状に好みがついていくのは、自分が構えた時の印象に合わせて「その時に打った弾道」が染みついて記憶に残っていくから、自然と自分が思い通りの弾道を打てなかったアイアンは嫌いな顔になっていく。つまり、思い通りの弾道が打てたアイアンはいいイメージとして記憶に残るから好きな顔としてインプットされていくんだよ。
もう一つ、好みの顔を決める要素としてあるのが、最初に使ったアイアンの印象。
最初のアイアンの形状が記憶として強く残り、違和感が少ないから自然と似た形状のアイアンを選んでしまうなんてこともあるんだ。 -
自分の好みの顔の傾向を知れば結果もついてくる
自分が好きな顔は操作性重視? それともやさしさ重視?
今回説明したトップブレードとネックの形状は、アイアンの形状と性能に大きく違いが出る部分だったけど、
それ以外にもトウやヒールの形状みたいに、アドレスした時の見え方に違いが出る部分もある。
これは性能にはあまり影響はないけど、構えたときの「イメージ」に影響する部分だね。
メーカーによって同じような性能のアイアンを作っても顔は微妙に違うのはこういった部分の見え方によるものなんだ。
好きなアイアンの顔は、完全な個人の好みだから無理に人に合わす必要は全くない部分。
上手い人が「いい顔!」と言ってもそのアイアンが貴方にとってもいい顔とは限らないからね。
でも、それで良いんだ。
それより「自分の好みの顔が、どんな性能を持つアイアンなのか」を知っておくことで
よりミスショットを減らすことができるから、それを覚えておく事の方が重要だね!
- トップブレードが厚いアイアンはミスに強いが操作性は高くない
- トップブレードが薄いアイアンは操作性が高いがミスに強くない
- グースネックの大きいアイアンはスライスしづらいが操作性が高くない
- グースネックの小さいアイアンは操作性が高いがスライスしやすい
自分の好みの顔と使いたいアイアンの傾向がズレていると余計なミスが生まれやすいから気を付けてね。
まずは今使っている自分のアイアンの顔が気に入っているなら、どういう傾向のクラブか、改めて見てみてね。
その形状の意味を知るだけでも、ミスが減っちゃうかも!
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トップブレードの厚いクラブ
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トップブレードが薄いクラブ
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グースネックのクラブ
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ストレートネックのクラブ
※平均売価は、2018年2月6日現在の当社売価となり、価格は随時変動しますのでご了承下さいませ。
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